白鯨との闘いのレビュー・感想・評価
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勉強になりました。 19世紀半ばのアメリカの様子が、映画を通してす...
アラフィフ世代には、超オススメ!
小学生の頃、白黒テレビで観た『白鯨』。。。
片足をモビィ・ディックに食いちぎられた船長を強烈に覚えている。
この映画は、その白鯨を執筆する為に、生き残り過去を閉ざした乗組員への取材を映像化した回想ドキュメント風な作品です。
決してジョーズを思い浮かべて観ない方がいいですよ〜^^;
しかし200年前の話とは思えないほどのリアリティ・・・
過酷な撮影で凄まじい減量を課せられた俳優さんの目や表情は、演技を超えて、難破して漂流して理性を失い狂気の表情を見事に再現している。
白鯨もアルビノ種ではなく、長く生きた証〜身体中の傷と加齢から体色が薄くなってる鯨が襲ってくるシーンには、思わずのけぞりそうになります。
マッコウクジラを捕鯨・格闘するシーンも圧巻で、流石〜バックドラフト・アポロ13・ラッシュのロン・ハワード!!!
是非!出来るだけ大きい大画面でご堪能下さい〜☆4.3
面白かった〜!!
「白鯨との闘い」を観て・・
ソフトな描写で描かれる、悲しくて壮絶な真実の物語。
【賛否両論チェック】
賛:主人公達が、生きるために下す決断の数々に、深く考えさせられる。グロいシーンが極力無いように描かれているのも嬉しい。
否:後半の白鯨のくだりは、やや蛇足感があり。
大海原に投げ出され、絶望の淵に立たされた男達が、それぞれの決断を下していく描写が、非常に哀しく映ります。決して正解がない中で、生きるために下す決断の一瞬一瞬に、思わず考えさせられるものがあります。
また、〝捕鯨”というものが1つのキーワードとなってくるだけあって、鯨の描写も極めて自然で美しいです。ただ美しいだけではなくて、一種の畏怖さえ感じさせるような、荘厳な雰囲気も漂わせているのが印象的です。
描写はソフトですが、お話自体はかなり壮絶なので、その辺りはご留意下さい。
海は恐い
クジラがしつこい
おいおい
究極のサバイバル
ハーマン・メルヴィルの名作「白鯨」のモデルである捕鯨船エセックス号沈没事故の顛末を書いたナサニエル・フィルブリックの全米図書賞ノンフィクション部門受賞の原作を、ロン・ハワード監督がクリス・ヘムズワース主演で映画化。
ハーマン・メルヴィルの方は海洋冒険小説として捉えている人が多いと思うが、それに対して本作は冒険物というよりサバイバル物として捉えた方が良いと思う。
映画はハーマン・メルヴィルが「白鯨」を書く為に捕鯨船エセックス号の生き残りクルーから聞き取り調査する形式で展開されていく。
舞台となっている19世紀のアメリカにおいて鯨から取れる鯨油は生活必需品であり、食用というより資源確保という目的で捕鯨は行われ、事業化されている。
事業となれば、利潤追求の為に海に棲む最大の哺乳動物である鯨を乱獲する人間たち。
本作では、その際限の無い金銭欲を持つ罪深い人間を罰するように、神の如き存在の30メートルを超える巨大な白鯨が登場する。
映画で描かれる捕鯨シーンや白鯨とのバトルシーンは迫力満点!
ただ白鯨との闘いで払った代償は余りにも大きい。
そして、映画の後半から描かれるサバイバル劇は筆舌に尽くし難い。
ハーマン・メルヴィルの「白鯨」は単なる冒険小説ではなく、基底にキリスト教的な宗教観があり、それは本作でも野生動物保護を含めて宗教的な立場から禁忌を犯す罪深い人間に対する贖罪のドラマが描かれていると思う。
『白鯨との闘い』 試写会へ。白鯨との戦いと言うよりは生死との戦いと...
究極のサバイバル
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