天才スピヴェットのレビュー・感想・評価
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凡庸さは心のカビだ。エンターテイメントだよ!
PERPETUAL MOTION!
『永久機関は宇宙の法則に反する。熱力学的メカニズムはやがて必ず動きを止める。』
すると学生が
『永久機関の追求は科学者より詩人の役割なのでは?』と嫌味を言う
『だから、科学が終焉を迎えた時こそ想像力が必要だ。科学の地平を広げるのは詩人たちの役割では?』
つまり、エンターテイメントだと言いたい。 共感するね。
それが、レオナルド・ダ・ヴィンチだ。芸術家♥
エントロピーとは不可逆的で、この家族に同じ過去が再び訪れる事はない。しかし、愛しているから、新たな不可逆的な時間が生じる。詩人だね。
名前はなんて言うんでしょう?
ネタバレあり
さて追記
全く新しい真実があるような気がする。この映画は奥が深すぎる。
この二卵性双生児の兄弟が本当は?
弟なのに弟の方が兄みたいな体格。実は双子なのか?そして、TSはトランスジェンダーの事で亜種。なんか凄い映画だ。傑作だと思う。
もう一度見てみます。エンターテイメント!!
もう一度見て原作を読みます。
図書館へ予約しました。
もっとホーム・アローンな展開を
同監督の「アメリ」同様、どの人物もキャラ設定は単純ですが、それを表現するセリフとかが独特で楽しいです。
もう少し悪者がやっつけられる痛快さがほしかったです。
最後に家族に殴られるやつらとか、もっと手の込んだ仕返しをしてほしかったです。
どこをきりとっても 可愛いし、小さい時の 塗り絵の記録が面白かった...
どこをきりとっても
可愛いし、小さい時の
塗り絵の記録が面白かった(笑)
短かったし、最後の終わり方も
すんなりしててみやすかった
予想した天才映画とは違ったけど、まあ面白かった
警官に追っかけられて橋渡るシーンの警官が面白かった。
銃暴発で死んだ弟の話が不要な気がする。
意外にあっさり
2Dで鑑賞。映像がとにかく綺麗。
ダイナミックさとかを求めた映画の3Dは邪道だと思う派だけど、スピヴェットの脳内とかを表した演出は3Dで観た方がいいな、と思った。
とにかくスピヴェットが愛らしい、の一言に尽きる。
本当に可愛い。
ただ、物語としては消化しきれてないところがあって、どこか物足りない。
最後に父と和解した場面は涙を誘ったけれど。
置き去りの重大問題
初めての3D鑑賞。
これまでのジュネ監督の作品を観ると3Dは効果的かもしれないと思い、楽しみにして劇場へ赴いた。
アメリカのかなりな田舎の少年が、偉大な発明者として授賞式に出るため、ワシントンまで一人で旅をする。ロードムービーである。パット・メセニーの曲が似合いそうな、アメリカの壮大な風景は観ていて飽きない。
しかし、主人公の授賞式が終わり、家族の絆がもとに戻るというハッピーエンドだったにもかかわらず後味の悪さ感じたのはなぜだろうか。
セドリック・クラピッシュの「ニューヨークの巴里夫」でも映画全体ににじみ出てくるアメリカへの違和感。「ニューヨーク~」を観るまで思い至らなかったが、ジュネはフランス人なのだ。
映画の終わりで主人公の家族は、一人欠いたまま再生することになる。しかしながら、その一人欠けてしまった原因は残されたままなのである。一般市民の生活の中に銃器が当たり前に置いてある状況。自家の銃が暴発して子供を失う。これこそが家族をバラバラにしたきっかけを作ったのではなかったか。
この問題を解決しないまま、再びあの片田舎での暮しに戻っていく一家の後姿は、今のアメリカの人々を描いているのではないだろうか。
ワシントンで、一連の受賞騒ぎでかかわる博物館の副主任やマスコミの人間たちと、この一家とは水と油のごとく理解し合えない。映画ではコメディーに描かれているが、実は深刻なディスコミュニケーションなのではないだろうか。
広大なアメリカの国土と、そこに暮らす様々な人々が、お互いへの理解もなく一つの社会を形成している。そして、小さな生命が日常的に危険にさらされている問題を解決することもなく、心もとない感傷や連帯感によって、人々がつながっている様子を、ジュネは遠い地点から観察してる。
とっても、見やすい!
