アイアムアヒーローのレビュー・感想・評価
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邦画の頭打ち
面白いと聞いていたので鑑賞。
ゾンビランド的なコメディかと思えば、意外とシリアスでテーマ性の強い物だった。
僕は原作を知らないので、あまり違和感なく冒頭から映画の世界観に入れました。
感想は星3
邦画としては頑張ったと思う。
無理に出来もしないCG丸出しのSF映画を作るよりこう言う映画の方が好感は持てる。
大泉洋もハマってたしやりたい事、表現したい事は伝わった。
でも邦画の限界が垣間見えた。
何がなんでも予算が足りない。
金がない。それが邦画。
CG技術が無いわけじゃない。
金がないから妥協して作る。
この状況は日本政府がどうにかしたらどうか。
アニメもそうだが、日本の芸能、エンタメにもう少し力を入れてはどうか、例にお隣の国は映画製作費用も国から出ると聞いた。もちろん全額ではないだろうが、そういったバックアップでいくらでもクオリティは上げられる。
なんか、普段邦画を見てもこう言う考えは持ったこともなかったが、この作品を観てるとどうも邦画界の限界が見えた気がしました。
お金云々は勿論ありますが、それとは別に。
脚本や演出のちゃちさは邦画独特。
こればっかりは金のせいではない。
アイデア次第では『カメラを止めるな』の様な成功例もある。
邦画が嫌いなわけでは無いが、ストーリーは後回しにし人気俳優を寄せ集め無理やり感動作にし客寄せする映画は大嫌い。
この作品はその映画達からは一線置いた作りだった。
星2と行きたいが期待を込めて星3
ふつーの人が、ヒーローになるストーリー
原作は未読、かつ、普段全く見ないホラー、スプラッタ系の作品でしたが、大泉さん主演という1点の理由で、鑑賞しました。結果的には、結構面白かったです。
ますは、英雄の人間性がいいですね。まさに、ふつーの人。やってやろうと気持ちはあるけれども、実際には行動できない人。。やっと行動できても、その決意・行動は長続きしない人。。もう、共感の嵐、ドッペルゲンガーばりの感情移入(笑) ロッカーが飛び出すことを何度も脳内でイメージしても、結局飛び出せないところなんか自分のことを見てるみたいでヤバかったです。そんな英雄の一世一代の見せ場!挟み撃ちされた地下道での大射撃。今まで「お守り」でしかなかったライフルで大量のZQNと戦う姿は、心の底から「頑張れー!」と応援できましたね!
ストーリーに関しても、もう冒頭からドキドキハラハラしっぱなし。。グロテスクな見た目のZQNが、次から次へと襲いかかってくる。見ているだけで、「もういやーー(泣)」ってなる展開が、続いていくので、息つく暇もなかった。神社から山道の比較的静かなシーンでも、なんか起こるんじゃなきかと気が緩まらなかった。そういえば、神社から出発するときに過剰に警戒する英雄が、どうでしょうの大泉さんっぽくてちょっと笑っちゃいました。あと、山道抜けて、道路をカートで押してるときに、急に西部劇みたいな曲がながれたのも、??でした。
ZQNウイルスに感染して以降は、ほとんどセリフのなかった有村架純さんも、最後の「英雄くんといたらなんとかなりそう」の一言で持っていきましたね。ズルいですね(笑) 個人的には、最後の高跳びZQNはちょっと蛇足だったかな。大量のZQNを倒しただけでも十分に達成感あったし。
夜、1人で見なくて良かった・・
レビュー通りグロすぎた。
目を伏せてしまう場面はたくさんあって
映画館で見たらこれは終わってたなぁ~と
こうゆうゾンビ映画って内容なんて
最初から期待すべきではないと思うので
クオリティだけで見るとめっちゃ高いと思う!
ただ、続きます感が満載
日本映画史上最高の(!?)ゾンビ映画
野木亜紀子による脚本がよいのか(?)、簡潔なストーリーで、凄くわかり易かった(^^)b
ZQN(ゾンビ)の登場シーンから、混乱する街のシーン、高速道路のシーン他、演出も邦画としては非常によく出来てて、ハリウッドのゾンビ映画にも引けを取らないレベルで感心しました(^^)b
有村架純が、もうちょい活躍すると思ったんだけど…
まぁ、カワイイから許す!
