アメリカン・スナイパーのレビュー・感想・評価
全681件中、421~440件目を表示
正義とは?悪とは?
正義とは悪とはなんだろう?
お互い愛する守りたい家族がいるのに
敵にも家族がいるのに
なぜ 殺しあうのだろう
正義の名のもとに 人は人を殺す
自分を信じて戦争に行き 戦い 殺すのに
帰還兵は 心を病み 苦しむ
現在もあちらこちらで 殺し合いが行われ
そして 新たに憎しみが生まれ
争いが 止まらない
戦争とは何かを この作品は見事に描いている
正しい戦争なんてあるのか
伝説のスナイパーはアメリカ人の目にはヒーローに映るかもしれないが何か釈然としない感情が湧き上がる、悪いのは戦争に負けた方 そんな戦争の歴史が今も続いている、原爆 東京大空襲 他国の領土で戦う事は他国の一般人も巻き込まれ虐殺される、そんな命なぞなんとも思っちゃあいないんだろうな、自己中心的なアメリカ人側が正義なのか自爆テロで国や思想の為に我が身を捧げるイスラム教徒側は悪なのか、いろいろ考えさせられるストーリーだった。
最後の映像は少しグッときたが。
作品としては面白いと思う、クリントイーストウッドの手腕に脱帽 DVDで観れば良かったなんて思わせない^ ^
緊張しっぱなしで疲れた。傑作。
導入部から最高の緊張感で最後まで見れた。見終わりエンドロールでやっとため息を付けたけど、それも悲しみのため息だった。
主人公に同調出来るカメラワークや、音、演出で引き込まれた。
戦争を傍観してしまってる僕には語る資格はないけど、戦争に行った兵士に休まる場所はなく、物語は緊張と緩和と言うけど、家に帰っても何かが起こりそうで緊張感の連続だった。
とにかく凄く疲れた。戦争映画ってブレた画面で何が起こってるか分からなくて目から疲れて酔うと言う事が良くあるけど、アメリカンスナイパーは過剰な演出はないのに臨場感があって、戦争と言う状況に精神的に疲れた。
アメリカを描いた「グラントリノ」と並び傑作だと思う。
平穏の裏側
戦場の緊張感と、帰国後もそこから抜けられない演出が見事で、全編を通じて漂うやるせなさが生々しい。
特に、主人公に訪れる皮肉な結末は衝撃的だった。
彼の人生とは、いったい何だったのだろう?
簡単には答えが出せない問いを、ズシンと突きつけられる。
アメリカ本国でも、ましてや日本で平穏な日常を過ごしている中では、なかなか感じることが出来ない混沌とした現代の実状を垣間見た気がした。
事実を元になの?
この映画はENDロールまで見ればわかると思いますが主人公(アメリカンヒーロー)を追悼する為の映画なんだろうと思います。
アメリカのヒーロー映画とも言うんでしょうけど
日本人の俺からすれば え?ってなる映画でした
冒頭 子供を撃つか撃たないかで迷うシーンから始まるんですが
そんなに躊躇してる場合じゃねぇだろ と思ったり。
戦火の中 衛星電話で奥さんとプライベートな会話するも 当然奥さん心配しますw アホやんw
安物のホラー映画に多いけど 緊張すべき場所なのに つまんねぇ雑談直後に襲われたりw お前ら本当にプロか?w
あと州にもよると思うけど やっぱり銃の考え方が日本人の我々とは違いますね 何かがずれてる 正当化しても銃はやっぱり駄目なんですよ、と改めて思いました。
この人を英雄にした映画が大ヒットってのも やっぱり
日本人とは 何かが違うんでしょうね
結果 疑問が多くて面白い映画とは思えなかったです
クリスカイルに脱帽
戦争経験の無い今の日本人にとって、こういうノンフィクションの戦争映画はどう写るのだろう。
主人公であるクリスカイルが、戦争に心が蝕まれていく姿は本当に胸が痛い。
命を捧げるほどの愛国心…到底私には理解し難いが、彼らに守られている事を国民は理解しないといけない。
戦争には反対だが、争いはきっと無くならないだろうから。結局誰かが誰かを守る為に闘わねばならないのだ。
子供が当たり前のように武器を持たされる映像は、ニュースであっても映画であっても辛い。
その子供を撃たなければならない兵士はもっと辛いだろう。
クリスカイルという男は伝説と呼ばれているが、1人の夫であり父親である。
苦しみながらも家族を守ろうとするクリスは本当にかっこいいの一言。
苦しみを乗り越えた矢先の死は言葉を失った。
最後に使われていた実際の追悼の映像で彼のやってきた事は報われたのだな、と思った。
クリスを演じたブラッドリークーパー。文句無し。
見慣れた細マッチョではなく、かなりずっしりと貫禄のある体に変貌を遂げていた。
サングラスをかけた髭面はあのブラッドリーなの?と思ってしまうくらいだ。
カウボーイ時代の秘めた闘争心と戦争による深い心の傷を見事に演じ切っている。
そして監督はクリントイーストウッド。
実に彼らしい!
