マダム・イン・ニューヨークのレビュー・感想・評価
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SHE IS BEAUTIFUL❣️
美っじ〜んで表情やしぐさも可愛い💕シャシ。コーヒー店の従業員を除けば、接した人全てが好意を抱く素敵な人。
演ずるシュリデビさん、若い❣️
インド🇮🇳という国、ほとんどというか全く知らない。家庭や学校の様子を観ていて人種や言語の違いはあれど現在あまり変わらないと見た。伝統衣装や食べ物の違いはあるが。
もちろん人一人一人は違うが。
エリートビジネスマンの夫と中学生の長女、幼稚園児の長男、優しい義母と暮らし、専業主婦ながら、伝統菓子ラドゥ作りの名人で、お金も稼ぐ。最近、困っているのは夫と頭のいい長女が、シャシの知らない知識で馬鹿にしてくること。愛する夫や娘であっても腹立たしいし、惨めな気持ちにもなる。
そんな日々の中、アメリカ🇺🇸に住む姉から、姪の結婚式の準備に渡米して来て欲しいと依頼があり、家族に先立って一人旅立つ。
本場アメリカ🇺🇸に来て、ひょんなきっかけでかねてからコンプレックスを抱いていた英語を習得しようと英会話教室に通い始めることになる。
このクラス宝箱みたいなところ。
講師デヴィッドが、国籍の違う生徒を皆同じ目線で見て個性を引き出しつつ小さなことも褒め自信を持たせ意欲づけてくれる稀有な先生。
生徒たちも英語がわからないから来ているわけで、英語を話せない者同士、お互いを認め合いバッラバラな国籍だけど連帯感ができ親密度が増していく。
特に、フランス🇫🇷人シェフのローラン、最初のコーヒー店で惨めな思いのシャシを慰めてくれた人。皆の前でシャシに愛を告白する。
久しぶりの告白に動揺しつつも、内心はうれしいシャシ。
英会話教室での楽しい日々を送っていたが、家族もやって来た。家族と別行動で教室に来ている間に幼い長男がケガしたことで自身を責めてしまい、卒業試験も欠席しようかと悩む。
下の姪のラーダが何かとシャシを気にかけてくれて英会話教室の仲間とも挨拶する仲に。
ラーダの姉の結婚式と卒業試験の日が重なったことにも、色々便宜を図ってくれたが。
結婚式のスピーチで、ラーダが気を利かしてシャシにスピーチを指名した。すかさず夫が、妻は英語ができないからと自分が引き受けようとしかけたのをシャシが止めて立ち上がった。
あがって最初ヒンズー語で話し始めたことに気づき、そして訥々と英語で話し始めた。
夫婦の在り方、家族の在り方を真心込めて姪夫婦に語りかける様はゆっくりながらその場を静けさで包み込み居合わせた人々の心に染み渡ったであろう。
また、スピーチの家族の件の時の夫と長女のうなだれよう。見直したか?恥入ったか?
対照的に英会話仲間たちの誇らしげな表情。シャシもそこのテーブルでは生き生きと振る舞う。その様子も見ていた夫、ますます恥じ入る。
ローランと交わす言葉、
💕自分を愛することを教えてくれてありがとう、自分に自信を持たせてくれてありがとう。💕
見事、シャシは、自分を愛し自信を持ち、世界を広げ、夫や娘に笑顔を向けるのである。
💐素敵な素敵なシュリデビさんに
哀悼の意を捧げます💐
ポジティブなメッセージしかない良作
メチャクチャ面白いということはなくとも、気持ちよく観られてエモーショナルなのはいいね。
刺激的ではないからこそずっと優しい雰囲気だし、インド映画らしいけたたましさもなかった。
ダンスのシーンこそないが歌はある。登場人物が歌わないだけだ。歌の間に物語を少し進める感じだろうか。
とにかく主人公シャシを応援したくなるし、役目を十二分に果たしていても敬意を得られない悲しさ、そこからくる憤り、そして、泣き言を言うのではなく更に高みへ登ろうとする姿は感動的だ。
ずっとシャシを応援するハートフルコメディかと思いきや、一番おいしいところはローランが持っていったと思うんだよね。
ローランがヒンディー語を理解した瞬間が最も衝撃を受けた。
ローランは口説きたいだけだったかもしれないけれど、シャシにしてみたら求めていた敬意がそこにあると感じたことだろう。
ローランも英語の勉強中だったのに隠れてヒンディー語も学んでいたってことだからね。ローランの情熱すごい。さすがフランス人。
インド映画だしローランとくっつくことは考えられないけれど、こんだけローランとくっつく前フリしといて最後どうすんのかなと心配になった。
それでも、まあなんとなくいい感じに着地して、ローランとくっつかないラストでも不満を感じさせなかったのはすごい。
とても
インド映画が苦手なかたに。
英語が話せないという、コンプレックスを持った主人公が。
姪っ子の結婚式の準備で、NY滞在中に英会話教室に通う。
ストーリーはそれだけですが。