ホラーとか、こーゆー大量の血しぶき映画は苦手だけど、続編があったら見てみたいなぁ~
韓国を撮影場所にしたからこその迫力ある映像に手に汗握る
韓国を撮影場所にしたからこその迫力である。(日本は法規制が厳しいのである)
大泉洋がライフルを撃ちまくる大迫力ホラームービー。
高速道路を延々と歩く様がリアル「サバイバルファミリー」であった。
〈韓国のノワールムービーが迫力ある理由が、良くわかる作品でもある。〉
〈2016年4月27日 劇場にて観賞〉
片瀬那奈マジ怖い
ゾンビ映画は「ワールドウォーZ」が最近で、
あれはあれで悪くはなかったけど、
後半に行くに連れて失速感が半端なくて、
結末はCMかよ!って感じで、後味は微妙だった。
結局「ゾンビ映画」は、原因とか解決策とか、
起承転結の起と結は要らないのかもなと、
教えられたのが今回の「アイアムアヒーロー」。
ファーストZQN(ゾキュン)となる、
英雄の恋人徹子の片瀬那奈のZQNに先ずやられた!
メガネ片瀬那奈に少し萌えてた自分には、
その変わり様は身構えていた自分の想像を超えて、
マジで怖かったっす。
その後の英雄の職場の様子も良かった、というか怖かった。
英雄の先輩塚地の後姿での登場がいーね。怖い。
そこから先生マキタとのバトル、塚地の変身、
映画は見てないけど、漫画「寄生獣」みたいな怖さ。
ここからの街中パニック、カーチェイスまでノンストップ。
ホントに手に汗握ります。
後半アウトレットモールでの戦いも緊迫感満載。
地上7mの楽園での覇権争いも、
ZQNとの争いに加えたいい味付けになっているし、
何と言っても英雄が立ち上がる所が見せ場で、
ロッカー飛び出し妄想連発は笑えると共に、
ダメ男のワンスアゲインとして沁みてきます。
モールのZQN全部銃で倒すのには「マジで?」と思ったが、
最初倒されるZQNがまさかのあいつで、
多分最後あいつと戦うだろうという予想通りだったが、
あーゆーラストは予想外だった。
でも有村架純の活躍を期待していた自分としては肩透かし。
ZQNの原因はどーで、英雄たちはこれからどーするのか、
そんなこと追求したらキリがないから、
エンタメとしてはこの映画の内容で正解だと思う。
話としては、まだ連載中の漫画だから仕方ないけど、
よく出来たゾンビ映画だと思います。
アイアムアヒーロー
伏線の回収が全くない。ヒロイン(有村架純)の正体とは、焦げた死体の存在、日本の状況どうなった、最後どこに向かおうとしてるのか。途中で気になるところ沢山あったが、とにかく終わり方が酷い。
見た人にしかわからないが正直高飛びしか頭に残っていない。アイアムア高飛び。
アクションはかなり本格的でそこは良かった。
日本映画の可能性を見た作品
和製ゾンビ映画として完成度が高い。日本でもこれだけのクオリティーの作品が出来るのだと改めて感心。漫画原作だがストーリーもよかった、是非続編を観てみたい。大泉洋さん、有村架純さん、長澤まさみさんの主要キャストも、この世界観に浸ってリアルであった。特に、有村架純さんの猫パンチは見所。
日本最高級のゾンビ映画
2016年作品アイアムアヒーローをやっと鑑賞!前々から気になってたので楽しみでしたが、前半からハラハラドキドキの展開に最後まで夢中になれる凄い作品だと思いました!大泉洋さんの無限の役作りには感動すら覚えます!日本映画のゾンビ映画としては最高級の作品間違いなしだと思いました!
初めて観るゾンビ映画
原作は未読です。
で、映画ですが、まあまあ、面白かったかな。他のレビューにある通り、JK有村がお荷物のままっていうのがね…。最後、ラスボスは大泉の弾が間に合わなかったり、弾が出ないとかで寸でのとこで有村が玉砕させるという方が…でも、それだと一番の見せ場の銃を持ってメガネをクイッと上げる大泉に後光が射すシーンにつながらないからダメなのか。
最後の最後に、ヤブ長澤が大泉に名前を聞くシーンだけど、「ただのヒデオだよ」に対して、「ふーん、いい名前じゃん」っていう返しをしてたら、鈴木も少しは自分を誇ってもいいのかなと思える描写が生まれてもっといいシーンになってたと思うけど。
あと、長澤まさみが少なからず酷評されてたけど、タバコも似合ってたし、凛としたキレイさもあって、凄く良かった。アクション系はもっと挑戦してほしい。
実写映画の中では一番好きかも
邦画のゾンビ映画は初めてで不安だったのですが、アクション満載で楽しむことができました!
