セッションのレビュー・感想・評価
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胸くそ悪い
『狂気』という一言で片付けているけど、
アンドリューが日に日に高慢になってライバルを罵る様は見ていて気持ちいいものじゃなかった。
女の子をデートに誘うのもあんなにたどたどしかったのに…
加えてフレッチャーはドがつくクソ教師。
化けの皮が剥がれた瞬間は驚き以上に呆れて開いた口が塞がらなかった。
こいつはステージを本当に自分の私物だと思っている…。
『最後の演奏に乞うご期待!』というような予告で、本当にアンドリューの『才能』が開花した瞬間だったと思うけど、その直前のフレッチャーのクズさが尾を引いてあまり感情移入できなかった。
人間ってこんなに早くドラムを叩けるのか、という感動はもちろんあったけれど、予告のような「師弟関係」や「感動の音楽サクセスストーリー」を期待していくと大きく裏切られる。
それがいい人もいるかもしれないが。
「永遠の一本」とは、まさにコレ!
アカデミー賞の頃から期待していたんだけど、期待どおり...いや、期待以上のデキだったわ。10点満点の「アメリカン・スナイパー」には届かなかったけどな。
カメラ・ワークは荒々しく、短いカットが実に多かった。だがコレがかえってこの作品の凄さを引き立たせたな。
それにしても、あの交通事故のシーン。よくあんなのをクルマの中から撮影したな。
そして、最後のあのシーン。ダマされて一旦引き下がって、戻って逆襲。コレ本当に「してやったり!」だわ。そしてあの演奏(ドラム・ソロ)。コレ本当に映画史に残るわ。
出ました!今年暫定1位!!
ちょー話題作をTOHOシネマズシャンテでようやく鑑賞。
これはぜひ、大画面・大音量の劇場で観て欲しいです。
てか、劇場で観ないと、この映画の良さは半分も分からないかもしれません。
映画が終わったと同時にスタンディング・オーベーションするのを、必死で堪えました!
この映画では、言葉はいつも一方通行。
自分の訴えを叫ぶだけで、交流など生まれない。
しかし、心の底からの演奏で初めてセッションが生まれ、分かち合える!
道徳的ではない正論や、
極限への挑戦、
挫折からの再起などなど、
大好きな要素がてんこ盛り!
邦題「セッション」に対しての異議も聞きますが、
自分は「鞭打ち」のその先まで含んだ日本人的な解釈で、共感がもてました。
毎度毎度、いろんな映画を観る度に「面白い!」って思うけれど、
久々に心からの快作を観れた!
素晴らしすぎる!!!
ぐったり、、、
疲れた。
基本、映画は娯楽だと思っているんだけど、わざわざ観に行ってこんなに疲れるとはw
ん゛〜〜と力が入ってしまうシーンが多くて、終わったらホントぐったりよ。
とことんまでやるよなぁーって感じ。
これはたまたまドラムが題材になってるけど、何でもいいんだと思う。
一つのことを成し遂げる為に、追い込んで、追い込んで、追い込んで、、そんなやり方でしか人は育たないのか??
憎悪は人を強くするけど、もうちょい救いが欲しい!
圧倒される音と映像には圧巻ですが、私はヘタレなんでこれ無理だなw
緊張感がたまらない
ロングランしている映画。
どんなのかと観に行ってしましました。
かなり力の入る映画です。観るのに。
ドラマーを主に持ってきた映画はあったのだろうか?
