劇場公開日 2016年1月23日

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「実話ものとして好感がもてる」ザ・ウォーク 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5実話ものとして好感がもてる

2020年1月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

実話ものは難易度が高い。事実は小説よりも奇なりとは言うが、実話は映画用に構成されていない。名作でも実話を銘打っておいて脚色という名の捏造が過ぎるとケチがつくし、本作は非常にうまく構成されていて好感がもてる。
綱渡りに魅了された少年が成長し、誰も考えもしなかったノートルダム大聖堂での綱渡りを成し遂げ、次にあのワールドトレードセンターに挑む。なんせ違法なんで、計画を立てるのも準備も実行も凄く大変なんですよ。前日忍び込んで徹夜で準備してからの綱渡りですから、体調だって万全とは程遠い。
ここまで、少年の成長と準備の大変さに感情移入していると、綱渡りが出来た時のヤッター感が凄い。でもすぐに足下に広がる風景に気がつき恐怖に飲み込まれる。もうね大事なところが「ひゅん」ってなる。でもそれがいつの間にか恐くなくなって別の感情に変化していく、高所恐怖症の人にも是非観て貰いたい。

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佐ぶ