ラン・オールナイトのレビュー・感想・評価
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守るために攻める!
殺しをする中で葛藤する事もあっただろうし、その末の決断、以来それをずっと背負ってきて、覚悟を持った生き方をする主人公、守るものは息子、キャラクターもストーリーも分かりやすく、よく動く激しいアクションも興奮、とても良かった。 途中疑問に思った点がありましたが、夢中になってぼんやり観ている内に良い具合に忘れ始め、驚かせるように回収してくれました。 動きがスローになったりする映像から、思いや息づかいが伝わってくるようで格好よかった。 主人公が息子へ、何度も同じ言葉を掛けていましたが、父の姿だなあ、と感慨深いです。 「守り抜く姿勢」を観るという部分でとても楽しませてもらいました。興奮したし驚いたし泣いた。 面白かったです!!
リーアム・ニーソンが、息子と彼の家族を守るために、敵を殲滅するシンプルなアクション映画
ジャウム・コレット=セラ 監督による2015年製作(114分/R15+)のアメリカ映画。
原題または英題:Run All Night、配給:ワーナー・ブラザース映画、劇場公開日:2015年5月16日。
今回の映画では、リーアム・ニーソンはニューヨークマフィアの殺し屋ジミー・コンロを演じていた。ずっと避けられていた息子マイク(ジョエル・キナマン)及び彼の家族の命を、雇い主でもあるマフィア親分ショーン・マグワイア(エド・ハリス)から守るために、戦う。
ニーソンは、最初冴えない姿を見せていたが、戦い始めてからの彼はいつも通り、運転は超人的で、銃撃戦でも肉弾戦でも圧倒的に強く、容赦なくマフィア達を殺し、最後は親分も殺害し、組織員全員を完全に抹殺する。シンプルな構成のアクション映画として、結構楽しめた。
ルパン三世と銭形刑事ではないが、殺人疑いとして彼をずっと追い続けてきているハーディング刑事(ビンセント・ドノフリオ)への主人公の信頼に基づいた、やり取りがユニークで面白いと思った。
あと、何かあると俯瞰図からその地点に移動していくカメラワークは、印象的であった。ニューヨークの隅々への愛から来てる!?このカメラワーク、誰かに東京でもやってもらいたいと思った。
監督ジャウム・コレット=セラ、製作ロイ・リー ブルックリン・ウィーバー マイケル・タドロス、製作総指揮ジャウム・コレット=セラ ジョン・パワーズ・ミドルトン、脚本
ブラッド・インゲルスビー、撮影マーティン・ルーエ、美術シャロン・シーモア、衣装キャサリン・マリー・トーマス、編集ダーク・ウェスターベルト、音楽ジャンキー・XL。
出演
ジミー・コンロンリーアム・ニーソン、マイク・コンロンジョエル・キナマン、ジョン・ハーディング刑事ビンセント・ドノフリオ、エディ・コンロンニック・ノルティ、パット・マレンブルース・マッギル、ガブリエラ・コンロンジェネシス・ロドリゲス、ダニー・マグワイアボイド・ホルブルック、アンドリュー・プライスコモン、ショーン・マグワイアエド・ハリス。ショーン・マグワイアエド・ハリス。
ジョエルキナマンかっこいい!
ドラマ“ザ・キリング“を観てからキナマンにどハマり中の中、こちらを鑑賞。
リーアムニーソンの映画はハズレなしだと思っているが、こちらも案の定面白く、息をもつかぬ展開にハラハラしっぱなしでした。
身長差があるせいか2人が親子のようにはあまり見えないな…と思っていたけれど、キナマンの演技力の高さでニーソンといると、なぜが息子に見える!
しかも、ちょっと気弱そうな、心優しそうな雰囲気がどことなく滲み出てて、でも生意気なとこも感じられる。
とてもとてもよかったです♡
キリングを観てても思ったけれど、キナマンの泣きの演技はとてもいいー!
なんか、子供みたいに“じわ〜〜〜っ”と涙を溜めて、“うぅ〜…”って泣くんですよね‼︎
その頼りなさな雰囲気が父親を許せない息子をいい感じに表現できてるなと思いました。
こんなに演技力あるんだから、もっと売れてもいいのになぁー。
もったいない!!!
そしてそして、イケおじ代表のニーソンもとても素晴らしく、歳を取り、酒に溺れて腑抜けていても凄腕の殺し屋という難しい役を見事に演じていました!
特に、最後の森の中で殺し屋に最後の一発をくらわせるところ!
めちゃくちゃカッコよかった!!
