博士と彼女のセオリーのレビュー・感想・評価
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スティーブンホーキンス博士
スティーブンホーキンス博士の存在は、なんとなく知っているくらいで宇宙の研究をしていた人かな?ってくらいのイメージしかありませんでした。
だけど、この映画でスティーブンホーキンス博士めっちゃかっこいいなと思いました。
大学時代に知り合った女性と仲良くなり、そして結婚します。
だけど、自分の体がALSに侵されてどんどんと自由が無くなっていきます。
それを妻になった女性が支えるのですが、やはり簡単のことではなく、とても大きな負担と不満をもたらすことに。
妻には、ほかに好きな男性が出来て、そこにいる自分が幸せだと感じていた。
それに気づいた博士は、自分の妻が幸せだと思える男性とわざと近づけるような事をしたりします。
自分が一番苦しいと感じる時に妻の為に幸せを願うとは、自分に出来るのかと思う気持ちとただ尊敬するなと感じました。
あたたかな愛情
最後の公演の「命あれば」というところでジェーンへの深い感謝も感じた。
ボルドーに行った際に延命措置を行わないこともできた。それでも彼を生かした妻。はじめは意思疎通が取れないことに絶望していたけれど、初めに病気がわかったときも、延命した後も、常に前向きに導いてくれた妻ジェーンは、本当に夫の才能を信じて尊敬して愛していたんだなと感じた。
またジェーンへのホーキング氏の愛も深く、彼女や家族の幸せを願った人生だったと描かれていて、切ない気持ちになった。名前忘れてしまったけど、何より聖歌隊の男性が彼の良き友であり、ジェーンの支えになってくれたことも、三角関係というものではなく、それぞれの関係に深い愛情を感じた。妻目線の日記を題材にしているから、闘病していたご本人の気持ちが少し綺麗にまとめられているところもあるだろうし、フィクションもあるんだろうけど、なんていうか上品で、イギリス的だなと思った。
奇妙な三角関係を内包する家庭の描写が、とてもチャレンジングで新鮮
ジェームズ・マーシュ監督(喜望峰の風に乗せて等)による2014年製作の英国映画。
原題はThe Theory of Everything、配給は東宝東和。
原崎はホーキングの最初の妻ジェーン作。ということもあり、純愛を貫く甲斐甲斐しく献身的な妻をイメージしていたのだが、ホーキングと3人の子供をもうけた(足は動かないのに意外)ものの、うつに苦しみ、他の男性と相思相愛になり、その彼がピアノ教師として家庭に入り込む、奇妙な三角関係を内包する家庭を描いていて、ビックリ。
反面、夫婦の関係性について綺麗事・嘘が無い様にも見え、長い期間のロマンスを描いた映画として、とても新鮮でもあった。また極明から真っ暗まで、時と共に揺れ動き、その時々で変わる気持ちを演じ分けたフェリシティ・ジョーンズの演技は素敵に思えた。
主演エディ・レッドメインは、ホーキングの仕草と実にソックリで、関心させられた。しかしながら、ただの奇人という感じの設定で、彼の天才性や学問上での凄さが、脚本・演出で十分に表現されていなかったのはとても残念であった。まあ、最後の方の、スピーチでのジョークは良かったのだが。
あとそう、ホーキング博士の育った家庭の知的雰囲気は凄く上手く表現されていて、関心させられた。ホーキング父役サイモン・マクバーニーは、ジェーンの状況を見かねて、家政婦利用を息子に申し渡す台詞も含めて、とても好演であった。
製作ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、リサ・ブルース、アンソニー・マッカーテン、製作総指揮アメリア・グレンジャー、ライザ・チェイシン、デビッド・コッシ。
原作ジェーン・ホーキング『無限の宇宙 ホーキング博士とわたしの旅』、脚本アンソニー・マッカーテン(ボヘミアン・ラプソディ)、撮影ブノワ・ドゥローム、
美術ジョン・ポール・ケリー、衣装スティーブン・ノーブル、編集ジンクス・ゴッドフリー、音楽ヨハン・ヨハンソン。
エディ・レッドメイン(スティーブン・ホーキング、ジュピター等)、フェリシティ・ジョーンズ(ジェーン・ホーキング、インフェルノ等)、チャーリー・コックス(ジョナサン・ヘリヤー・ジョーンズ)、エミリー・ワトソン(ベリル・ワイルド)、サイモン・マクバーニー(フランク・ホーキング)、
デビッド・シューリス(デニス・シアマ)、ハリー・ロイド(ブライアンハリー・ロイド)、クリスチャン・マッケイ(ロジャー・ペンローズ)、マキシン・ピーク(エレイン・メイソン)。
さすが。エディ・レッドメインの演技が光ります。 とてもリアルですご...
