セッションのレビュー・感想・評価
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童貞くさい主人公はムカつくが最高にアドレナリン映画
ただただ面白かった!
町山さん、菊地さんの両者の意見もわかるが、もっと多面的に切り取れる映画ですよ。
童貞感、ブラック企業感、部活体罰問題、半沢直樹感など切り口いっぱい!
一面的に意見戦わせることなく、多面的に鑑賞後しゃべれる、きゃっきゃっ出来る映画だった!
確かに音楽映画でない側面もあるし、主人公の童貞感はいけすかねぇが、半ばやけっぱちな音楽によるカタルシスもあるので是非チェケラ!
あまり重たく感じず、軽いノリで上がっていい映画だと思いますので!
恐怖政治が育んだ傑物。全く甘くないプロの世界。
【賛否両論チェック】
賛:妥協することない厳しい指導がもたらす結果に、ハラハラさせられる。ラストの演奏は一見の価値あり。
否:素人目には、指導の根拠は全く分からないので、ただ講師が怒鳴り散らしているだけの映画と感じてしまうかも。
「グッジョブ」を禁句とし、ただただ生徒を恐怖と悔しさで支配することで偉大にしようとする指導者と、そんな彼に真っ向から真剣勝負を挑んだ生徒の、まさに“戦い”の映画です。ラストシーンの迫力の演奏は、音楽好きならずとも必見です。
ただ反面、違いも実感出来ぬまま、ひたすらどやし続けられるシーンが続くので、そういうタイプが生理的に苦手な人には、全く向きません。むしずが走ると思います。
音楽好きな方や、プロフェッショナル指向な方向けの作品といえそうです。
息吹を感じた、久々の映画
いやー、こんなに凄いとは!
想像以上でした。
かなり期待値高めで行ったのに、それ以上の評価って…なかなか無いですよ。
この映画は、技術とかそういう部分を重視して観るものじゃないんですよね。
そもそも音楽って
頭で考えるな、感じろ。
でしょ。
そういう意味ではちゃんとした音楽映画だと私は思います。
途中、フレッチャーがしおらしくなって「あれ?こういう展開ならつまんないかも…」
と思ったけど、ラストへの伏線だったんだなーと思うと
まさに傑作!!と呼ぶのにふさわしい作品です。
昨夜観たばかりなのに
もう観たくなってるーー
まだ観てない方は、とりあえず観てください(笑)
ちょっとでも映画好きなら
これは音楽好きというより映画好きが観たほうが いいと思う
スゲー言いたい事が 有りすぎて 収まらないから言わないけど まあ編集完璧だと思う映画初めて
この監督 数学得意だな 絶対全部 計算!!
あと小学校以来だな たぶん。映画に入り込めた
この映画 なかなか形容し難いけど
一個言うと ぶったまげた!
最後の最後撮りかた なんて俺が生まれる前の撮りかたじゃねえ?コミカルさもあるね!
とにかく 次回作楽しみ、ハードル高し!!
TOHO CINEMAS 新宿にも生まれてくれて感謝!!
俺は 元々コマ劇広場前の映画館好きだったのに まあ無くなるわ 無くなるわで!
至高性と狂気についての考察
最後までこんなに緊張しながら観た映画は初めてです(抜け殻状態で帰り道を間違えたくらい...)。この衝撃は是非劇場で体験していただきたいです。私はもう一度観ます。
ジャズ映画、音楽映画で曲を楽しむとかいった面を期待していらっしゃる方にはおすすめできないかと。お近くの方達が期待と違ったとの感想を漏らしていましたので。また、テクニカルな面でリアリティを求めたり、超人と凡人といった比較で捉える必要もないのかなと。マンガ的とも言えるくらいシンプルな構成の、至高性と狂気についての汎用性の高い一考察だと思います。
ただニーマンにとっての必然性は描かれているが、登場前から完成されているフレッチャーの存在は、人物であるだけに過去が気になってしまう。そこが続編で用意されているといいな、なんて。
どエス好き必見!
いやあF先生登場シーンからもう腐女子魂がKOされましたよ〜(*^o^*)
「圧巻のラスト」って皆さんおっしゃってますけどつまりアレでしょ?
バンドメンバーを巻き込んでの激烈な痴話ゲンカでしょ?(えれぇ迷惑だ!)
ってな風にニヤニヤしながら楽しみました。
今の自分に暇と若さがあればこれで同人誌一冊作れそうなくらい妄想が……エヘ(^w^)
好き嫌いは別れると思いますが、道徳観念とか芸術論とかリアリティとか棚上げに出来る人にはオススメの怪作♪
サントラ欲しいのに品薄ですってよ!ちぇっ!
叩きつけられる。
冒頭2分位からアクセル全開でJKシモンズが出演。
狂気の練習、みたいなのは出てきますがそれは前半。
主人公がひねくれ、事故り、だんだんラストに向けての準備を始めていく感じが後半だった。
(もっとキツい狂気練習でレベルを上げていく感じのものかなと思って見ていた)
ラストは本当に持ってかれた!あそこまでカタルシスを得られるものをただの(失礼だが)ドラム演奏だけで持ってかれるとは!