そして原作のキャラクターが忠実というか合ってる!!
主人公の冴えない感じがありつつ、ここぞという時にカッコ良い場面を作る。それが配役の大泉洋にドンピシャでこの人以外考えられないと思いました!さすがコメディからシリアスな役柄を経歴に持つ役者さんだと感じました!
そしてヒロインの有村架純と長澤まさみが可愛かった!
真のヒーローになった男
レンタルDVDで鑑賞。
原作は第10巻まで既読です。
佐藤信介監督、マジで最高。日本でここまで高水準のアクション・エンターテインメントをつくれるのはあなただけ!
邦画大作でゾンビ物も珍しいですがいいチョイス。飛び散る血・脳漿・臓物!―振り切ったゴア描写にアガりました。
韓国の潰れたショッピングモールを使っての撮影も規模が大きく、パノラマ的で秀逸。低予算でセットを組めないのなら、既に存在しているもので撮ればいいなんて全くその通り!
原作でもこのくだりは好きだったので期待していましたが、ダイナミックに構成されていてとても楽しめました。
クライマックス、押し寄せるZQNたちとの激闘が興奮の極地で、息を止めて観入りました。個人的にお気に入りの跳躍ZQNが屋上に上がって来た時の絶望感足るや…
うだつの上がらない男・鈴木英雄(大泉洋)がヒーローに覚醒していく過程がよく練られているなと思いました。
はじめ、彼はせっかく持っている散弾銃を使おうとはしません。その理由とは単純明快、法律で禁じられているから。
辿り着いたモールでは「俺が法律だ」と発言する勘違い野郎がいて、散弾銃を奪われてしまう。その男の指揮の下、火炙り処刑まで行うえげつないコロニーが構築されていました。
法律は本来、私たちを守るために存るはずなのに…。英雄が憧れているヒーローも人々を守ろうと行動する存在ですが、法律の前ではそれすらも容易に叶わない現実…
人間は自身を雁字搦めにしている生き物だとつくづく感じました。その縛りを解いた時、人は強くなれるのかも。ある意味ZQNは縛りが無いから強い。でもそれはまた違う強さ…
絶体絶命の藪(長澤まさみ)と比呂美ちゃん(有村架純)を守るため、覚悟を決めた英雄の凛々しいこと。散弾銃を構え、小声で「はーい」と言ってからのファースト・シューティングは原作でも好きなシーンだったので胸が高鳴りました!
真のヒーローとは、殻を破って何かを成し遂げた者を言うのかもしれない。英雄にとっては法律が覚醒のきっかけとなりましたが、自分を取り巻く縛りから脱却することが肝心かも…
※修正(2023/04/07)
漫画の世界を愛する再現力に脱帽
原作の漫画が好きで全部読んでいるだけに、映画化は食わず嫌いだった。あの世界観をどう映像化するのか恐る恐る観てみる。
(女子高生ひろみと出会いタクシーに乗るまでの)冒頭の流れ、特にドアポストから彼女のZQN化を覗くシーンの再現度は見事だ。日本のソンビ映画もここまでのクオリティに到達していたかと関心させられた。全然『ウォーキング・デッド』に負けてないね(映像は)。
ただ、やはり映像表現に注力するあまり、ストーリーやメッセージ性にはやや欠けたかなという印象。原作の格差社会に対するアイロニーのこもったアンチテーゼをもっと伝えてほしかった。「みんなニート」なんだって。
それと、個人的にはひろみの有村架純のキャスティングはしっくり来なかった。もっとスポーティーでアクティブかつ闇を抱えたような子が良かったな。(具体的にパッと思い浮かばないけど… 清原果耶とか?)
ZQNは、今の世の中に劣等感を抱いている者たちの不条理に対するデモ行動の現れなんだろうね。
心に残っているセリフは、「過去の記憶の中で生きている。そっちの方が幸せかもね」。
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