勝手にしやがれ

ALLTIME BEST

劇場公開日:

勝手にしやがれ

解説

ジャン=リュック・ゴダールの初長編監督作。即興演出や手持ちカメラでの街頭撮影など、当時の劇場映画の概念を打ち破る技法で製作され、後の映画界に大きな影響を与えた、ヌーベルバーグの記念碑的作品。原案はフランソワ・トリュフォー、テクニカルアドバイザーとしてクロード・シャブロルも参加している。警官を殺してパリに逃げてきた自動車泥棒のミシェルは、新聞売りのアメリカ留学生パトリシアとの自由な関係を楽しんでいた。パトリシアはミシェルの愛を確かめるために、彼の居場所を警察に伝え、そのことをミシェルにも教えるが……。2016年にデジタルリマスター&寺尾次郎氏による新訳版が公開。2022年には、公開60周年を記念してつくられた4Kレストア版で公開。

1960年製作/90分/フランス
原題または英題:A bout de souffle
配給:オンリー・ハーツ
劇場公開日:2022年4月29日

その他の公開日:1960年3月26日(日本初公開)、2016年7月23日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.0ヌーベルバーグの記念碑的作品

2024年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

ジャン=リュック・ゴダールの初長編監督作。即興演出や手持ちカメラでの街頭撮影など、当時の劇場映画の概念を打ち破る技法で製作され、後の映画界に大きな影響を与えた、ヌーベルバーグの記念碑的作品。 ミシェルとパトリシアの絶妙に噛み合ってない会話面白い。 あとミシェルはセックスすることしか考えてなくて笑う。 有名なラストシーンもやっぱりよかった。 パトリシアはファム・ファタールだ。 今みても面白く観れる。名作です。

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まぬままおま

3.5映画終活シリーズ

2024年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

1960年度作品 子供の頃、ジャン=ポール・ベルモンド好きだったな アラン•ドロンとの共演「ボルサリーノ」鑑賞した時ファンになったわ その10年前、この斬新なヌーヴェルヴァーグ幕開け映画で大スターになっていたのは、知らなかった

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あきちゃん

4.5道化(ピエロ)・刹那的殺人・女との逃避行

2024年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

1960年作品。 監督:ジャン・リュック・ゴダール。 コンセプト・テーマは「気狂いピエロ」と変わらない。 モノクロ映像が美しく。カメラアングルも洒落てる。 90分と短いので中弛みをしない。 BGMのジャズも1960年代らしさを醸して、「気狂いピエロ」より、 好きだった。 ジャン・ポール・ベルモントは、ヒーローでは全くない。 頭の悪い不良でジーン・セバーグに惚れている。 ミシェル(ベルモント)は自動車泥棒でサンダーバードを盗んで 乗り回すものの、古売商に見抜かれて、エンジンに細工され 動かなくされる。 執着をしない男で、すぐ車を捨ててしまう。 チカラも欲もない。 ジャン・ポール・ベルモントは自分の“たらこ唇“を親指の腹で、 横に何度もなぞる。この癖は何故か色っぽい。 この時ベルモントは27歳。 ヒロインのジーン・セバーグはこの時、23歳で、 見た目が意外と老けてるがジャーナリスト志望の大学生。 それにしてもベルモントはトビッキリ魅力的。 何も考えずにじーっと見ていられる。 ジーン・セバーグは設定通りにアメリカ人で、セシールカットが とても似合っている。 ジーン・セバーグ。 40歳で変死しているのね。 自殺というけれど、夕暮れに車の中で毛布に包まれて 放置されて死んでいた。 フランス人俳優は(2枚目のアラン・ドロンは別として) ジャン・ギャバン、イブ・モンタン、リノ・ヴァンチュラ、 と味のある変わった顔の俳優が人気だ。

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琥珀糖

4.5ミシェルは死んだ、何故か?坊やだからさ

2024年8月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

観終わって思い浮かんだのは、ガンダムのあの名文句。 とてもスタイリッシュでかっこいい映画。 車内のシーンは本当に運転しながら撮影しているのかな、とても臨場感がある。「勝手にしやがれ」と口にするシーンでは、客席を見ずに前を向いて運転して言いたくなる位だ。 そして、ろくでも無い主人公を演じるベルモンドの格好良いこと。極端に短いネクタイ姿や白トランクス姿、裸にハット姿、どんな姿をしても絵になってしまう。端正な二枚目とは違うが、ルパン三世の様な格好良さ。鼻につく加減、男の馬鹿さの中に見える可愛げの塩梅、分厚い唇の存在感。どれも行き過ぎているんだけど、嫌味にならなず彼の魅力にしてしまう。彼じゃなければ、あのラストシーンは成り立たない。 会話のシーンもとても面白い。話がすれ違っているようでいて時間差で拾ってきたり、カメラが話していない方の顔をずっと追ったりする。 刹那的な男と先を見る女のすれ違いという有りふれた内容なのに、すっかりこの作品の世界に引き込まれてしまった。

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komasa