ショーンとはすごく深い友情かと思っていたらアッサリと命を狙われることになってしまったけれど、ああいう世界では仕方のないことなのかなと、ちょっと切なくなった。
ショーンを撃った後、彼を抱えるニーソンの切なさはなかった…
警察は信用できないと言っていたが、ずっとニーソンを追っていた刑事はなかなか情に熱い刑事さんで、とてもいい存在感だった。
週末にお酒を飲みながら、のんびり鑑賞するのにピッタリな作品だと思います。
暗く、重苦しい
キャリアの晩年に、似たようなキャラクターの作品を立て続けに発表したリーアム・ニーソン。 初老で、凄腕のスペシャリスト。何か問題を抱え、周囲との軋轢が絶えない。家族は崩壊し、それでも愛している。半ば巻き込まれる形で、一度走り出すと悲劇的な結末まで一気に突っ走る。 というようなパターンが繰り返されてきましたが、今作にもその法則がピタリとはまります。もう本人は飽き飽きとしているのか、アクション映画=卒業宣言をしてしまいましたが、残念な限りです。この映画、十分に楽しめるレベルではありますが、やはり『96時間』のような、普通のオヤジが驚異的に強いというカタルシスには及ばないままでした。 全体に重苦しく、暗いトーンで話が進んでいきます。 出演俳優の顔ぶれがすごく、エド・ハリス、ジョエル・キナマンはさすがの存在感でした。 2016.7.8
今から一線を超える
当時、映画館で観ました🎬
リーアム・ニーソン演じる殺し屋ジミーと、ジョエル・キナマン演じる息子マイクの決死の逃避行。
エド・ハリス演じるマフィアのボスショーンの部下たちに狙われる中、逃げきることが出来るのか‥。
親子をつけ狙う殺し屋プライス役にコモンも出演。
コモンはジョン・ウィックチャプター2にも出てましたね。
ジミーとショーンは旧知の仲でしたが、息子の仇となってしまっては、殺し合うのは不可避だったのでしょう。
最後、ショーンはジミーの腕の中で息を引き取ってましたよね。
道中ジミーが、マイクが人を射殺しないよう(自分と同じ道を歩ませないよう)に配慮する場面が印象に残ってます。
最後までしつこく追ってきたプライスも、ジミーが引導を渡します。
しかし、ジミーもまた‥。
重めなストーリーですが、私は割と楽しめましたね🙂
親子のやっと伝わる愛情
リーアムのアクション作品。 こちらは「96時間」とは逆に、娘でなく息子を助ける物語。 中々緻密な脚本で、マフィア・警察・殺し屋からなる絶望的な逃亡劇。 闇の社会の業から逃れられない描写が丁寧で、その生き様をじっくりと観せてくれます。 仲間との対決に最後の対決も本当に熱く、見応えがありました。 最後の最後に出てくる「父さん」の一言、そして飾られた写真。 やっと伝わる愛情に、どうしたって胸が熱くなります。 とても密度の高い作品でした。
最強タッグは外さない
リーアムニーソンとこの監督のコンビはどの作品も面白いですね 今作も良くできています ハラハラするシーンも多く楽しめるリーアムニーソンはバッチリのはまり役です 最後の最後まで演出があります
リーアムニーソンでアクションとすると、 いろいろ比べられるに決まっ...
リーアムニーソンでアクションとすると、 いろいろ比べられるに決まってるんだけど あえてそうしたんのであろう、 というのがおそらく賛否両論。 私としては、よかったと思う。 でもストーリーはいただけない。 昔悪かった人が、今はいい人。 みたいな話はそれだけで嫌いなのだが・・・。 エドハリス扮するショーンは 結局悪い奴だし、甘やかして育てたため どうしようもないドラ息子になってしまい 挙句、そのせいで全員殺されることになってしまう。 一方リーアムニーソン扮するジミーは、 自分の後を追わせないように、 息子と距離を置き、一線を越えさせないようにする。 なんだかなぁ。 アクションは嫌いじゃなかったです。 普通の車がパトカーを追いかけるという カーアクションや、 火のついた棒切れをライトセーバーのごとく 振り回すジェダイ(リーアム)など ニヤリ要素もよかった。 不満もあるにはある、 ショーンとジミーの友情とか ジミーがいかに殺し屋として優秀だったかとか 昔の話が薄いのであまり入り込めなかった。 まぁ、でもそこは許そう。 問題はプライスという黒人の殺し屋だ。 こいつはストーリー上も邪魔だし、 殺しスキルはジミーより高そうだ。 なのに、ラスト弾込めのタイミングで マイクを見失い、 さらに追い詰めて撃つ直前、 「チャンスは一度しかない」とか 映画的なセリフ言ったがために逆に撃たれる。 こいつがいなかったらもう少し評価上がったな。
例えば、岡田以蔵と武市半平太のような・・・
マフィアの殺し屋が、トラブルに巻き込まれた息子を助ける為にボスと死闘を繰り広げる物語。 リーアム・ニーソン主演のクライムサスペンス。「外れはないけど、最高もない」そんな私的リーアム評に相応しい映画です。 主人公とボス、主人公と息子、そして息子を失ったボス。人間関係を描きながら銃撃戦を魅せてくれます。 ただ、人間関係の描き方が浅く、そのくせ極端で面白みを感じません。 極端で言えば、主人公のダメさ加減。過去の犯罪の暴き方。 浅さで言えば、主人公とボスの関係。例えば、主人公がボスに精神的に依存するような関係性を描ければ、より深い人間ドラマになったように思います。 また、アフリカ系の殺し屋も蛇足。基調は人間ドラマに絡めたアクション。しかし、この殺し屋の登場でノイズが発生したように感じます。 やはりボスとマフィアとの決闘をラストにするべきでした。 私的評価はやや厳しめです。
2022年 90本目
リーアム✕ジャウムのタッグ。 最近のリーアムは個人的にパッとしませんが これは最初から最後まで楽しめました。 エドハリスとの共演も渋い。 カーチェイスにアクション。最後まで楽しめる作品でした
一晩でケリをつける!
