アップルシード アルファのレビュー・感想・評価
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希望は映像技術のみ
士郎正宗のコミックを荒牧伸志が三度映像化。
一度目の2004年の『APPLESEED』は劇場で、二度目の2007年の続編『エクスマキナ』はレンタルで見ていたので、この作品は全くの一見さんではなく、少~し少~しだけは知ってるつもり。
今回の映像化は前2作とは関連なく、リブート的なEP0といった位置付けらしく、前2作はもはや記憶が不鮮明だったので、これはこれで見れそうと思ってたんだけど…
まずやはり特筆すべきは、映像。
前2作のセル画風のフル3Dライブアニメは斬新だったが、あれから数年、ジャパニメーションの映像技術は格段に進歩。
完全フルCGとなり、そのクオリティーの高さは実写と見紛うほど。
メカニックも緻密で、クライマックスの怪獣のような巨大メカとのバトルは、ハイクオリティーの映像とスケールと迫力で、実写にも劣らないものになっている。
映像に関しては文句ナシなんだけど、ストーリーがな…。
世界大戦で荒廃した近未来、ギャングの仕事を請け負いながらNYに辿り着いた女兵士デュナンとその恋人で全身サイボーグのブリアレオス。そこで、ある秘密を知る少女を巡る戦いに巻き込まれる…。
前述の通りリブート的EP0なのだけれど、すんなり話に入っていけるとは言い難い。
前置き的な説明も全く無いので、キャラ描写や世界観など、完全一見さんにはまるでちんぷんかんぷん。
その状態で話が進むので、彼らの行動の理由などもいまいちよく分からない。
突然世界観に放り込まれ話が進んでいくので、リブート的EP0でも、ある程度の事前知識が無いと置いてきぼり感を食らう事は必至。
概要は多少知ってても、本当によく知ってるファンじゃないと素直に楽しめない。
劇中で誰もが口にする“希望”。
映像面はジャパニメーションの更なる未来や可能性を期待出来るけど、その映像技術だけに固執し、作品そのものに希望を見出だせなかった。
肌の質感がリアルな3DCGアニメーション
オリュンポスに入る前の2人。
デュナンのキャラがなんか違う、女っぽい。髪の毛の動きは今一歩。
ストーリーもゲームのシナリオっぽい。
サイボーグ達の造形はメタルギアソリッドのグレイフォックス。
エンディングの後、ヒトミ登場。
クールでかっこいい
がっかり・・
突っ込みどころ満載です。
凄いなぁ
初めて観ましたが、面白かった
戦いの果てにあるものとは。ド迫力のCGアクション!!
【賛否両論チェック】
賛:前知識がなくてもなんとか楽しめそう。人間が生きることの意味を考えさせられる、重厚なテーマの作品。迫力のCGアクションも堪能出来る。
否:サイボーグが沢山登場するフルCGのアクションなので、世界観も含めて好みは分かれそう。
前作までの知識は、最悪なくてもなんとかなりそうですが、やはり何かしらの前知識はあった方がイイと思います。CG技術を駆使して、迫力のある戦闘シーンが次から次へと展開されていくのが圧巻です。そんな中で、人間の生きる意義や戦う必要性など、荒んだ時代ならではの問いかけが、観る者の心を揺さぶります。
シリーズファンは勿論ですが、まだご覧になったことのない方でも、充分楽しめる作品に仕上がっています。
微妙
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