ソロモンの偽証 前篇・事件のレビュー・感想・評価
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精神的グロ映画
ひたすら精神的にキツい事件ばかり起こるグロ映画。
しかも本作品(前編)では解決しないため救いがない。
事件の発端であり中心である中学生の死から始まり、現在進行形で起こるいじめやマスコミ・周囲の人からの嫌がらせ行為、ネタバレになるため書けないことなど、映画のほとんどが精神的グロで構成されている。
この映画を気に入るかどうかは、「映画が好き」なのか「エンターテインメントが好き」なのかで違うのではないだろうか。
たしかに雰囲気づくりや登場人物の演技はかなりの凄みがある。
「映画」そのものが好きならば気に入るだろう。
だが内容がグロすぎるので、エンターテインメントとして映画を観たい場合はがっかりする内容だと思う。
後編を見る前と後で感じ方が変わるかも
物語のピークである後半の学校裁判に向かって伏線を張って煽っていくのが前編なので、単体としてどうかは判断が難しい。特に目立ったのは、三宅役の石井。いじめられるシーンの凄惨さから一転、不敵な笑い方や松子への詰め寄り方や保健室での藤野に対して無表情カーテンのホラー感等演技力の高さを感じた。大人たちの対応やいやに明るい過去のシーンも物事の半分しか伝えてない感はひしひしと。藤野の事件を追及する眼差し、死んだ柏木のいまいち掴みきれない性格など生徒達の役者が揃っていくのが高揚感があった。大人側は、弱々しい印象の森内先生(黒木華)、バブルっぽいヤンママの永作、熱血漢の北尾先生(松重豊)、生徒に嫌われやすいだろうと推測される声の張り方の高木主任(安藤玉恵)、あとイヤミ課長(木下ほうか)らが印象的。
ストーリーが面白い
いったい嘘をついているのは誰だ?真実は何だ?面白い、どんどん引き込...
いったい嘘をついているのは誰だ?真実は何だ?面白い、どんどん引き込まれていきます。
・黒木華、かわいそうすぎます。守ってあげたい。
・永作博美、なんちゆーアホ役やらされてんねん、こちらもある意味かわいそう。
・藤野涼子、戦う決意、かっこよすぎ。
ところが…えっ、裁判?しかも中学生だけで?
ここから一気にトーンダウン、なんぼなんでもそら無理やわ。これ、裁判員制度啓発映画?
そんなんで真実はつかめるの?ある意味裁判って狐と狸の化かし合い、口八丁の方が勝ちってとこがありますよね。
たくましすぎる中学生に違和感。許す学校もありえず、資料提供するのか警察、もっとありえず。
さあ、後編、どうなる?納得させてくれるんだろうか?ネタバレなしでこのまま突入だ!
正論が通る場所!!
後編を期待させる作りは良かった。
前編、後編一気観した時の前編鑑賞レビューです。
原作小説は読んでません。
これは前編だけの評価になりますので、総合評価は後編レビューにて。
同級生が死に、原因と犯人を突き止めようとする中学生達がすばらしく表現・演出されている。
特に俳優の中で素晴らしいと思った人物がにきびのいじめられっ子少女とその母親役である永作博美。
狂気じみてます。
最後に嘘が母親にバレる少女・・・・
そして後編へ、、。
「おいおい、後編観てーよ。」と久しぶりに思った。
後編がすごく楽しみになりました。
後編レビューへ続く。
緻密なストーリーを表現してくれた若手俳優陣
表紙や最初の雰囲気から、もっとおどろおどろしい(「告白」みたいな)ストーリーかと思ったんですが、青少年として健全に生きていくことの大切さを、大人たちと戦いながら自分たちで気付いていくという「教育的」な話でした。
中学生たちはほとんど見たことのない役者ばかりでしたが、それぞれがキャラクターを出しながら作品の雰囲気を築き上げていってる感じでした。
特に殺された中学生役の演技は恐怖すら覚えました。デビュー作だそうで。
日本映画史上最大規模のオーディションをやっただけあって、複雑なストーリーや心理描写を的確に表現できてたと思います。
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