ナイトクローラーのレビュー・感想・評価
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ジェイク・ギレンホール氏の演技力!
主人公の目が既に危険人物に思える程にキマっていて演技力の高さが伝わってきた。
昨今のお金になれば、目立てればなんでも良いをそのまま映像にした様な作品で、より過激を求めて周りに被害をもたらす様な行為がお金に変わらない時代が来て欲しい
ベストオブキモ主人公 ※褒めてる
闇のサクセスストーリー
予想を裏切られて面白かった
普通の人間が過激なことに手を染めて、精神的におかしくなっていく話なんだろうと決めてかかって観たが、そうではなかった。主人公のルー・ブルームは登場当初からサイコパスだったのが予想を裏切られて面白かった。
まず、フェンスやマンホールを盗んでスクラップヤードに売って生計を立てている時点で普通じゃない。そして、ルーの周りには親しい友人、家族、恋人、職場の同僚等が誰一人出てこない。そういった点から、彼がどんな生い立ちなのか、周囲からどのように見られてきたのか分かってしまう。彼の行動から、周りの人間は自分の駒だと思っていて、利用価値の有無でしか見ていないことが分かる。
パパラッチの仕事が儲かりそうだと判断して、業務未経験にも関わらず、すぐに無線やカメラを準備して事業にするルーの行動力やフットワークの軽さは凄い。個人事業主として始め、最終的には法人化しているので、そういった点は素直に尊敬する。悩むよりもとにかく始めてみる、純粋に利益を追求する、そして自分のやりたいようにやる意識が強い人間なので、起業には向いているのだろう。同種の起業家は一定数いそうだと思った。
特ダネを追い求める男の行く末を見守る
いつかに映画館で予告を見てタイトルが記憶に残ってたのでAmazonPrimeで視聴。
しがないその日暮らしの男が、パパラッチに目覚め、没頭していく話。いつか男は過激な映像を求めて、ありとあらゆる手段を使うようになる…………。という感じ。
話の性質的にハッピーな話ではないのだが、こういう世界もあるのか…と興味深い話だった。見終わった後は結構沈んだ気分になるので、自分が知らない業界の闇を知りたい気分の時とかにおすすめ。
終盤さえよければ
冷徹な眼差し、歪んでいく心
警察の緊急無線を傍受し、事件・事故現場に急行し撮影。その映像をテレビ局に売るフリーランスのカメラマン、ルイスをジェイク・ギレンホールが熱演。
たに冷徹に特ダネを追う。その行為が徐々にエスカレートしていく。吸い込まれそうな程に大きな青い瞳のジェイク・ギレンホールの鬼気迫る演技から目が離せなかった。
テレビ局のニュース番組担当ディレクター、ニーナを演じたレネ・ルッソが色っぽい 💋
苦悩に歪む顔もまた美しい。
日々目にするニュース映像。複雑な思いに。
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (吹替版)
ジェイク・ギレンホールの鬼気迫る演技が最大のみどころ
スクープを狙うパパラッチ。徐々に過激になり…
スクープ映像に取り憑かれた男
儲かるという理由でパパラッチになった男が、スクープ映像に取り憑かれた。
最初は単に現場に行って撮るだけだけだったが、次第に衝撃的な映像を撮るために色々細工するようになっていく。その過程が面白かったです。
邪魔になった同僚を犯罪者に射殺させるシーンもちゃんと撮っていたのは、彼の異常性をよく表していて良かったですね。
続編もありそうな感じですね。
見応えはあるけど、主人公に共感できない
最近は、YouTubeやSNSに動画をアップする個人の映像をニュースで流すことがよくあり、リアルで刺激のある報道にひと役買っていますが、そのたびにいい知れぬ違和感に捕らわれるものです。
それは、現場での優先順位が逆転していることによる倫理観の崩壊から来るもので、時に事実をねじまげて伝えることによって観る者の目を釘付けにしてしまう効果を生み出します。
私がこの映画に期待したのは、それによってのし上がった男は、いずれ何かの報いを受け、手にした栄光の座から転げ落ちるさまを見ることだったのですが、そうはなりません。
その過程を描いた映像は、刺激的で、文字通り手に汗握る展開が続き、一発の銃声に首をすくめてしまうほどリアルです。
面白いけど、好きにはなれない映画で、なんとも言えない後味の作品でした。
2015.9.3
命よりネタ 社会の闇
アメリカン・パパラッチ
今や、スマホの普及によって、いつでも誰でも、事件事故現場に居合わせさえすれば、スクープ映像の撮影が可能になった現代。先日の阿部元首相が襲撃された現場のニュース映像も、殆どが一般市民が、安倍元首相が演説するということで、偶々、撮った映像だろう。
そんな中、アメリカには、そうした事件や事故の映像を、警察や消防無線を傍受して、いち早く現場に駆けつけて、スクープを狙うパパラッチが、今も職業として存在する。本作は、何をやってもダメな男ルイスが、偶然通りかかった事故現場でスクープを掴むパパラッチの存在を知り、これならばと奮起をし、ロスアンゼルスの街を駆け巡り、より残酷で過激な映像を求めていくストーリー。
ロスアンゼルスという、一見華やかな街の裏には、様々な事件が多発している。そんな危険な街の夜を舞台に、ルイスは、無謀に、且つ冷静に、その現場を撮り続ける。決して、被害にあった者への同情や慈しみの欠片もなく、冷静に撮り続ける様は、気味悪ささえも伝わってくる。より過激な現場となるように、自分で事件を捏造し、自分の助手をも巻き込んでまで、意図的に悲惨な状況を創り上げるルイスの姿は、サイコパスの様相を呈している。
そんなルイスを演じるのが、『ライフ』や『プリズナー』等でも魅力的な演技を見せたジェイク・ギレンホール。一度見たら、印象に残る堀の深い目鼻立ちで、本作のアウトロー的な、獲物を狙うハイエナの様な目つきに、よくマッチしていると思う。これまで、どちらかと言うと、正義側を演じることが多かったジェイクスの新たな魅力を感じるサスペンス作品に仕上げている。
パパラッチ?