主人公の感情などにも左右してBGMを変えているのと、ドラムを辞めてからは流れないということなど、
耳を使う映画。
に加えて、アップのショットもあり目でも楽しめた。
圧巻の対決。
思わず息を飲みながら画面に釘付けになった107分であった。
名門音楽学校に入学した主人公の青年ドラマーを待ち受けていたのは鬼教官、フレッチャーによる容赦ないスパルタ教育。
本作を鑑賞中、中盤ごろまでは「ブラックスワン」あたりを彷彿とさせる心理スリラーのような印象を受けていたが、それ以降は映画はガラリと様相を変える。
特に終盤における最大の目玉、演奏シーンの演出はもはやアクション映画のそれである。
「ボーン」シリーズのようなめまぐるしいカット割、息をつかせぬテンポ、フレッチャーとの駆け引き等、これは音楽映画の皮を被った格闘アクションだと個人的に感じた。
ラストの最高のセッションを演奏し切った後の二人の表情が本作を象徴している。
ラスト、フレッチャーが口を動かしていたように見えたがなんと言っていたのか気になる所。やはり「Good job」だろうか。
本作は一部、音楽関係者からの批判を受けているそうだが、この映画にそこまでの音楽的リアリティを求めるのは野暮である。
なぜなら、リアリティばかりを重視していては本作のカタルシスを味わえないからだ。
JKシモンズは地味な俳優というイメージしかなかったが本作で一躍ブレイクを果たした。本作は彼のキャリアを代表する作品になったと思う。
私個人の話だが本作を観るため、他府県まで出かけて行ったのだが、その甲斐はあった。映画館でなければ本作の魅力を髄まで味わえないだろう。
迷っている方がおられたら是非とも遠出してでも本作を劇場で鑑賞して欲しい。
その価値はある映画だと思う。
てっぺんを目指すことの苦さ
今現在、何かを目指して
苦戦してる人が見ると共感する部分も多いんじゃないでしょうか。
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嫌なやつも苦い体験も
格好悪い自分も、全て自分の糧にする。
最後にとった主人公の行動からは、昔の彼はどこにも感じられなくて、青くて苦くて、そんな成長に励まされました。
最後のシーン前、
父親のハグに沈まずに本当に良かった。立ち向かってくれて本当に良かった。
あそこで立ち向かわなければ、一生傷になって、もう立ち向かえなくなってしまうので、、
自分はかなり共感してしまい、涙腺ゆるかった、、オススメです。
衝撃の体験!
2015.8.17 シネマeraにて再見。
評価、感想に一切の変わり無し。
唯一の不満点も全く一緒でしたわ笑
物語、映像、演出、音楽、演技…
好く好かない、興味のある無しは別として。
「芸術の王様、映画」
と言われる訳に必要な要素が完璧に揃っている、当代に降りた稀代の傑作!
嗚呼。
麦とろ飯みたいなもんだ。
白米だと噛まずに飲んじゃうし。
噛むから麦飯の旨味が分かるし、滞留時間でトロロの美味しさも増す。
そんな感じ。
要素が絡まって、もっと観たい!もっと聴かせて!その眉の動きの先に?!となる、まさに「バンド感」だなぁ…
コレは鑑賞というより「体感」ですよ…
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ナタの破壊力とカミソリの斬れ味を兼ね備えた一本。
とにかく圧巻!という言葉でしか、演出・音楽・演技の凄まじさ表現出来ないし。
決して長くはない上映時間に全てを詰め込んで。
最後の最後まで、全く息切れする事なく走り切ったのが見事!
分かりづらく、頭の悪い言葉を並べて申し訳無いけれど…
「体験したか、してないか」でその後の映画に対する接し方が確実に変わる衝撃作。
コレが未だ三十路前の若者の作品とは…
背筋に嬉しいゾクゾクが走る!!
ただ一箇所だけ…
エンドロールは一曲で乗り切って欲しかった!涙
ただ、そこだけ!!
部品を取り出して講釈するのも良いけれど…
これぞ「まずは黙って観るべし!」と勧めたい作品。
ジャズ映画ぢゃないからね
隣に座っていたカップル。エンドロール終了後に、売れないミュージシャン風ヒモ男のほうが大批判を繰り広げていました(笑)。そりゃそうだろね、キミには辛い映画だったでしょうね。
音楽関係者やジャズファンは観に来ないでね、だってこの映画はジャズ映画ぢゃありませんから!
凄い。
これは、所謂、根性物の映画ではないと思います。そういった映画を観た後のカタルシスが、まったくありません。芸術=音楽の為なら自分の生徒を自殺に追い込んでも、なんとも思わない人間と、芸術=音楽の為なら、死んでも構わないと思っている人間。この2人の気狂いの物語だと思います。
最後のシーン、二人はお互いに笑顔を交わしますが、それは二人が心を交わしたわけでは決してなく、そこに立ち現われた芸術=音楽に心酔していただけです。
自分を含め、殆んどの人にとっては、疎外感を感じさせる映画だと思います。
あの様な人間でなければ、あの様な場所には行けないのではないのでしょうか。
とても凄い映画だと思いますが、正直、観なければよかったと感じてます。
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