初々しい恋から結婚、離婚その間に多くの賞に輝き、3人の子供にも恵ま...
初々しい恋から結婚、離婚その間に多くの賞に輝き、3人の子供にも恵まれ、余命2年を見事に覆し成功した二人の物語。
実在人物の伝記物で調べてみると離婚した4年後、看護師のエレインと結婚し16年後、離婚している。
結婚生活は41年に上る。妻であり協力者であった二人がいたから結果として多くの賞を受賞することになったと思う。
諦めないことの大切さを教えてくれた反面、離婚したのはお互いのためであったろうけれど個人的には残念。
あまり暗く描かれてなかったので理解し合っていたのだろうとわかる。
凡人ではついて行けないような会話は少なめで、それでもホーキングの偉大さは十分に伝わった。
ホーキング自身もたくさんの賞を受賞しているがこの映画も多くの賞を獲得した。
「素晴らしい」という言葉以外に見つからない。
ただ、離婚だけが・・・それも2回とは・・・
一言「いやー、知らんかったわ」。
その名前は知っているけど、理系アレルギーなので避けてました。
作品中に「物理学」的話も出てくるのだけど。
サクッと描かれているので、大丈夫でした。
ALSの病気のこと、それを献身的に支えた妻や周囲の話。
それは決して美談ではなく、苦しんだ日々や葛藤が描かれていて。
博士と妻、どちらの視点で見るかによって感想も違うかも。
私は博士目線だったな。
妻を愛しているからこそ、苦しめたくない。
辛い思いが伝わってきました。
公開は2014年、ホーキング博士が存命してた時(2018年没)。
偉人の伝記映画って、後から作られることがほとんどなので。
そう思うと、製作陣グッジョブ。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「well-done,Dr.!」(よくやった、博士!)。
充実した人生
さすがは主演男優賞受賞演技!
今まで伝記映画であまり好きな作品はなかったが、この作品は恋愛要素も強く堅苦しくないためすごく良い!
冒頭から引き込まれ、あっという間にエンディング!
エディ・レッドメインの演技はもちろんのこと、出演者みな良い味を出していた。
前半の方のパーティー会場でのあの花火、特に主人公の背後から花火を撮ったあのシーンは、映像美好きの私的には、歴史に残る名シーンと言っても過言ではない!
ホーキング博士に追悼と渦巻
うーん、、、
なんというか何をメインに描きたかったのかがわからなかった。家族愛、ホーキングの才能、三角関係、全部描いているようで全部中途半端になっている気がした。最初の妻との家族愛に感動している間に、気づいたら三角関係になってすぐ離婚したように僕は思えた。そこに育児と介護の両立といった苦悩があるのはわかったが、もうちょっとそこを詳しく描いてくれないとしっくりこないのは僕だけだろうか。それとも僕が博士と彼女のセオリー(笑)を理解しきれなかったのか。もう一度見る気にはならない。
(笑ったのは邦題をバカにしているだけで他意はありません)
行ったり来たりで前に進む
壮大な矛盾の解明と、ヒトの気持ちの揺れ動き。複雑な表情の意味がじわじわ伝わってくる。パートナーや家族との方程式の難しさ、交差しなくても尊重はできる。残した功績よりも博士や周りの方が生きた証としての人間味が伝わってきました。
心を揺さぶられました
いろいろな愛の形
初めはなにがあっても愛せる、やっていけると思うけどやっぱり現実は違う。
少し切ないけど、でもそれぞれの愛の形があってみんな幸せになれてよかった。
途中の2年しか生きないと思ったのに長生きしたわねって言ったセリフはなんというかぐさっときた。
time
天才物理学者の誕生と発病、そして愛の物語
ブラックホールとともに時を研究した博士の物語とあって時空を感じさせるものが所々散りばめられている。
コーヒーに注がれるミルク
螺旋階段
ビールの泡
そしてTIMEと一言かかれた背景の前の講演会では
落ちたボールペンを拾うことを想像し昔の身体に戻るものの時は戻らない事を誰よりも知っている博士は寂しく微笑む
そして、どんなに不運な人生でも努力する限り成功できるそして命ある限り希望はあるととく。
ジェーンはどんなに介護につかれようとも博士が生きることを微塵も迷わなかった。彼の才能に誰よりも惚れ込んでいたのだろう。
愛はなくなっても互いに尊敬と感謝の気持ちを心からもっていることが伝わる。
ラスト10分は何度観ても涙。
主演の2人に拍手。
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