リトルプリンス 星の王子さまと私のレビュー・感想・評価
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大人への。
原作はそのまま、それ以外の周りのお話を創造した面白い作品。
飛行士が歳をとり王子さまは隣に住む少女へと語り継がれていく。
奇妙な老人が作りだす世界や小道具など、お受験真っ只中の少女
にはどれも不要なものばかりなのだが、そこで老人は大切な物語
として自身の過去を語り始める…画面は転調し、3DCGアニメから
クレイアニメ、パペットの世界へ移り変わる。純朴で味わい深い
挿絵の魅力を想像の世界では存分に堪能できる仕掛けだ。後半は
少女の冒険へと世界が広がり、そこで経験する(あるいは登場する)
懐かしの面々に笑ったり泣いたり。この世界に浸れるかどうかで
好き嫌いが分かれそうな作品ではあるが(子供向けとはいえない)
訴えたい内容の殆どは大人へのメッセージなのだから強ち間違い
でもなく、今作に登場する強引なママ同様に子供の心を忘れるな、
ということなのかと。分かっちゃいるけど…という大人は耳が痛い。
(豪華な声優陣(吹き替え版)もいいけど、どう聞いても津川雅彦で)
ごめんなさい。。。
星の王子さまも読んだことない
ピクサー含めてこの手の絵描写のアニメーションが苦手
友人の子供たちと鑑賞
と、すべての要素が揃っての鑑賞で眠気に耐えるのがやっとでした。。。
子供に世の中の常を問うなら「クレヨンしんちゃん」や「ドラえもん」のほうが数倍破壊力があります。
小難しい哲学なんていらないのではないかなー。
主人公の女の子に「イラッ」としたの自分だけでないはず。
ハリウッドも日本もそうだけど。どうしてちゃんとした声優さんを使わないのでしょうか?
映像も内容も素敵な映画でした。
とても心温まるお話でした。
内容は深くて、正直映画の内容だけで全てを理解するのは難しいと思います。
でも理解することよりも、その映像ひとつひとつの場面で自分が感じたことや、感動したことを心に残しておけばそれで十分なのだとも思いました。
劇場には子どもがとても多く、暗い場面もあって泣いている子どももいましたが話が進むにつれ、自然と子どもたちも静かに見入っていました。
大人にも難しいので、もちろん内容的には子どもにも難しい映画だと思います。
でも子どもって本当に想像力が豊かだから、自分の見た映像や言葉を、自分の中でちゃんと処理して残しているんですよね。
理解できるかどうかよりも、心でどう感じるのか、捉えるのか。
『大切なものは目には見えない』
分かっていても、大切なものを見落としてしまうことって本当によくあります。
親は子どもを想う気持ちの中に、自分の思い通りに動かしたいという思いや、こうしてあげなきゃという思い込みもあるかと思います。
決して子どもを大切にしてないわけではなく。
でもきっと子どもは自分で考えて、自分で感じて、自分で経験することでしか成長しないんですよね。
目に見える結果や、成果ばかりにこだわるのではなく、目に見えない子どもの気持ちを心で感じて汲み取ってあげたいなと思います。
世界観の好み
おとぎ話の絵本を観ている感じで綺麗だけど、この趣を好まない人は苦痛だ。冒頭で物語のテーマと映像のコンセプトが理解できたら、あとはラストのオチに向かって延々とスクリーンを眺めなければならない。ピクサーだったら1時間位にまとめるだろう展開を根気よく2時間観なければならない。世界観にハマる人がいると思うが、受け付けない人との両端か。
大人達に物申す!