偶然は必然、いつか学びたいと思っていた。
その一歩を踏むだす様や。
学ぶことで、新しい出会いや扉を開き、気づく。
胸打たれたなあ。わかるわー。
「料理上手なマダム」だけじゃない、他にも天分(才能)がある、かもって。
人と人の間には、教室仲間だけじゃなく家族にも。
「尊敬し合う気持ち」大切、めちゃくちゃ。
インド映画ですが、歌って踊る場面はさほどないし。ほぼ場面はNY。
2時間ちょっとの長さなので、男女問わず機会があれば。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「自分を助ける最大の人は、自分」
必要なのは恋ではなく尊重
インドでそこそこ金持ちな家庭の専業主婦シャシは、国際派ビジネスマンの夫やインターナショナルスクールに通う長女から「英語ができない」ことをバカにされる生活にどこか嫌気していたが、ある日、NYに住む姪の結婚式に呼ばれることになり・・・。
アクション&ダンスがふんだんに盛り込まれるいわゆるインド映画とは異なり、スタイリッシュで情緒的な演出によってミッドライフクライシス真っ只中の熟女の心の動静を描く。
アメリカにひとりで旅行に行くと感じるが、とにかくアメリカ人は「英語を話せるかどうか」を人を見るスクリーニング条件にしている節があり、英語話者以外には冷たいし、場合によっては見下すキライがある。
家族を規定する要素のひとつに「なんの役にも立たない、価値がなくても愛し、愛される」がある。これがないと、生まれたばかりの赤ちゃんや加齢で働けなくなった老人は家族ではいられない。この作品で描かれている「英語」は、国際化が進む社会での「価値」であり、家族内にも「価値」が持ち込まれてしまったふたつのメタファーとして機能する。
多様性に満ちたNYで、伝統的なサリーを身に纏うシャシの美しさゆえに、彼女がこぼす「必要なのは恋ではなく尊重」というセリフが余計に刺さる。
英語勉強しなきゃ、、
女性として、親として、家族に尊重されたいと願う専業主婦の主人公。ニ...
インド映画、すごいぜ!
最近見たインド映画「きっと、うまくいく」に引き続き、よかった。
オープニング、なかなか主人公の顔が映し出されないのだけど、いきなり眼(まなこ)パッチリでお上品なマダムの登場。でもそれだけではなくて、息子のリクエストに応えてマイケルの踊りの踊れるチャーミングなお母さん。でも娘や夫には英語のことで見下されていて、やりたいこと(お菓子作り)も夫には「そんなこと必要ない」と言われて面白くない。さらに学校の面談の結果にも娘に文句を言われ(日本では子供の学校での面談ってほとんど母親が出席するもんだと思うけどインドでは父親なんだね)。大事な場面では父親(男性)が出るのが当たり前。最後の結婚式のスピーチでも夫が仕切ろうとするけど、ラストの名スピーチに繋がる。英会話クラスの最後のスピーチテストに出席できなくなってしまうストーリー展開から逆転ホームランへとつながっていく、清々しい展開に、「きっとうまくいく」にも通じるものを感じた。
この映画の名言はほかのサイトでも取り上げられていて、ラストのシャシのスピーチが特に取り上げられているけど、私が一番印象に残ったのはアメリカへの飛行機での隣の乗客がフライト後、彼女と別れるときに言った言葉。
「何事も初めては1度だけ。その1度は特別な体験だ。だから楽しんで」
どんなことでも最初って誰でも不安で嫌なものだと思ってたけど、この映画でこの言葉を聞いて「ほんと、そう!」って強く思う。どう転ぶかわからない、だから不安、でも!!年を取ってくるとだんだん毎日が同じことの繰り返し、ある意味安心、でもマンネリ。この年になって恥をかきたくない、とか後ろ向きになるんじゃなくて、この考え方に勇気をもらいたい。
あと、このインドの背景(男尊女卑、家族観、など)を嘆いている人のレビューがあったけど、インドの現実はもっと悲惨だと思う。日本も昔は同じような部分があって今もDVとかあったりするけど、子供の養育を父親が担うようになったり、少しずつ変化がみられてきた。親子間、男女間の感性の違いは大きい。インド映画でこういう映画が出てきたことこそ、その変化なのだと感じる。
終わり方も清々しい
人は何歳になっても成長できる
ボキャ貧過ぎて申し訳ないけど本当に素晴らしい映画。
自分の置かれている立場とやりたいことと、、
それでも頑張っていれば誰かが見てて助けてくれるよね
とても前向きな気持ちになれるし、自分頑張ろうと思えました
そしてこんなに恋愛要素があるなんて思ってなくて
その辺の恋愛映画よりもきゅんきゅんしっぱなしでした。。
名言が散らばっている…前向きになれる作品
前向きになれる素敵な映画。主人公シャシを演じるシュリデビは美しくひ...