この点は新鮮な気がしました。
最後は流石に期待どおりでした。
が、主人公がそれ程のドラマーに見えなかったのが減点です。
狂気のラスト15分
ラスト15分のために残りがあると言って良いぐらいの映画でした。映画を観終わったあとで頭の中で反芻したくなる様な映画が好きな方ですが、映画が終わった瞬間に全てを消化できるスッキリ感とラストの狂気に満ちた演奏からのエンドロールには鳥肌が立ちました。DVDが出た際はヘッドホンの大音量で観直そうと思います。
スカウトは一度見た奴を忘れない
あんなにプレッシャーかけられたら、いい演奏なんてできないと思うけど、トップにいく人はそれができるんだろうな。それにしてもあのハゲ頭こわい。スクリーンからにらまれてもこっちが緊張しちゃう。スポーツ根性物語はあるけど、これは音楽根性物語。二人の関係性も一瞬ホンワカするかと思わせながら、最後にまた怒涛の攻め。ニーマンの強い性格は弱っちぃ父親ではなく、作品には登場しない母親譲りなんだろう。
ちょっとしたホラーだね
周りの評価が高いので気になっね観たんだけど、ホラーが苦手な人には勧められないね。
最初から最後まで鬼気迫る雰囲気で、ずっと体に力が入ってしまう。
ただJAZZが好きな人は、そういう所を抜きにすれば楽しい映画だと思う。
やり過ぎ感満載の、犯罪者一歩手前。
ブラスバンドで演奏に参加したことがあるから合奏の緊迫感はわかる。だけどこれいくら何でもやり過ぎ。JKシモンズ演じる鬼教師、元の生徒誘ったのはいいけど、譜面は違うし、自分の事訴えただろ、て言うし、これ会社だと普通にパワハラレベル。胸糞悪かった。主人公もどんどん壊れてって彼女も振るし。。演奏シーンは良かったけど、けど。。って感じ。
してやったりな笑顔と、やるやん!こいつな笑顔
テンポが速い!遅い!言われても素人には何のことやら。そんな理不尽とも思える強烈な指導を行う鬼教官とプロのドラマーを目指す青年のやりとりを描いた映画。
スポ根的な要素は満載で、実は学生思いのいい先生だった!みたいな展開と思いきや、若造にそんな復讐するかーというラスト。と思いきや、さらにもう一手隠されていた。
ラストのその一手がこの映画の評価を高めているはず。なんだかんだいって自分の求めている演奏に出会うと体が動いちゃうよねって感じの鬼教官と、してやったりな主人公の笑顔が最高。エンドロールが流れる中、しばらくにやけ顔がおさまらなかった。教育とは…、ドラムの技術が…、なんてのは気にせず楽しめばいいのだ。
ストーリーもだけど、サントラがイイ!
話の展開も意外性があって、最後までどう終わるのかわからず、ワクワクさせられた。
人間の追い込まれた精神面もよく表現できている。主人公を追い込んでいる先生の超スパルタ教育も、途中はさすがにやり過ぎかと思われたが、トップレベルの音楽学校でトップを目指す指導って意外とこのくらいあるのではないかと思えた。
なにより、最後のライブシーンが最高に良かった。
音も臨場感もこの作品を本当に感じるには映画館でみるべきだと思う。
愛と狂気
アンドリューとフレッチャーのジャズへの愛と狂気の物語。
ドラムというのはただ叩けばいいものではない。自分の魂、身体、全てをかけてひたすら叩く。
アンドリューとフレッチャー二人ともジャズと共に生きる、いやジャズと一体となってるような気がした。
とにかく圧倒される。こんな映画観たことない。
音楽家の音楽に対する熱意を感じた!
物語の始まりから終わりまで、音楽に関わる話ですべてが音楽で奏でられている。その音楽は、先生と教え子を中心とする音楽家によって奏でられ、演奏者の努力の結晶というものが滲み出ていた。
鬼教師と称される先生のスパルタの教え方には、気迫があり、音楽に対する熱意が身に沁みるほど感じた。音楽に対する熱意が強すぎるためか、教え方が強すぎると感じてしまう点もあったが、何か1つの事を愛して、打ち込むことは素晴らしいと感じさせられた。
セッションではなく
スリリングな展開の真っ直ぐな映画といった印象。
人生でなにが大切なのか、そのうちの一つを提示してくれている。
ラストはこれ以上に気分良く終わらせることも出来ただろうが、ただの音楽映画ではないことの表れなのだと思う。
セッションではなく、WHIPLASHならば納得の映画である。
情熱と狂気
何かを突き詰めて追い求めるって、こんな感じなのかな。
スパルタを地で行くようなフレッチャーの指導は理解に苦しむ部分もありましたが、きっとそれが無かったらニーマンの快演も無かったのかもしれないと思うと、厳しさと苦痛を代償に得られるものもあるのだろうなと思いました。
指導って難しいですね。叱るのか、褒めるのか。何かを追求することも難しい。それ以外のものを犠牲にするのか、大切にするのか…いろいろ考えさせられた作品でした。
でもやっぱり音楽って良いですね。ニーマンもフレッチャーも他の人達も、考えの違いはあれ皆音楽が好きなわけで、情熱があって痺れました。作品中に出てくる音楽もかっこよくて飽きません。
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