本当にシンプルに映画を作る人だ。
小細工や派手な演出など必要ないのだと。
早く息がしたいと思うほどの緊迫感。
無音のエンドロール。
ふとハートロッカーを思い出した。
人を殺し続ける代償は計り知れないのだ。
観てよかったな、と思った。
最高の戦争映画
これは間違なく最高の戦争映画と云える。
主人公にのし掛かる戦場での責任、祖国での家族への責任。これが主人公を苦しめる元凶になるのだが、それを見事に描きスクリーンを通じてリアルに伝わってきた。
そして戦闘シーンもとにかくリアルだ。恐ろしい緊張感。いつ何が起こるか分からない状況。
これが戦場なのだろう。今までになかった映画だった。
あまりの衝撃に言葉が出てこないが、間違いなく最高の作品だった。
見応え十二分
終始解けることない緊張がありました。
ストーリーは想像に収まるようなものですが、シーンごとの持つ力だけで十分に見応えがある映画だと思います。
おしまいはあまり好きなつくりではありませんでしたが意外なところもありました。
通して思ったことは、この作品を見て軍隊に入隊を希望する人が減るのではないかという
ことです。
戦争のリアルを描いた不朽の名作です。
とても日常生活ではありえない緊張状態が体験できると思います。
戦争は、喜ぶよりも悲しむ人のほうが断然に多いものだ
作品のクオリティは、安定感抜群のクリント・イーストウッド監督。
いまさら、イラク戦争の是非は問わず。主人公クリスが、PTSDに苦しむ。戦地と日常とのギャップが激しいせいだ。
徐々に笑顔が戻ってきて、ほかの傷痍軍人のケアに勤しむクリス。最後の場面では、もうそうなってしまうのでは?というフラグがたっていたから想像はできたが、その事実をクレジットで紹介する手法に、むしろ胸に迫ってくるものがあった。(実在するクリスの子供たちに配慮したからだというが)
そして、沿道に立った数多くの人々。これは実際の映像だと、みていてわかった。それがまたさらに、胸を締め付けてくる。
先日観た「フォックスキャッチャー」同様に、最後にドーンって気持ちを持っていかれた気分。
あれ?、どっちのカミサン役も同じシエナ・ミラーじゃないか。
わかりにくい
期待し過ぎたか、引き込まれるストーリーではなかった。
帰宅しても戦地の自分から切り替えられない様子は異様なもので、家族の心配も伝わってきた。
主人公は常人に戻ったが、そういった症状の別の元兵士に殺される。
戦争は人を人でなくしてしまうという、恐ろしいメッセージを与えられた。
伝説の英雄とされる男の苦悩。
クリス・カイルがアメリカでどれほど知名度があるかわからないが、アメリカの人々はこの作品をどう観るのか。
意味のある逡巡と思いたい。
まずどうでもいい話から。
中盤で、クリスが車屋にいてる時に声をかけてきた退役軍人役の人(義足の人)が、ジョナサン・グロフでした!こんなところでお目にかかれるなんて!と、感激しました。
(ジョナサン・グロフはドラマgleeのジェシー役の人です。彼の歌うボヘミアンラプソディは鳥肌ものです。)
以上、個人的な喜び発見でした。すみません。
✳︎閑話休題✳︎
人間は三種類に分けられる。羊、狼、番犬。お前は狼から羊を守る番犬たれ。このように父に育てられたクリス・カイルが主人公です。
生まれはテキサス。保守的な地域です。
クリスも愛国心の強い、カウボーイに育ちました。
テレビで見たアメリカ大使館爆撃事件から祖国を守る軍人を志します。
厳しい訓練の末にイラクへ派遣され狙撃手として敵を撃って撃って撃って撃って…その功績からアメリカの英雄となりますが、一方でその体験によって患った、強烈なPTSDに苦しんだ、というお話です。
揺るぎない愛国心というやつがない(理解できない)私は、クリスへの共感は湧きません。
湧かないながら、クリスの人間性を否定できないという気持ちになりました。
史上最高の祖国!とか、蛮人から仲間を守る!とか、わたしの苦手な思想が中核にある人物ながら、その「蛮人」を撃つことで心身を蝕まれていく二面性に説得力を感じたからだと思います。
妻のタヤの心配のほうに共感するかなと思いましたが、そうでもなかったのです。
確かに妊娠中の電話越しで夫が戦闘に巻き込まれたなんて、気の毒すぎて胸がつぶれそうではありました。
が、彼女のいっていることが、対岸の火事だからそう言えるのでは?と思えてしまいました。
夫の殺人行為と精神の崩壊に守られて、あなたと子供が生きていられるのに、と、心の端っこで思ってしまいました。
でも、タヤの言うことが正論でもあるし、私だってそう言うよな、とも思ったりもしました。
私自身への非難も込めて思うのですが、人殺しになる覚悟がない人が、誰かがやってくれた殺人を経た、幸せだの平和だのを享受しておいて、戦争なんてだめよと言い切るのはおかしいように感じます。
もちろん戦争がないほうが、いいのは明らかですが、人は意見の違う人を殺して殺して殺して、歴史を作ってきたのです。