冒頭で自分が思ってる事が出てくるとは予想外でしたね。それは”大人たちは真面目すぎている”ということ。今の政治に対してでも言える事ですね。
時間に厳し過ぎる主人公の母と母が作った時間をきっかり守る主人公。親子の生活が凄いと思いました。いくらなんでも、厳しすぎでしょって思うくらいw
そんなエグい生活に手を差し伸べた1人の老人から”星の王子様”の話が進行し、その話を聞いてる時が何だか主人公の気持ちと同化し同じ気持ちで聞いているかの様な感覚でした。
主人公の女の子、最初は真面目キャラってインパクトが強かったです。でも、おじさんと友好関係を築き上げる中で子供っぽい、いや、子供らしい…なんていったら良いのでしょうかねwまーよく見る子供(?)みたいになって見る目が変わりました。
最後辺り、衝撃の展開が待ち受けていて、どうなるのか!?と少々戸惑いましたが、大人に対する宣戦布告みたいでスカッとしましたし、観終わった後温かい気持ちになりました。
思ったより大人向けな印象
とても心温まるストーリーに思わず涙。どのキャラクターも魅力的だった(キツネのぬいぐるみの可愛さは身悶えするほど!)。物語の部分と現実の部分でビジュアル表現を分けているところは本当に素晴らしかった。
ただ、小さな子どもだとどこまで理解できるのか…。思ったより大人向けな内容だったかも。
綺麗な映画、大人のための映画
星の王子さま、
子供の頃に読んで
なんかシュールな話だなとしか
思わなかったですが
この意味は大人になって分かるのですね。
まさかの大号泣でした。
色々なメッセージの
どこに心が惹かれるかは
その人に寄ると思いますが
(私はキツネと大きくなった王子のところ)
大人になって忘れてしまっていたことを
もっかい思い出させてくれるいい映画でした。
王子のクレイアニメで表現されている映像も
CGならではのスッキリした映像も
色使いや光が綺麗で
心洗われる映画でした。
なにかある度に見返したいいい映画です。
予想以上に大人向け
映画の出来そのものとしては素晴らしかったですが、見る人全ての心に響く内容かと言うとそれはちょっと微妙なような、何とももどかしさを感じてしまう作品だった印象ですね。
直接的な描写による感動と言うよりは、見る者それぞれが感じ取って欲しいと言う作風でしたので、子供向けアニメのようで、ややお子さんには厳しい内容だったような?
まあでも、物語の二重構造的構成と映像に関しては素晴らしいの一言でした。
原作の話はそのままに、それをそっくりそのまま9歳の少女の話に組み込む辺りの物語構成は、原作ファンへの配慮も感じましたし、原作を知らなくても楽しめるよう作られていて、そこは本当にお見事な構成だったと思いました。
原作部分はストップモーションアニメ、それ以外の分はCGアニメで構成されている辺りの使い分けも素晴らしかったですね。
映画オリジナルの部分、少女とおじいさんの交流は、単純に面白かった!
おじいさんと対比的に描かれたお母さんにビッシリ管理された少女の生活ぶりが、また極端に凄いものでしたので、尚更ね。
おじいさんに聞かされた「星の王子さま」から少女の冒険心が生まれ展開していくストーリー構成は、ホント良かったです!
