インヒアレント・ヴァイスのレビュー・感想・評価
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1970年感はよく出てた
ピンチョン原作は知らずに劇場で鑑賞。
PTA監督とJフェニックスの「ザ・マスター」のような張り詰めたような緊張感はまるで無く、割とゆる~め。原作もそんな雰囲気なのだろうか?
(登場人物が多めで関係性を理解するのにやや疲れる感じがあるが)
米国では公開が短かったとか聞いていたので期待はさほどしていなかったが、その通りの感じだったかな。
ピッピー風だけどハードボイルド。シリアスさとジョーク。その辺の混ざった感じを狙ったのかわからぬが自分には中途半端に映った。ハードボイルドスタイルを楽しむにはテンポが良くなく(PTAの濃厚な長回しが出てきてリズムが停滞)コメディと見るにはシリアス過ぎた。
劇場で所々で笑い声が上がっていたが自分は笑えなかった。
全編に70年代の雰囲気が漂っていたのは流石。草・白い粉が一杯出てきたけど何故だかドラッギーな感覚は薄く、宣伝ポスターの様なサイケデリックテイストはあまりなかった気はします。
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