劇場公開日 2015年2月20日

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「残酷で美しい。」きっと、星のせいじゃない。 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0残酷で美しい。

2015年9月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

本当にあった話だと思って、なんて素晴らしいカップルなんだ!と思っていたら、原作は小説だと言うことで一気に冷めた。
なんで、こんな病気の子達を題材にしたのだろう。死をテーマに泣かせようとして、なんてあざとくて酷いんだ!と全く逆の視点になった。
だけど、ウィキペディアの原作者のページを見てみると、何故執筆するに至ったかと言うのが描いてあり、
それを見てストーリーを追って、やっと感動した。
性根が腐ってるのは僕だった。

ウィキペディアを要約すると、
本で描かれてる病気を負った子達は単純に描かれていて、どうしても遠くの出来事のように思ってしまい、末期患者を他人のように思ってしまう。
だけども、病気の子たちも感情豊かで人間味があるという本当の姿を描きたかった。
という事だ。

人間らしく美しく精一杯生きたキャラクターたちが作者の末期患者への想いを全て乗せてたのだと言う事に感動した。

奥嶋ひろまさ