公開前から気になって、すぐ観に行った。
3Dは演出のための技法だという。
納得した。
コミカルな展開もしつこくなく、すんなり観れた2時間だった。
グレーシー、いいキャラしてるわぁ
クリスマスにもってこいだったなぁ。
ちょっと、トムとジェリーを見ている気分になった!
まあまあだった
3Dは好きじゃないので2Dで見た。
ジュネ監督の新作と言うのでまたこってりした映画なのかなと身構えていたらそうでもなかった。今時、ホーボーでしかも子供がそんな行為をするというのがちょっと面白かった。子供のロードムービー。
主人公は発明の天才なのだが、それほど天才性が発揮されておらず、もっと天才ぶりをたくさん見たかった。常軌を逸した天才でも現実味がなくなってしまうので、このくらいがちょうどいいのかもしれない。しかしだとしたら、他の面で面白味を感じさせて欲しい。
双子の兄弟が死んでしまった事が大きなテーマとなっている。そのことにそれほど深く感情が入っているような表現とは感じられず、物語の面白味に子供の死を扱うのはいかがなものかと思う。扱いの軽さが、それほど作品を重々しいものにしていないのが魅力なのかもしれない。
つまらなくはないし、そこそこ面白かったけどあまり印象に残らず、すぐ忘れそうだ。
主人公の愛らしさは必見
どなたかも書かれていましたが「ホームアローン」を思い出させる映画です
ただ「ホームアローン」のように決してドタバタ劇が見どころな訳ではありません
わずか10歳の天才少年T.Sが実は深い悲しみを背負っていること、家族はその悲しみを無かった事のように振舞ってしまい、結果家族がバラバラになってしまったのです
天才少年の物語はこまっしゃくれたキャラクターが多くあまり好みでは有りませんが、この映画の主人公T.Sはちゃんと「子ども」です
ただひたすら愛されたいと願う普通の「子ども」なのです
だからこそ終盤でパパママに素直に「ごめんなさい」と言うシーンは胸が熱くなります
弟の特権と思っていたパパの帽子をかぶれたシーンは涙が溢れました
主人公T.Sの愛らしさは必見です
そしてこの映画の楽しみである冒険シーン、化学を表現するシーン、主人公T.Sの子どもらしい空想の世界は是非3Dでの鑑賞がおすすめです
意外とファンタジーな要素も多く含むので3Dで観ることで楽しさ倍増です
単に「飛び出す」だけの映像ではなく、様々な工夫が凝らされていてとても面白かったです
アメリっぽい。
アメリもこんな風なお話だったな、と思う。
一風変わった主人公を温かく見守りながら物語は進んでいく。
天才少年の孤独と渇いたユーモアが交互に訪れる作品。
3Dが面白い使い方をされていて、飛び出す絵本の場面など、
かなり趣向を凝らしているらしい。観れば良かったかな。
最近やっと減ってきた3D上映だけど(個人的に好きじゃない)
さすがジュネ監督、面白方向に変換させたみたいだ。
各章の冒頭に出てくる飛び出す絵本は確かに凝ってて楽しい。
いかにも天才児という顔をした主人公・スピヴェットを演じる
カイル君、聞けば6カ国語を操るマーシャルアーツの達人らしい。
ナニ本当に天才なんじゃん!と、やはり人は見た目だった(爆)
繰り出す台詞もその行動も実に大人びていて頼もしい。
だけど、普通の10歳児の感情もちゃんと持ち合せている。
事故で亡くなった弟のことが頭から離れず、寂しくて堪らない
心の隙間を埋めてくれる両親や姉も未だ抜け殻のような感じ。
そんな中で突如舞い込んだスミソニアン博物館からベアード賞
受賞のお知らせ。まさか子供が!?とは夢にも思わない館側は
スピーチの依頼をする。困ったスピヴェットだが、意を決して
モンタナの自宅からたった1人でアメリカ横断を始めるのだが…
映像は凝っているが内容は普通のロードムービーなので観易い。
おそらくこうなるんだろうな、と思うラストへと繋がっていく。
弟の死によって離れかかった家族の心がまた集結する、という
テーマにはなっているが、そこまでの彼の冒険がメインなので
後半は(感動はすれど)面白さが尻すぼみになっていく感がある。
うん、やっぱりアメリっぽい。最後までそう感じた。
(スピーチでポロリ泣くところがメチャ可愛い!あの子供らしさv)
アンチビルドゥングス
子供が主役のビルドゥングスムービー。
かと思う暇もなく、なんせ彼は、T.S.スビヴェットは初めから天才だし自立している。
最後には自力で親父の帽子をかぶる彼は、これからも独立独歩で行くのだろう。
軽快なシーケンスで楽しく観れた。
同じ劇場に居た、よく笑う老夫婦にも感謝。
3Dの使い方が新しかった
2Dで観ようと思っていたのですが
予定が合わず3D鑑賞。
3Dの迫力と言う名の、飛んでくる出てくる技法が好きでないので
少しがっかりしてたのですが
3Dの迫力は一切無く、とてもよかったです。
内容は、笑えて泣けてすっきりする映画でした。最後もよかったし
観た後、優しくなれます(個人の意見です)
やっぱり映画館で観るなら
後味悪い映画より、こういう映画の方がいい。
途中でトラック運転手とのシーンがあったのですが
アメリカ国旗をバックに今のアメリカを皮肉っているシーンがありました。アメリカではどのように映ったのか少し気になります。
それにしても
一番驚いたのは母親役の役者さんです。
ハリポタのシリウスブラックを殺した
アバズレ魔女ですよね?
