ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
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結婚とは静かな勢力争いを内包するもの
男女が出会い、好かれようと自身にウソをつきながら、結婚。ところが理想としている状況には行き着かない。妻に合わせて背伸びした夫ではあのサイコ妻には敵いません。
才能はしっかり持ち合わせているサイコ妻は上手く失踪するも、油断してチンピラカップルに金を奪われ、ほぼ無一文になるのは笑えなかったが、救いを求めた相手をさんざん利用して、文字通り切り捨てる所業には呆れた。
夫の浮気性にもかなり呆れた。まぁ頭が上がらない賢い妻に負けたくなくてマウント取ろうとして取れず、妻より能力的に劣る女の子に手を出した。
それなりの時間を経て、拗れた関係性は現実でも同じ事が起こるが、これは映画でありドラマだから、サイコ妻のエイミーの嗜好が後半に見えた瞬間が一番の見所ではないかと思う。
クソったれの旦那が、エイミーに向かって全米の放送で全面降伏し彼女への愛を訴えた瞬間のエイミーの表情が全てを物語っている。
ラストはエイミーの罪を問えない時点で、打つ手を失くした浮気夫がエイミーのしもべと成り下がるため、こんな飼い殺しでまだ夫婦続けるんだ…とタメ息が出た。
社会倫理から逸脱しているのに外から見てるだけなら、この夫婦だけですむなら…良いんじゃないか?と。
それにしても、世の中自分に関係ないのに他人様に口出しする奴等の多いことには呆れる。低俗なワイドショーで我が物顔の司会が権利もないのに偉そうに説教を垂れている…実に下らないが作品にも同様のクソ司会が登場し、イライラした。
ゴーンガール👿
アメイジング!
パートナーに対しての彼女の考え方はある意味至極当たり前のことなのかも知れない
親や子供であればいずれは離れる事が極々当たり前のことなのだが結婚を機に他人だった2人が暮らし始めて気がつくのは離れることの難しさ、余程の事情がない限りあり得ないからだ
しかし人間である、どうしたって離れたくなる時はあるものだ
しかし片方がそれを拒むなら泥沼になっていく
頭の切れるサイコパスな者がパートナーだったとしたらそれはもう最悪だろう
「結婚とはそお言うものでしょ」
とあるが結婚には何百何千と形があり色々な感情で成り立ち微妙なバランスの上にあるように思えてしまう
諦めてしまえば簡単だがやはり人である
我慢しきれなくなったり諦められない夢があったり憎んだり恨んだりと様々な思考があるはずだ
一生涯続く愛情もあるだろう、どんどん好きになる事だってあるだろう、そうであればこの上なく幸せなのだがそれが片方だけの思いだとしたらその思いはパートナーには徐々に重さになる事もある
私だって思うことはしばしばあるがいつの間にやらもう直ぐ30年になるらしい
「おいマジかよ、とても信じられないね」
どうやら私達は感覚が完全に麻痺しているのだろうな
怖かった
おっかねぇ!
天才的な、というべきか、病的なというべきか、被害者を演じることに取りつかれた女をうかつにも女房にしてしまったがための、ダンナの悲劇の話です。
男って、鈍感だから、ここまで追い込まれないと気が付かないのだよ。
このダンナの気持ち、痛いほどにわかります。
映画を見ていて、身の置き所がなかったです。
しかしながら、この女房の中に潜む狂気は、他人ごとではなく、私の中にも、おそらく誰の中にも多かれ少なかれ存在している、きっと人間の原性とでもいうべき思考経路の延長線上にある狂気なので、とりわけおっかないサスペンスに仕上がったのだと思います。
いや、ほんと、おっかないよ!
ps.双子の妹役のキャリー・クーン。凄い演技で観客の心を救ってくれるのだけど、もしかしてメジャーデビューだったりしたのかな。だとすると、凄いです。
すごい後味の作品。
終始先の読めない展開で面白かった
マインドコントロール合戦
計算高い最恐サイコパス悪女vs不器用で場違いな空気読めない男のスリラー。
相手を自分のものにしようとマインドコントロールしたり、嫉妬深い愛情だったりと文字通り「ドロドロ」
しかもドロドロサスペンスは展開が中だるみしがちだが、この作品は最初に魅力的な謎を提示し、中盤で首謀者の思惑が判明すると一切の油断を許さない展開。
そして後半からは怒涛の展開で画面に釘付け。
スリラーに必要な要素をコンプリートしている。
しかし、これ作品は単にサスペンススリラーだけではない。
自分的にブラックコメディーでもあると感じた。
夫婦間の互いを傷つけ合う関係や、次から次に出てくる下品なワード。そして何より、報道によってコロコロと立場を変える世間の批判。
まるでポンジュノ監督の作品を観てるかのように黒すぎるブラックコメディーだ。
本当に大切なものはいつも 失って初めてわかる
ケツアゴ封じ
まさかこの映画でケツアゴ封じ(by ロンブー敦)が見れるとは思わなかった。しかもそれが、結構重要な意味があるなんて。
序盤は、ゆったりとした展開だがなにやら不穏な雰囲気が、音楽のせいもあるのかな。エイミーが失踪してから怒涛の展開で、二転三転してスリル満点の内容で、148分の時間はあっと言う間だった。原作読んでいないけど、よく出来てるよね。
ケツアゴのベン・アフレックは、顔しか取り柄がないバカのイケメンにぴったり。僕がエイミーの親でもやっぱり反対するね。稼ぎが少ないのに浮気しそう。とはいえ、エイミーのぶっ飛びサイコぶりには、ホラー映画といっていいほど。絶対、かかわりたくない。
妻殺し容疑専門の弁護士には、笑った。ある意味、道徳よりも職業倫理に忠実でおもしろい。アメリカには、ほんとにいそう。
さすが鬼才、デヴィット・フィンチャー監督
一言。「え?ほらね、は?マジ!」。
2014年公開時に話題&ヒットしたし、ベンアフ兄さん主演。
だけど、尺が約2時間半なのと。何となく「嫌な予感」がしてずっと見逃してました。
◎よかった点◎
・子供の頃から作家である親の作品のモデルになっていて、なおかつスレンダー美女。
そんな人気者・エイミーが失踪、か?。
メディアも食いついてくるワイドショー的な展開に、見ている方もズンズンのめり込みます。
美人ってだけで、みんなが心配するって。あるある。
・家に残された妻の痕迹。サスペンスチックに進む中で、女刑事曰く「何もかもが不自然」。
後半わかっていく夫と妻の「裏の顔」。
「ちょい待て、どっちもcrazyすぎる」。OH MY GOD。
・と思わせて、その計画がボロを出していく終盤。
「ほれ見たことか」と思ったけど。そんな簡単に終わらなかった。
○○○(ネタバレ省略、男or女どちらか)の裏切られた復讐は、怖いのよ。
△イマイチな点△
・R15+指定、イヤミス感満載。ここが「絶対苦手」な人は、見ない方がいい。
心臓に悪いわ〜。
さすが「セブン」(ブラピ&M・フリーマン)の鬼才デヴィット・フィンチャー監督。
頭をガツンと叩かれた、久しぶりの衝撃作でした。
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「それが、結婚よ」by妻
ダメなベンアフレック
ロザムンド・パイク振り返った表情、目つきが、、
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