それ以外のやり方を人はまだ発見できていないのに、戦争反対なんてどうして言えるのか、いう権利がないのでは?と、思ってしまいます。
でもそうでない道を目指すのもまた正しいと思います。人を殺し続けてきた歴史が生んだ悲劇を後の世では繰り返したくない、という願いは、正しいはずだとおもいます。
でも、でも、でも、と、相反する考えが渦巻き、自分の意見をまとめられません。
戦争と平和を思う時、このようにいつも逡巡し、では何をすればいいのかが、なにも見えないまま、日常に流されるのが、パターンです。
進歩がないなぁと情けなくもありますが、考えないことよりましだと言い聞かせて、これからもうじうじ考えるつもりです。
映画の話に戻ります。
クリスは遂にアラブ側の敏腕狙撃手を撃った後、除隊します。
すっかり心を病んだクリスは医者にかかったり、退役軍人の自助グループに参加したりしながら、PTSDから立ち直ったようです。
この映画の不満は、退役後の葛藤に尺が取られなかったことです。
そこが過酷な戦闘を描くよりも重要なのでは?と思いました。
でも踏み込めない理由があったのかもなぁ、と、無音のエンドロールの間にぼんやりと考えました。
そこに踏み込むと、傷つきすぎる人が多いのかもなぁと。
アメリカ側からの視点しか出てきていませんが、アメリカの万歳!アラブは敵!といった、プロパガンダ的なものは感じず、そういった意味での作り手がしゃしゃり出てくる映画にはなっていないと思います。良作です。
個人的には、音楽で悲しみや恐ろしさなどの感情を揺さぶってこない演出がとてもありがたかったです。イーストウッドさんグッジョブです。
過酷な映像と感情を揺さぶる音楽のコンボで攻めてくる映画は、心臓に大変悪く、苦手なもので。
蛇足ですが、汚い言葉をいう人物が多いなと思いました。訓練中の上官の言葉が特に…そこはげっそりしました。
緊張の連続
画面に吸いつけられたように見てしまいました。スナイパーのとてつもない緊張感が伝わってきます。主人公と一緒に血圧が上がって、一緒にホッとしてました。
その一方で奥さんから詰られるシーンは、身につまされましたね。日本のサラリーマン戦士も一緒だよなあと思いながら、同じようなことを自分自身も妻から言われことを思い出していた。
今だからこそ見て欲しいと反戦ものではありますが、その才能があったばっかりに職業がたまたまスナイパーになってしまった、哀しい男の人生が描かれています。典型的すぎるアメリカ人としての描き方が、またその哀しさを助長する。アメリカであるが故に始まった間違いと矛盾について、アメリカであるが故にそれに苦悩する姿が哀しく見えてしょうがありませんでした。
しかし、その苦悩から脱却しようとする姿は彼のユニバーサルな人間性が出てきており、ちっともアメリカらしくないところは好感が持てますが、それでもハッピィエンドにならないところは、アメリカの実話ですね。小市民的な日本人からすると、敗北感一杯です。
ほんと、クリントイーストウッドはザ・男が好きですね。戦争ものでも、栗林かクリスカイルか。クリスカイルをヒーローとして描いてるのか、少し茶化してるのかはよく分からないけれど、弱冠の批判精神を感じてしまうのは私だけ?日本人だからなんですかね。アメリカ人には、この描き方はどう見られているのでしょうか。
見てよかった!
すごい考えさせられるものだった。子どもがドリルで...のシーン、子ども、女性が撃たれるシーンなどたくさんショックな場面があるがこれが戦争。戦場以外にも家族、退役兵、至る所に戦争の影響がある。本当に戦争って残酷だと思った。
イマイチでした・・・
ワタシ的にはイマイチでした・・・
ブラッドレイ・クーパーがやっぱりあんまり好きじゃなかったのが影響したのかな・・・
クリスの心の傷をもう少し深く描いていただけたらなぁと思ってしまいました。
戦争に殺されたカウボーイ
前作がトリッキーな作りなのに、そうは感じさせなかったのが逆に「凄い!」と思ったが、今作はいつものイーストウッド。
いつもの、というのはストーリーをシンプルにして人物のみを描いてゆくところで、必要でないものはいっさい入れない。過剰な音楽も派手なカメラワークも、そして、“こうだ!”というメッセージとかも。これみよがしなところは絶対にしない。いつものイーストウッド。『アメリカン・スナイパー』はそんな映画だ。
カウボーイという日本でいう侍と同じ強さの理想を心情とする主人公が現実の“戦争”によってどう変化してゆくのかをだけを描いているだけだ。
だけだ。だけど「それで充分じゃないか」がはっきりと伝わってくる。そして、それはまだ「終わっていない」のだ。
伝説の男は戦場での体験と今の生活に折り合いを付け始めた頃、戦争の影に殺される。
エンドロールの無音は「終わっていない」ことへの問いかけなのだろう。
全681件中、421~440件目を表示