親の心子知らず、馬鹿な子ほど可愛い、親はなくとも子は育つ、親の因果が子に報いなど、頭の中が諺や口上でいっぱいになってしまった。 「リーアム・ニーソン」というジャンルなんですね。やっとわかりました。知悉しつくしている分野での頭の働きと体の動きのシャープさが素晴らしくて癖になります。映像がスピーディーでNYの夜景と朝に向かう風景が美しかった。ショーンを撃つときの目の悲しみがたまらなかった。それは最後まで息子を守り通した信念と通底していたものだったのかも知れない。
それにしてもちょっと泣ける。
リムジンの運転手マイケル。旧知の仲であるダニーと格闘。ダニーは父親ショーンに頼んで殺人事件をもみ消そうとする。そして老いぼれたジミーもマイケルに口止めするよう頼みに行くが、父親を毛嫌いしていたマイクは聞こうともせず警察に通報すると言い張る。そこへ免許証から住所を探り出したダニーがマイクを殺そうとした瞬間、殺し屋だったジミーが見事にダニーを返り討ちにしたのだった・・・ジミーは電話で「今、お前の息子ダニーを殺した」と伝え、マイクは警察に通報する。警察に連行されるマイクを救おうと、パトカーをチェイスするカマロに乗ったジミー。このカーチェイスだけでもハチャメチャだ!(笑)。
ショーンはマイクを殺人犯に仕立てるべく、ダニーが殺した死体をリムジンに載せる。警官をも殺したジミーは頭の回転が速い。ショーンがどんな手をも使ってくることを周知していたからだ。そして、25年間ジミーを追い続けているジョン・ハーディング刑事(ドノフリオ)もここがチャンスだと感じる学校、ジミーから直接電話を受けて「助けてくれ」と懇願される。
目撃者の黒人少年レッグスを探すため巨大な団地での逃亡劇。そこではプロの殺し屋プライスも絡んでくる。さらに伯父エディ(ニック・ノルティ)の元を訪ねるが、エディはマイクにいとこのビリーを殺したのも父ジミーだぞ!などと真実を晒す。
マイクだけは生かしてくれとの最後の直接交渉も無駄に終わり、ショーン流でやるぜと宣言するジミー。ついにはショーンを射殺するも、この辺りにいい心理描写ガソリン代なかなか伝わってこない。湖にある別荘にマイクの妻と娘たちを匿い、なんとか逃げおおせて自首する覚悟ができたのに、そこに執拗なまでも追ってくる殺し屋プライス。もう意地でも殺してやるってのが伝わってくる。
あくまでも息子マイクに引き金を弾かせないって信念が伝わったのか、親子の和解が銃撃戦のあとに訪れるわけだが、ジミーもプライスに撃たれ死んでしまう。最期のふんばりでプライスを射殺するが、マイクも父親に似たのか銃さばきが上手くなってるのが疑問点。まぁボクシングをやってたからでしょうか・・・
〈ほぼ備忘録〉
96時間ほどではないがそこそこの出来。
残念だけど96時間を超えるリアムニーソンのアクション映画は今後期待でないんだろうなと。 暇だったら見てもいいのかなと。見終わったあと憤りを感じるほど面白くないわけではない。
【リーアム・ニーソンとジャウム・コレット=セラ監督タッグ の作品に外れなしの法則は続くよ、どこまでも。リーアム・ニーソン祭は続く・・。 褒めてます。】
ー ”リーアム・ニーソンとジャウム・コレット=セラ監督タッグの作品に外れなしの法則”は継続された。 ー ・演技派から、武闘派へ還暦で鞍替えしたリーアム・ニーソン。 多くの人は懐疑的であったが、結果的には大正解。 凄いモノである。 <2015年5月22日 劇場にて鑑賞>
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