今回もすごくいい役でいい演技でした。
大切な人と
一緒に見れてよかったです。
母がよかった。
3Dで見たかったのですが、最寄の映画館では2Dのみ。3D設備のないミニシアターなので、仕方ありません。2Dで鑑賞しました。
映像がかわいいです。飛び出す絵本の章立て、犬のタピオカ、おびただしい数の虫の標本までもがキュートに見えて、眼福です。ただ空から草原を映しているだけでもかわいいのフィルターがかかったようです。
そしてT.Sのかわいいこと。天才だからか生意気で、科学賞を取ったとの連絡にはT.Sは父です、でも声が出ないので手話を僕が通訳します、なんて嘘をつきます。大学の学長のふりをして電話するシーンとか大好きです。
3Dだとこの部分が飛び出て見えるのだな、などど想像しながら見ました。ものが飛んでくる系の3Dは怖いので、これぐらいだったら楽しめたと思います。蛇はちょっと怖いかもですが。
回想とT.Sの想像と現実がちょこちょこ入れ替わるので、結構集中力が入りますね。お姉ちゃんの脳内の妄想面白かったです。
科学賞を取ったので、その受賞スピーチをしにモンタナ(だっけ?西の北の方)からワシントンへ一人向かうT.Sの大冒険が、痛快で切ないです。彼は10歳にして言いようのない孤独に苛まれています。孤独でありつつ、天才で生意気くん。その特徴を活かして貨物列車に忍び込み、追手を煙に巻き、時々知らない誰かにちょっとだけ助けられてワシントンにたどり着きます。
弟の死を自分のせいだと思っていて、苦しんでいたT.Sですが、ラストのテレビ出演時に母にその呪縛を解いてもらいます。この母とのやり取りはとてもよかったです。というかこの昆虫学者の母が私はとても気に入りました。いけ好かない女を張り倒し、話の腰を折りまくる司会者にも言い返す。かっこいい。お父さんといつも喧嘩しているけれども廊下の擦れ違い際にそっと手を握り合うのなんて、もう好みです。ヘレナ・ボナム・カーターはいいですね。
母は言います。「凡庸は心のカビよ!」と。激しく同意します!
父と姉もわるくないですけど、ヘレナ演じる母にはかないませんでした。ごめんね。
スミソニア(でしたっけ?一文字足りない気がする)の次長の女性はまあ、俗物でしたね。嫌な人は結構悪意たっぷりに描いていておかしかったです。嫌いなんでしょうね。
T.S役の彼の泣こうとするときの演技は若干わざとらしかったですが、それ以外はパーフェクトです。
またレンタルとかでみたいです。映像をBGM的に楽しみたい系統でした。
T.Sがとぉ~っても可愛らしい♡
ところどころに流れる風景がすごく美しかった♪
そして、T.Sがとぉ~っても可愛らしいのです♪
小さいなりに色々悩んでいて心が痛みます・・・
家族は彼に愛情を持っているのに本人にはなかなか伝わってなかった。
そういう事ってきっと多々あるんでしょうね。
そうならない為にも表現していかないとなのかなぁ~
ステキな映画でした(^v^)
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