ニンフォマニアック Vol.1

劇場公開日:

ニンフォマニアック Vol.1

解説

デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督が、女性のセクシュアリティをテーマに、強い性的欲求を抱えた女性の半生を2部作で通して描いた。ある冬の夕暮れ、年配の独身男セリグマンは、怪我をして倒れていた女性ジョーを見つけ、自宅に連れて介抱する。怪我が回復したジョーに何があったのか質問するセリグマンに対し、ジョーは幼い頃から抱いている性への強い関心と、数えきれない男たちと交わってきた数奇な物語を語り始める。主人公ジョーを演じるのは、「アンチクライスト」「メランコリア」に続いてトリアー監督作に出演するシャルロット・ゲンズブール。8つの章仕立てで構成されており、「Vol.1」では第1~5章が描かれる。

2013年製作/117分/R18+/デンマーク・ドイツ・フランス・ベルギー・イギリス合作
原題または英題:Nymphomaniac: Vol. I
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場公開日:2014年10月11日

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映画レビュー

2.0トリアーは百年早い

2014年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

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しんざん

1.0vo.2へのプロローグ

2023年9月6日
Androidアプリから投稿

わざわざ、vo1とvo2に分けたのは時間的かつ興業的な理由だろうか?

なかなか、これ単体での評価は難しい。

vo1を観たら、必然的にvo.2を観なきゃ行けないような感じです。

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ちゆう

3.5とても残酷でした

2023年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

色情狂を自認するヒロイン、ジョーの半生を綴った壮絶な物語。
監督はラーストリアーで、作品でゆかりのあるシャルロット・ゲンズブールが主演。
そしてもう一人の主演。ゲンズブール演じる色情狂ジョーの若かりし頃を演ずるのがステイシー・マーティン。
彼女はこれがスクリーンデビューなのだから恐ろしい。
体当たりというか、心も身体も全部ぶつけてくるようでした。

半生と書きましたが、要は彼女のエロスを求める旅。
行き倒れていたジョーを解放した、スカルスガルド演ずるセリグマンとの会話で進行していきます。これが中々独特。
導入こそひたすら気怠い感じでしたが、気がつくとじんわりときていました。
セックスと釣りの対比が面白かったですね。
章で構成されていて其々印象的なエピソードがあるのですが、やはり「屈辱的な数字3:5」でしょうか。最初笑いました。
そんな彼女のエロスの旅路でしたが、突如糸が切れるようなラストは中々に衝撃。
やはりトリアー作品、とても残酷でした。

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白波

5.0こんなにも真摯で知的で刺激的な作品は─

2023年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

基本的にラース・フォン・トリアーの作品を嗜好する者です。なので、これほど、いやこれほどまでに性に対して真摯で知的で刺激的な作品は、ポルノ含めても、稀なような気がするし、見たことがありません、彼のほかの作品以外では・・・まさにこれまでの集大成といった印象です。
LVTを嗜好するといっても、ドグヴィルはかなり苦手で、いや大嫌いで、もう彼の作品なんて見たくないと思ったほどでしたが、ついつい見てしまったメランコリアが非常によくて、やっぱいいよなLVTなどと思い直したものの、この作品の公開当時は、彼の作品では地球はなくなったわけだからメランコリアの次の作品など有り得ないし、それより長すぎるよ!などと思ってしまいパスして、近年ハウス・ジャック・ビルトを見たわけだが、やっぱおもれーと思ったわけで、そんな中、レトロスペクティブというリリースを見て、この長尺の作品を思い切って観賞しておこうと─。
果たして─、冒頭のとおり素晴らしいものでした。
一瞬だけ、どこぞで配信とかしてないかと思い検索すると、この地域では公開されていません、などというイラつく結果・・・。まぁそれも何気に劇場へ赴く後押しとなりましたが…。観賞後、これは公開されないはずだわと納得し、観賞しておいて本当に良かったと思っています。
映像も音楽も雰囲気もリズムも、とにかく自分にとって彼の作品は非常に合うのかもしれません。長くても終始飽きないし、ぐいぐい引き込まれます。内容も凄いとしか言いようがありません。何でこんなこと思いつくのか─、安易に使いたくはない言葉ですが、天才としか─。
確かに性描写は激しいし、変な解釈をされかねない作品だと思うので、観賞するのは慎重になるべきかとは思いますが、非常に優れた作品であることは間違いないと思います。

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SH