気持ち悪いですよ
野次馬的好奇心を刺激する面白さ
しがないチンピラ犯罪者がフリーの報道カメラマンとなり、 口八丁手八丁の才能と目を見張る行動力でスクープを連発。 やがて、テレビ局の信頼を得て成功していく…。
常識から逸脱した犯罪者のメンタリティが、なぜここまで受け入れられ、社会的な成功を得られるのか。 しかも、成功の舞台は、常識社会の牙城であり、悪から市民を守るはずのテレビメディアであるのに…。 なかなかに珍しい面白さを持った刺激的作品だ。
爽やかなサクセスストーリーではない。 主人公の男がテレビ局に素材の売り込み始めた段階では、成り上がりの高揚感を共有できるが、 その思考と行動は一線を越えており、すぐに共感はなくなる。 警察無線を傍受し、スピード超過で現場へ向かい、被害者宅に不法侵入し、血まみれで死んでいる被害者を冷徹に撮影する。
この男は、犯罪者としての腐った性根をそのまま活かし、報道カメラマンとしてのアイデンティティを築こうとしているかのようだ。 しかし、男の行動には、明らかにジャーナリストの使命感とは違う、罪を犯そうとする時の犯罪者のギラギラとしたモチベーションを感じる。
逆に言うと、ファインダー越しに取材対象を見ている時のジャーナリストは、この作品の主人公と紙一重だということだ。 ギルロイ監督は、 情動にも常識感覚にも順法意識にも欠けた犯罪者と、視聴率という金儲けの指標にしがみつくテレビメディアとは、同じ次元で呼応し得るのだと言いたかったのだと思う。 どちらもまともでない者同士、類は友を呼び合うのだ。
作品の面白さは、しっかりとした構成にある。 罪を犯してスクープを連発するフリーカメラマンに対し、道義や法律よりも結果を優先するニュース番組のディレクター。 常識感覚を持つ底辺のブルーカラーと、常識感覚が欠落した高収入のホワイトカラー。 これらの対立軸の中で主人公の歪んだ個性が炙り出されると同時に、 テレビメディアの抱える矛盾と欺瞞が見事に浮かび上がる。
一方、 ストーリー展開は単純で、 破滅的にも見える主人公の直線的な行動は、結果的にすべてうまくいく。 劇的な結末も、どんでん返しもなく、犯罪者が社会の偽善と同調することに成功する姿を見せつけられるだけだ。
結局、この作品を面白いと思うのは、 「歪んだサクセスストーリーと現実の裏側」 を覗き見てみたいという、 無責任な野次馬的好奇心があるからだろう。 実は、視聴者である我々も共犯なのである。
特ダネ
…どうしたらテレビ局の好む
特ダネが撮れるのか
不法侵入は当たり前殺されている人の
状況も抜かりなく撮っていく
この辺りから…主人公がおかしい
法を犯してると思うけど…
女性のプロジューサーに買われて
順調にいきはじめる
事件が起きて自分の撮った映像が
ニュースに流れる高揚感が…最高潮
もっと! 視聴率の取れるネタはと考えると
自分で事件を仕掛ける(この辺りからグズ)
そして相棒が殺されてしまった
いや殺したと思ってる 手は下してないけど
TVのニュース番組がこのように作られて
いるんだと思いながら見た
法を犯すスレスレのところまでやることなのか
市民はここまで望んでいるのだろうか
…疑問に思った
コミュニケーションで相手を説得させる
術も持っていて交渉も上手い
俺は呑み込み(理解力)も早いからと自負してた
その通りで会社は大きくなった
そこまでしないと…だよね
モラルなんてないよね
あったら特ダネは撮れないもの(納得)
…生きるためには手段は一つ
感情をなくすこと
怖い 恐い世界ですね~
ハラハラ ドキドキ感が半端なかった
また事件に駆けつける時のクルマの
スピードも怖かった
ギレンホールのしたたかな所
と冷酷な所が見事でした
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