グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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プレゼントをもらった気持ちになる。
シンプルでシュールで軽やか
映像は好きだけどストーリーが嫌い!
国際線の飛行機の中で観ました。
この監督の映画、映像のセンスは大好きなのですが、イライラするほどストーリーがつまらない…
映像は本当に良いです。おしゃれなショートムービーをずっと観ているような感覚でしょうか。
ストーリーもおしゃれなのですが、なんというか、クドい。
ムーンライズキングダムも気持ち悪かったのですが、今回の映画もなかなかでした。この監督の作品を観るたびに、「映画は映像だけじゃダメなんだなぁ」と思わされます。
死体等のグロをポップに描く表現は、Lady GaGaのPaparazziのMVによく似てます。意識してるのかも?
ケーキみたいな
ハイクオリティだけどもういいかとも
これが〝鬼才”の世界観。不思議な雰囲気の物語。
【賛否両論チェック】
賛:喜怒哀楽様々な感情を体験出来る。おとぎ話のような雰囲気も魅力的。
否:物語の時間軸はやや分かりづらくて、ついていけないと退屈してしまいそう。意外とグロシーンあり。
全体の雰囲気といいますか、バックの風景といいますか、わざとチープな作りにしてあるのが逆にステキです(笑)。お話は回想シーンで回想したりするので、時間軸がかなりあっちに行ったりこっちに行ったりします。感情移入出来ないとなかなか退屈な映画になってしまいそうですが、サスペンス要素あり、ヒューマンドラマの要素あり、コメディの要素ありで、いろんなジャンルの好きな方がご覧になれる作品だと思います。
意外とグロシーンがあったりするので、その辺だけご注意を。
群像劇かと思って見たら活劇映画だった!
タイトルから勝手に想像していたのはホテル内でのドラマでしたが実は全くそういう話ではありませんでした。簡単に言うと大富豪の遺産を受け取ったホテルマンが殺人の汚名を着せられ投獄されるが、脱獄し無実を証明しようと奮闘する話です。なので、話としては別に珍しいタイプではなかったです。でもその話の切り口が一般的な映画とは全くことなっていて見たことの無いような映画でした。ただ、あっと驚くような展開もなく個人的には食い足りない印象でしたが、それでもこれは最高に楽しめる映画でした。というのもストーリーや語り口以上に世界観の構築度が異常に凝りまくっていて、セットやカメラワーク編集のテンポ、俳優の演技とどれもが完璧にコントロールされた独自の素敵な世界観があり、そこがこの映画を好きになるか嫌いになるかの大きな要因になると思いますが、一見の価値ありかと思います。
映像はこれほどないくらいに素敵
大人のドールハウス
2時間、眼が喜びっ放し。
けむにまかれた。
ミッチミチに詰め込まれたウェス・アンダーソン監督の世界をテンポ良く堪能できる作品。
非常に良かった。
ウェス・アンダーソン監督、最新作。
流れるような室内の映像や目が覚めるような色彩。
玩具箱を引っ繰り返したような楽しさ。
これまでの作品同様、その独特の感覚を堪能出来ます。
登場人物が魅力的。
特に主人公のムッシュ・グスタフ・H。
彼の礼儀作法や身嗜み、自身の在り方に対する拘り。
一方で女好きで、夜の“おもてなし”についての軽薄な語り口。
そして魅せるべき所で魅せる正義感。
彼の可笑しな魅力により作品に惹き込まれました。
また随所に差し込まれる人形劇も良かった。
アクションや移動の場面で出てくる人形劇。
ジオラマの中で動くグスタフとゼロの人形。
チョコマカと動く人形。
その動きの可愛さ、そしてテンポの良さにグッときました。
そして音楽。
思わずサントラCDに手が伸びる素晴らしさ。
サントラを聞くことで作中の場面が思い浮かぶ程に印象的。
予告編でも流れる『リュート撥弦楽器のための協奏曲 第一楽章:モデラート』。
『トラディショナル・アレンジメント「月光」』が特に良かったです。
ミッチミチに詰め込まれたウェス・アンダーソン監督の世界をテンポ良く堪能できる本作。
最後に流れる字幕「シュテファン・ツヴァイク」の生涯については前知識と持っておくと、本作をより楽しめると思います。
オススメです。
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