「男女の話ではなく、母娘の話」海を感じる時 こえださんの映画レビュー(感想・評価)
男女の話ではなく、母娘の話
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主人公も、誰でもよかったんだと思う。
自分をぞんざいに扱う人なら誰でも。
大切にされるようようになったとたん、自らぶち壊しにいったのがその証拠。
自分のことを大切にできない。
自分のことを大切にしてくれる人を好きになれない。
ぞんざいに扱われてるほうが落ち着く。
典型的な自己肯定感が低い人間。
原因はあの母親。
娘のことを大切に育ててきたのは事実だけど、
「片親でも人並みに育てあげなきゃいけない」
「人様にまともな母親と思われたい」という思いからのことで。
どうせ夫に先立たれた我が身かわいさと、
世間体ばかり気にしてたんじゃないの?と言いたい。
大学行けなかったら恥ずかしいとか、
自分の人生犠牲にしてきたのに意味ないだとか、
目の前でご飯捨てたりだとか、、なかなか胸糞。
子どもはどう転んでも結局は親のことが好きで
反抗してても罪悪感でいっぱいなんだから、、
最後、家でミシンを扱う母の後ろ姿と、
ピアノを弾く父の姿を思い出してるのが切なかった。
父親が生きてたらまた違ったのかな
ちなみにひろしは主人公の反対で
自分のことばかり大事にしすぎる人。
傷つきたくないから、相手を突き放す。
普段はポーカーフェイスで、後出しで実はあのときああだったこうだった、、、って。ずるい。
姉には何から何まで筒抜けだし。
甘ちゃんなのかな、結婚相手には絶対したくないタイプの男だった。
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