夫婦の対等な友情を取り戻すために自分を助け、愛す
公用語であるヒンディー語と準公用語の英語が併用されるインド社会。英語話者は人口の約10%。少ないように見えるが、日本の人口とほぼ同じだ。アッパーミドル以上の世帯や都会で暮らす人にとっては必要な言語と言えるだろう。主人公は田舎出身で満足な英語教育を受けて来なかった女性。日本で言えば時代は違えど『サザエさん』のフネさんのような感覚と言えば分かりやすい。伝統的な事や家事は何でも出来る「古き良き母」だが、学歴はなく英語や飛行機みたいなハイカラなことはからっきし。夫や子供が仕事や学校で自然に英語を駆使している中で、家庭の中で1人だけ遅れた人間のようにバカにされている。彼女の唯一の尊厳である手作りのラドゥ売りも家族からはご近所相手の小遣い稼ぎ程度にしか扱われない。
主婦として埋没し、尊重されていない日々。
そんな彼女がニューヨークへ結婚式の手伝いに行く事からストーリーは進んでいく。
自分を変えようと1ヵ月課程の言語学校に通うことを決心するのだが、これが彼女にとって本当に素晴らしい経験になる。
個人を尊重するアメリカ文化、そして様々な国籍やバックグラウンドを持つ生徒達との出会いの中で、彼女は伝統的な美しさや知識を持ち自立する個人として認められる。
ちょっとしたラドゥ売りをしていただけの彼女を先生は“entrepreneur(起業家)”だと言ったのが印象的だ。
ニューヨークの街で着るサリーも異質なモノではなく伝統美のある個性としてとても美しく映る。
留学経験があったり言語学校の友人がいる人ならだれでも新しい言語に飛び込む彼女の困難や勇気、喜びに共感できるだろう。
どんどん成長し、自分への自信を身につけていく彼女だが、そこで新しい恋や人生へと道を踏み外さないのが何とも上品な映画だ。ハリウッドなら絶対こうはならないだろう。
映画としての筋を外さないのが本当に評価出来る。
最後のスピーチは芯を食ったもので含蓄深い。
家族は愛し合い助け合うものだが、時には相手のことが分からなくなる。自分が嫌になると周りまで嫌になる。それは愛の終わりではない。そんな時こそ自分で自分を助けて愛するのだ。そうすれば愛や尊敬は後から戻って来る。
彼女が欲しいのは『家族からの尊重』、ただそれだけなのだ。それが叶わなかったのは自分が変わろうとしなかったからだ。
家族の愛を試したり女々しくすがったりするのでもなく、恨んで仕返したりするのでもなく、自分を変えようという彼女の奥ゆかしさと強さ、家族への信頼感、愛の深さにこちらまで尊敬の念が湧いて来る。
とても気持ちの良い映画だった。
インド映画なめてた
ハッピー!最高に面白い
お母さんかっこいい!
家族の中で唯一英語ができないお母さんが、姪っ子の結婚式のためにNYに行くことに。
言葉がわからない不安に押しつぶされそうになりながら、みんなに内緒で英会話学校に行き、結婚式当日には素敵な英語のスピーチをするまでに。
英語がわからないがためにカフェで恐ろしい思いをするところでは、あの焦りがわかって胃が痛くなり、最後のスピーチシーンでは誇らしさと温かさでいっぱいになる。
そして、主演のシュリー・デヴィ(インドではものすごく有名な女優さんらしい)が綺麗すぎる!
実はもう50歳を超えているらしいけど、信じられない。
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