しかし管理社会に生きている我々雇われ人にとっては、何とも耳の痛い話でしたねぇ。
現実はそうもいかずですから・・・でも自由に生きたい、ただじいさんのように子供心だけを持って大人になるのも微妙なような(苦笑)
まあ大切なものは目に見えない、大人になっても忘れてはいけないことがある、そう言ったメッセージ性には十分共感できましたけど。
予告編の出来が素晴らしかったので、ややハードルを上げすぎた分泣くまでには至らずでしたが、大人が見る分には十分見て損のないアニメ映画だったと思いましたよ。
星の王子さまを好きな人が作ったんだな
星の王子さまそんなに出てこないんだよね。
でも同じテーマで、うまく翻案してあんの。
《星の王子さま》が大好きで、何回も読んだ人達が作ったんだろうなあと思った。物語の軸がぶれないね。
3Dアニメっていうのかな。画も良かったし、「実写の合成?」と思うような空の描写とかも良かったよ。
おもったとおり。
思った通り、心あったまる映画でした。エリートコースを行こうと勉強の虫になっている少女が、心で感じることの大切さを知るという、ストーリーとしてはすごく奇抜ということではないが、見る側に訴える力がすごいなと思いました。「星の王子さま」は原作はずっと前に読んだきりでしたが、思い出されてさらに涙を誘われました。とっても楽しかったです。
子供には難しすぎる世界観。大人になることの本当の意味とは。
【賛否両論チェック】
賛:「『星の王子様』のその後」を通して、純粋な心を忘れて大人になってしまうことの儚さや切なさを、見事に体現。豪華な吹替キャストにも注目。
否:とにかくストーリーが難解なので、子供向けではない。小さい子が怖がりそうなシーンも、結構あり。
決められた将来に向けて歩き続けるだけだった少女が、元飛行士の老人と出逢い、「星の王子様」との話を聞いていくうちに、少しずつ自分の意志を持ち始めていく姿が印象的です。そして、老人のために星の王子を探しに旅立った少女が、やがて訪れた星で目の当たりにする世界や、それでも未来を自分の力で切り開いていこうと奔走する様子に、この物語に込められた想いが伝わってくるようです。あまり言うとネタバレになってしまうので、詳しくは実際にご覧になってみるのをオススメします(笑)。
ただその分、お話そのものはかなり難解で、大人でも全部を理解するのは結構難しいかと思います。小さい子が怖がりそうな演出のシーンも結構あったりするので、子供向けではありません。どちらかというと、子供心を忘れてしまった大人向けの、リハビリ的な作品と言えそうです。
吹き替え版のキャストもかなり豪華なので、そちらにも是非ご注目下さい。
ばらの花
いやぁ泣いてしまいました。もう予告編の段階から泣けたんでね、本編観たら絶対泣くだろうなあ……と思ってたら案の定という。はい。号泣です。
なかなか面白い構成ですよね、これ。サン=テグジュペリの「星の王子さま」を、お話はまんま使っているんだけども、サン=テグジュペリの執筆した、とはせずに、そのお話だけを物語に落とし込んでいる。かつて飛行機乗りだった老人が、若い頃に砂漠で不思議な体験をした、ということにして。それが「星の王子さま」で。まあ、まんまですよね、そこは。で、その老人が隣に越してきた女の子に語って聞かせる、書いた文章を読んでもらう、という構成。このパッケージで物語が展開する。
「星の王子さま」を愛読してる人には話を熟知しつつも新しい体験として、全く読んだことない人には純粋にひとつの物語として楽しんでもらえる。つまり、どちら側にも配慮が行き届いてるんです。
「星の王子さま」まんまでアニメーション映画にしなかったところがね、サン=テグジュペリに対しての、製作陣側の最大限のリスペクトなんじゃないかなと。胸をお借りしますと。
それで、なんというか、「星の王子さま」って、言ってしまえばファンタジーじゃないですか。でも本作はファンタジーではなくて、所謂リアルな現代社会が舞台で。ここの折り合いの付け方が絶妙なんですよね。
老人の体験が果たして嘘なのか本当なのか、なんてのはどっちでも良くて、作り話かもしれないし体験談かもしれない。そして女の子が立ち向かう「星の王子さま」のその先の物語。それが実際に起きたことなのか、夢なのか。でもそんなことは関係ない。全然重要じゃないんだよと。本当に大切なものは、目には見えないんだ。
このレビューの冒頭でまず、自分号泣した、と書きましたけど、理由は敢えて書きません。是非、劇場で体験してもらいたい。台詞のひとつひとつ。女の子の表情、眼差し。現代社会への痛烈な批判。蛇。キツネ。勇気。愛。ばらの花。
期待し過ぎたのかも…
初めて予告を見てから映画を楽しみに星の王子様を読んで、今までなんでこの本を読まなかったのかと思う位好きになったのですが。映画の方にガッカリ。本の中には宇宙位の夢があったのに映画の中ではあの街くらいの大きさでした。ただ映像はとても綺麗でした。鈴木梨央ちゃんの吹き替えもすごく良かった。
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