ママはレスリング・クイーン
劇場公開日 2014年7月19日
解説
人生に行きづまった女性たちが、プロレスを通して輝きを取りもどしていく姿を描いたハートフルドラマ。北フランスの田舎町。ある事件によって服役していたシングルマザーのローズは、出所後すぐに息子ミカエルと再会するが拒絶されてしまう。ミカエルがプロレス好きであることを知った彼女は、親子関係を修復するべくプロレスラーになることを決意。スーパーマーケットの同僚である3人の女性と一緒にプロレスチームを結成し、メキシコの強豪チームとの対戦を目標に猛特訓を開始する。「わたしはロランス」のナタリー・バイ、「みんな誰かの愛しい人」のマリルー・ベリらフランスの人気女優たちが、過激な衣装でリング上を暴れまわる女子プロレスラー役を体当たりで演じた。
2013年製作/97分/G/フランス
原題:Les reines du ring
配給:コムストック・グループ
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2021年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
突っ込みどころ満載もストーリーの面白さでカバー 4人のそれぞれの事情をもう少し深掘りしてほしかった気がする 脇役陣もそれぞれ面白く良かった フランス映画なのに、1977年のコモドアーズのイージーが流れてきたのにはびっくり 映画にマッチしていたのでさらにびっくり こんなところで聞けるなんてとくした気分になった トレーニングの成果が、走る速さが変わっていくことでよく伝わった 別の人が走ってる? 最後はハッピーエンドで見終わった後も幸せな気分になれた ところで店長の車は誰か弁償したのかな?
2019年7月13日
Androidアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
私はリングに上がる時のテーマを決めるシーンで大爆笑!フランスの人もあの番組が好きだったんですねぇ。
2018年11月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
息子がブループホーム暮らしの里親映画でもあった。
母親がスーパーの仲間とプロレスラーを志すが、プロレスを見に行きもしなければ特に動画で見てもおらず、ゆるい。そんなに簡単になったり試合をしてもいいのだろうか。特に50歳くらいのおばさんは筋トレもしてないし、大怪我してしまいそうでハラハラした。
しかし、そんなど素人でもギリギリ成立しそうな感じのゆるい試合で、ゆるいながらも素人がやっていると思うとハラハラするという絶妙のバランスの面白い試合だった。相手のメキシコ人が素晴らしいのだろうけど、そこには踏み込まない表現だった。
ただ、試合を前にして主人公が失踪するのは、全くいただけない。殺人よりダメな行為に感じる。
2016年10月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
過去の過ちにより、最愛の息子と離ればなれになってしまった女が、勤め先のスーパーのレジ打ち仲間達と女子プロレス(熟女プロレス?)団体を立ち上げ、息子を振り向かせようとハッスルする家族喜劇。
男のレスラーものやと、ミッキー・ロークの『レスラー』や、宇梶剛士の『お父さんのバックドロップ』etc. リングでしか居場所が無い孤独感が哀愁を誘い、涙するのだが、今作は常に温もりある世界観に包まれていたのが印象強かった。
それは世捨て人ではなく、主婦として母親として社会の底辺と接しながら闘っているからであろう。
メインイベントでファイト中に、「私の息子が観に来てるから勝たせてよ」
「嫌よ、私も来てんだから」
とやり取りする距離感に、現代の女戦士の事情が象徴されていて面白い。
佐々木健介ファミリーがバラエティー番組に出演した場合、結局オイシイところはカミさんの北斗晶が全部モッテいっちゃうのと殆ど同じであろう。
ただ、とてつもなく違和感を覚えたのは、手本としていた団体が、アメリカのWWEだった点に尽きる。
プロレスの根本がエンターテイメント重視であり、興業ありきの娯楽路線は、八百長とは薄々察しながらも真剣勝負に酔いしれるドラマ性を期待して観戦してきた馬場・猪木イズムを未だ引きずる昭和プロレスオタクには、戸惑いが大きい。
つまり、入場アクションを稽古する暇が有るなら、その時間をスパーリングにもっと費やしなよとツッコんでしまう。
パフォーマンスも大事やけど、プロレスの基本は、受け身であり、ロープワークだろうがとヤジをトバす自分は時代遅れかもしれないが、プロレスの表のカタチばかりにこだわっている彼女達に、感情移入はできなかった。
第一、まだデビュー戦も飾っていない素人オバサンばかりの団体に、あれだけのキャパを押さえ、満員の客を呼べる魅力が何処に有るのか、甚だ疑問である。
泥んこプロレスとか、キャバレーの余興みたいなキャットファイトならば、噺は別だが、木戸銭払って大熱狂するイベントとしていきなり成立するのは、長州力が大失敗したWJの悪夢を知っている者とすれば、遠い夢物語としか受け取れなかった。
舞台のフランスと云えば、“一人民族大移動”の異名で天下を獲った伝説のプロレスラー、アンドレ・ザ・ジャイアントの生まれ故郷ではないか。
故に、プロレスの認知度は其れなりに有るハズである。
映画全体ののしょっぱさは眼を瞑るとしても、フランスのプロレス事情を先ず知らせて欲しかったなぁと、リサーチ不足が残念でならなかった。
では、最後に短歌を一首
『レジ打ちの 咬ますオネンネ ラリアット 母の居場所は 血染めのリング』
by全竜
すべての映画レビューを見る(全11件)