クラバート 闇の魔法学校

解説

ドイツの児童文学作家オトフリート・プロイスラーによる名作ファンタジー小説「クラバート」を、「愛を読むひと」のデビッド・クロス、「イングロリアス・バスターズ」のダニエル・ブリュールら豪華キャストで実写映画化。17世紀ヨーロッパ。長きにわたる戦争の中で孤児になった14歳の少年クラバートは、不思議な声に導かれ、とある峡谷の水車小屋にたどり着く。そこには「親方」と呼ばれる大男がおり、彼のもとで11人の少年たちが住み込みで働いていた。クラバートは少年たちと一緒に見習いとして働きはじめるが、実はそこは黒魔術を教える魔法学校だった。

2008年製作/ドイツ
原題または英題:Krabat

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映画レビュー

3.0暗い魔法学校

2020年6月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 親方と12人の職人たち(すべて男)。復活祭の前夜は人が死んだところで過ごし、明け方には戻ってくること・・・なんのためなのかさっぱりわからないが、学校なんだから魔力を高める授業の一環だったのかもしれない。とにかく復活祭の後には誰かが死んで職人=弟子を補充しなければならないのだ。恋人を作ってはいけないというのも掟の一つ。親方に恋人の名前が知れたら二人とも殺されてしまうのだ。

 トンダ(ブリュール)は最初からクラバートに優しく優等生だったが、彼も恋する男。やがて恋人とともに殺される。クラバートにも好きな女ができたのだが、同じ運命を避けるため名前を聞かなかった。徐々に仲間たちは親方を憎むようになったが団結力が足りない。精神面でまだまだひ弱だったのだ。

 中世の雰囲気たっぷりで、強盗団もやっつけちゃう職人たち。世のため人のための黒魔術なら目的意識もあるからいいんじゃない?とも一瞬思ったが、親方の目的って何だったんだろう?このためストーリーがとても弱い。まぁ、雰囲気を楽しむ映画なのかもしれない・・・

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kossy