リトルプリンス 星の王子さまと私のレビュー・感想・評価
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ばらの花
いやぁ泣いてしまいました。もう予告編の段階から泣けたんでね、本編観たら絶対泣くだろうなあ……と思ってたら案の定という。はい。号泣です。
なかなか面白い構成ですよね、これ。サン=テグジュペリの「星の王子さま」を、お話はまんま使っているんだけども、サン=テグジュペリの執筆した、とはせずに、そのお話だけを物語に落とし込んでいる。かつて飛行機乗りだった老人が、若い頃に砂漠で不思議な体験をした、ということにして。それが「星の王子さま」で。まあ、まんまですよね、そこは。で、その老人が隣に越してきた女の子に語って聞かせる、書いた文章を読んでもらう、という構成。このパッケージで物語が展開する。
「星の王子さま」を愛読してる人には話を熟知しつつも新しい体験として、全く読んだことない人には純粋にひとつの物語として楽しんでもらえる。つまり、どちら側にも配慮が行き届いてるんです。
「星の王子さま」まんまでアニメーション映画にしなかったところがね、サン=テグジュペリに対しての、製作陣側の最大限のリスペクトなんじゃないかなと。胸をお借りしますと。
それで、なんというか、「星の王子さま」って、言ってしまえばファンタジーじゃないですか。でも本作はファンタジーではなくて、所謂リアルな現代社会が舞台で。ここの折り合いの付け方が絶妙なんですよね。
老人の体験が果たして嘘なのか本当なのか、なんてのはどっちでも良くて、作り話かもしれないし体験談かもしれない。そして女の子が立ち向かう「星の王子さま」のその先の物語。それが実際に起きたことなのか、夢なのか。でもそんなことは関係ない。全然重要じゃないんだよと。本当に大切なものは、目には見えないんだ。
このレビューの冒頭でまず、自分号泣した、と書きましたけど、理由は敢えて書きません。是非、劇場で体験してもらいたい。台詞のひとつひとつ。女の子の表情、眼差し。現代社会への痛烈な批判。蛇。キツネ。勇気。愛。ばらの花。
期待し過ぎたのかも…
普通に楽しめましたよ
よかった!
イマイチ。
原作を読んでいないとよく理解できないかもしれない。子供向けのはずだ...
星の王子さま初めて
大人になった星の王子様が…
哲学的でロマンチック!
原作も知れませんでしたが
含むもの
複雑である。
手放しで受け入れられる程、俺は幸せな人生を送ってないんだと思う。
共感もするし、反発もするし、応援もしたい…。
児童文学とでもいうのだろうか?
随分前から、読まれている名作だ。
でも、俺は原本を知らない…どころか、読んだ記憶さえない。
アチラでは当たり前のように読まれているのだろうか?
結構、濃い内容だ。
狐は、警戒心が強く他人や隣人を現しているのであろう…時間を共にする事で、掛け替えのない誰かになっていく。
蛇は?
死、だろうか?
安息の眠りとも言われるけど、王子は死によって精神世界でバラとの再会を果たす事になるのだろうか?
この作品の極端な世界には、素敵な大人が一人も出てこない。
どころか、会社勤めは牢獄か何かに入れられたかのような描かれ方だ。
ああは、成りたくないと大部分の子供が思うんじゃなかろうか?
でも、大部分の子供は、ああいう境遇に置かれる事を余儀なくされる。
そして、子供はいつか大人へ成長する。
なんと不条理な世界観なのであろう…。
子供たちが、その不条理な世界から抜け出す方法は、描かれてはいないように思う。
強いて言うなら、好奇心を忘れるなと。
安全でも退屈な世界を受け入れたくないなら、変えていく情熱をもてという事かしら?
なんとも、複雑な感想で…そんな自分に同情したりしてる。
ただ…
アニメのクオリティはすこぶる高い。
現実世界、絵本の世界…温かい印象でまとまってる。
映画館で観るとグッとくる!
原作が好きで、楽しみにしていた映画だったので、率直に観た感想は、映画館で観られて良かった!本編では、現実をCGにして、星の王子さまの世界をストップモーションアニメーションにしているところが、原作の世界観を壊さず、安心して観ることができた。これは正直原作をよく読んで、理解していないと、観ても、ただのお子さまアニメに見えてしまうかも?星の王子さまの原作を知らずに観るのは、ちょっともったいない気がした。そして、星の王子さまのその後が後半でてくるが…逆に原作が好きな者としては、「はぁ?」っと思うところも少しあったけれど、やっぱり物語が好きなので、劇場の大きなスクリーンで、アニメーションの美しい映像と、原作の言葉を聞くと、グッときて良かった!
( ˃̶◡ ˂̶)◞★★★★★
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