めぐり逢わせのお弁当

劇場公開日:2014年8月9日

解説・あらすじ

インドで広く利用されている実在の弁当配達システムを題材に、誤配送の弁当がもたらした男女の偶然の出会いと心の触れ合いを描いたドラマ。大都市ムンバイのオフィス街では、昼時にダッバーワーラーと呼ばれる弁当配達人が、慌ただしく複数の弁当箱を配って歩く。ある日、主婦イラが夫の愛情を取り戻すために腕をふるった4段重ねの弁当が、男やもめのサージャンのもとに誤って届けられる。イラは空っぽになって戻ってきた弁当箱を見て喜ぶが、その弁当を食べたはずの夫からは何も反応がない。不審に思ったイラは翌日、弁当に手紙を忍ばせるが……。舞台出身の女優ニムラト・カウルがイラ役を務め、「スラムドッグ$ミリオネア」「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」など国際的にも幅広く活躍するイルファン・カーンがサージャン役を演じた。2013年・第66回カンヌ国際映画祭監督週間で観客賞を受賞。

2013年製作/105分/G/インド・フランス・ドイツ合作
原題または英題:Dabba
配給:ロングライド
劇場公開日:2014年8月9日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0 踊らないインド映画の傑作

2025年11月15日
PCから投稿

とにかく“人の温度”がじんわり伝わる映画。インドの弁当配達システムの事故で、家族に届けられるはずの弁当が見知らぬ男性サージャンの元へ届いてしまう。そこから始まる文通のやりとりが、本当に丁寧であたたかい。海外レビューでも高く評価されていたが、とにかく“静かな優しさ”が魅力だ。

大げさな恋愛映画とはまったく違い、日常の延長線上にある小さな希望が積み重なっていく感じが、なんとも愛おしい。
特に、彼らが初めて“会う約束”をするくだりは胸が締め付けられた。会いたいのに会えない、期待してしまう自分を抑えられない。そのもどかしさがとてもよく描かれている。インド映画といえば派手な踊りの印象を持ちがちだが、これは真逆の、静かで心に沁みる作品だ。

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ryo

4.0 インドで撮られた見慣れた映画

2025年10月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:その他

サウンドブリッジだったり、寄り方、線路の見せ方、列車の中の不自然な照明
見慣れた映画だった
舞台がインドでなくタイだと言われたら信じてしまったかもしれない
しかし、普遍的によくできていた
凡庸と言われることを免れたのは役者の眼差しの力だ
彼らは眼差しに不安や希望を表現させた
おとなしめのピアノと緊張感を損ねないカットがそれを助けた

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悠

3.5 いい恋愛もの

2025年6月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

夫との関係を修復したく、お弁当を作るが、配達ミスで違う相手に届けられ、文通が始まる。上の階に住むおばさんとイラとのやり取りが面白いが、おばさんの助言がなければこの展開はなかった。おばさんただものではない。

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ゆうき

5.0 静かなインド映画

2025年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

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なりなりなりたさん