はじまりのうたのレビュー・感想・評価
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はじまりの予感
音楽好きにはたまらない作品
音楽をやっていることもあり、個人的にど真ん中に来た作品だった。
妻に裏切られたことがきっかけで病んで、自ら立ち上げた会社を辞めたほぼアルコール依存性のダン、恋人に振られ立ち直れないでいるグレタ。この二人が偶然ライブハウスで出会い、物語が始まる。
音楽は、良いホールや良いスタジオで生まれると思われる節があるが、実は違う。生まれる場所は、自分の家だったり、図書館だったり、カフェだったり、街中だったりする、
キーラナイトウェイの歌声は、飾らない素朴な美しさがあった。
途中、ダンとグレタがNYの街を互いのプレイリストを共有しながら踊り歩く場面がある。そこでダンは言う。「音楽があれば、いつものなんてことない風景が、真珠のように輝くんだ」
そう、音楽は、そんな魔法を持っている。それを、思い出させてくれた作品だった。
早くも、今年ベストか。
音楽の力
LOVE MUSIC ! 音楽好きのための映画
全編を通して音楽がほぼノンストップで流れています。PVを壮大な映画そのものにしちゃった感じ
警察に追われながら街頭ゲリラライブ的なレコーディングでアルバムつくりしていくもの
作品の節々から制作陣の音楽への愛を感じました。
なんといってもキーラナイトレイがとてもキュート!
そしてひとつひとつの会話シーンがおもしろい!
とくかく楽しい、ずっとニヤニヤ。ほんとうに気持ちのいい作品。
宝物のような愛しい映画がまたひとつ増えました!
上映の映画館が少ないのですが、機会があればぜひ!
気分爽快!
久々に素直に観てよかったと思った。スッキリ!
ダンの頭の中でアレンジされていくところは、同じ歌を聴くの2回目か…と思ってたらシンバルが鳴り出して、ピアノが鳴り出して楽しくて心が躍った!他にも映画館なのに思わずリズムを刻んでノリノリになりそうなところがたくさん!
MAROON5、アダム好きの人には本当にオススメ。最後のLost Stars格好良過ぎて全部もっていった気がする。
個人的にあんまりキーラナイトレイいい印象ではなかったけど、すごーく印象変わった。 退屈な光景も、音楽の力があれば特別なものに変わる的なことを言ってたけども、この映画を観たら、なんて事無い日だったけど、なんかいい事あったように思えました。
音楽なのです!
歌最高
忘れかけていたピュアを、 しっかり取り戻せる映画。
晴れ晴れ。
プロデュース
音楽がつないだ奇跡。勇気をくれるミュージック映画!!
【賛否両論チェック】
賛:それぞれに傷ついた主人公達が、青空レコーディングを通して新たな一歩を踏み出していく様子に感動。作品を彩る様々な音楽も、聴いていていろんな感情を味わえる。
否:音楽に興味がないと、退屈なまま終わってしまいそう。時間軸も結構行ったり来たりするので、ついていくのが少し大変かも。
最初のグレタとダンの運命的な出逢いの描写が、とってもステキです。それぞれに、
「ああ、ここまで来るのにこんな苦労があったのね・・・」
というところから、まさに偶然かつ劇的な出逢いをする様子が、観ていて感動です。そんな傷を負った彼らが、自分達の音楽を通して少しずつ新しい一歩を踏み出していく姿も、非常に爽やかに描かれていきます。
また本作では、数々のステキな歌や音楽が聴けるのも魅力の1つ。その分、音楽に全く興味がないと、退屈することこの上なさそうですが。音楽性の違いでケンカしたりなど、我々一般人にはやや理解しがたいところもありますね(笑)。
何はともあれ、笑って泣けるステキな音楽映画です。是非大切な人とご覧下さい。
うたではじまった
「はじまりのうた」はキーラ・ナイトレイのこんな歌で始まる。
「絶望の中にいるわたし。いま迫ってくる、地下鉄に飛び込こんでしまおうか(意訳)」。
このうたは、同じくレコード会社を首になったプロデューサー、マーク・ラファロの耳をキャッチする。うたの力によって、どん底の二人がどう立ち直っていくのかが主要なテーマである。
ただ、それだけではなく、ニューヨークという街を象徴として現代の世相を現していた。ウォール街のような最先端の金融社会、みんなが集うセントラルパーク、名もないけれど、人の生活の匂いがプンプンするようなアパート街。いろんな顔を持っているニューヨークという街。1%の超裕福層と99%の低所得増なんて言われるアメリカだが、(それはちょっと極端にしても)99%側の視点でうまく捉えていると思った。
それは、純粋なアートとして、自分の生き方を作品(うた)に体現しているんだというキーラと、いやみんなに聴いてもらわなければ、なんにもならないだろうというレコード会社の確執に表れていたと思う。向こう側にいってしまった元カレも、これでいいのだろうかと迷う場面もあって単純に、こっちが正解で、あっちは虚飾の世界ともいえない面も垣間見える映画だった。
キーラ・ナイトレイのうたは、うまくはないけどキュートで切ない。
そう、あのカレンOがうたった「MOON SOG」みたいな手触り感のあるうたを連発していた。やっぱり歌詞がわかって聴くのと、そうでないのとは全然違うと再確認した。
そうはいっても、この映画も最新テクノロジーを抜きにしては成り立たないことがわかる。彼のことを思い出すのもiPhoneの動画だし、彼に別れのうたを送信するのもiPhoneのメール機能だし、うたを聴くのもiPhoneだったのだから。それがいいことか悪いことかは別にして、僕たちの生活に深く入り込んでいるのを再確認したのだった。
形のない音楽に触れられる
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