思い出のマーニーのレビュー・感想・評価
全362件中、141~160件目を表示
そこまで期待せず、時間があったのでレイトショーで観に行ったが、予想...
そこまで期待せず、時間があったのでレイトショーで観に行ったが、予想をはるかに越えて良作だった。はじめに杏奈の顔がアップで抜かれたときに、青い目の印象が強く、そこからマーニーと血縁関係なのではないかと思い鑑賞した。案の定マーニーは杏奈のおばあさんということで、予想は的中したわけだが、先が読めてしまったもののじんわり心に残る作品だった。
愛情が足りない!
親子の愛情の話。
自分を大切に思ってくれる人が世の中に一人もいないと孤独感で、他人に攻撃的になってる思春期の女の子。
療養先で昔祖母に聞かされた、祖母の大切な思い出に自分を登場させて、楽しさを共有する。そしてその空想を通じて、祖母の愛情を思い出す。
主人公は少しずつ、他者との触れ合い方や、親の愛情に気づけるようになって、自分の生活に戻っていく。
アンナは賢いので、たぶん義母がお金をもらえるから自分を育てているわけではないと気付いている。でも思春期の被害妄想で、本当の親じゃないしと反抗的。まあ、子どもなので、他者の前では自分を偽れるより素直でよい。
さやかちゃんがとてもいい子。のぶこもいい子。
よきよき✨
ママと有楽町のよみうりホールで試写会🎶
ジブリ作品を試写で観れるなんて贅沢〜🙌
ご先祖さまに見守られていることを感じさせてもらえる、ほっこりする作品☺️
杏奈の閉ざしていた心が成長して行く姿がいい😌
マーニーかわいい
雰囲気はよかったです
映画の全体的な雰囲気はよかったです。
でも、主人公の子が必要以上にわがままでは?と、育てのお母さんが気弱すぎるのではと気になってしまいました。
あと、あちこちで倒れてて明らかにおかしいだろうと変なことばかり気になってしまいました。
いまいち共感できない
自分が嫌いで、孤立してしまうことを当然と思い込み、人を信じられない杏奈というキャラクターに、最初は共感しながら見ていた。
好意を寄せてくれるおじさんおばさんや、受け入れようとしてくれる田舎の同世代の子供たちともなじめない。そんな杏奈がどうやって心を開くのかと思ったら。
金髪巻き毛の可愛い女の子は無敵で正義
なんだそれ。
いやまあ、因縁とかで受け入れる余地があったのわかるんですけどね。コロッといきすぎだろ。
そして、心を閉ざした理由も直接的でわかりやすすぎる。
幸せで心の闇を抱えたことのない人間が、外から見てこういう感じに違いないと押し付けてくる薄っぺらい人間描写だなぁと。
ああ、やっぱり近年のジブリ脚本だったんだなぁと。
「親があれだけ先回りしていろいろお膳立てすると、逆に居場所奪われるよな」と思ったのに、どうもそういう演出じゃなかったっぽいと後で気づいて逆に空恐ろしくなりましたよ。
ジブリ的には、頼子って、子供思いのいい母親像の象徴なんですよ。
勘弁してくれ。
映像と、マーニーの正体までの設定は良いが、脚本と人物造形が残念。肝心なところがだめなので低評価1.5
是非、原作を
この作品のポイントは、ずばり里子の気持ちです。
里親、里子というものは、今の日本では数が少なく、あまり知られなくなっています。里親制度とは、何らかの事情で家庭で養育できない子供を、児童養護施設ではなく家庭的環境で養育するものです。親子となって扶養義務の生じる養子とは違い、里親は、親に代わって養育を請け負うものであるので、里親には里親手当が支給されます。実際の制度は、国によって違いますし、時代によっても違います。
この話の前提にあるのが里親制度です。里子にとって、里親は、愛情でつながっているのかお金でつながっているのかという悩ましさがあります。
主人公は、里親の事情を知ることで、里親との関わりが難しくなり、親元を離れて暮らすことで、自分一人の世界に没入していきます。
原作の話の筋は、良くできた面白いものであり、感性豊かな子供の頃に読んだ方は、後々まで印象に残っているようです。本作品も主人公の屈折した気持ちや、マーニーとの交流をていねいに表現しています。原作ファンの方にも満足な出来ではないでしょうか。
しかし、残念なのは、最後の種明かしの部分です。原作では新しく友達となった子供達との交流の中でていねいに謎解きと併せて主人公の気持ちが解きほぐされていきます。本作品では、時間の関係からかストーリーを短くまとめており、十分な納得感が得られません。私の場合は、後から原作を読み、この話の素晴らしさを理解することができました。そして、もう一度改めて本作品を見たいと思いました。
そこで、本作品を見るにあたっては、是非、原作を読むことを提案します。本作品を十分に味わうためには、必要と思います。
ミステリアスなジブリ
今までのジブリ作品ではなかった、ミステリー物。
マーニーの正体を主人公同様に観客も追いかけていけるところが面白かった。
いろいろと深読みして頭が混乱しそうになったけど、良く出来た素晴らしい作品です!
ボロ泣き
1回劇場で見たけど、マーニー見たがっていた人に付き合い2度劇場で見ることに…
初めて見た時の日付を忘れてしまったので鑑賞日は2度目の時の日付です(笑)
2回目でも泣きました。
ハンカチとティッシュが手放せませんでした。
CMで見たときは百合アニメっぽいなーって思ってたのですが、結末まで見たらそういうアニメではありませんでした(笑)
結末が衝撃的でしたね…
誰もが予想しなかったであろう展開だったと思います。
主人公が孤立している少女だと言う設定が良かったと思います。
ジブリの少女達は勇敢で元気というイメージ強いので、ジブリらしくはないです。
かっこよくて可愛くて憧れるようなジブリの少女達も良いのですが、大人しいアンナはどこか共感を持てますね。
私も集団から外れていた時期がありましたので…
後、マーニーが美少女ですね(笑)
すごく可愛かったです。
なるほど
マーニーが何者なのかがだんだんと分かっていった時が面白かった。繋がっていく感じ。田舎の風景、自然に囲まれたお屋敷、絵が綺麗でした。最後、打ち解ける瞬間が一番感動した。
ただ、ゔーん。あんまり入り込めなかった。映画の世界に入りたいのに、何だか一歩引いて観てしまう感じで、ちょっと寂しかった。
種田陽平さんの美術セットが見たい。今回もあるのかな?
心あたたまる
アリエッティの何倍も好きですね。
凄く穏やかな気持ちになれました。
映像も綺麗で音楽も心地良くて、ほっこり、と言いますか、とにかくあたたかい気持ちになれます。
誰にでも記憶や思い出はあるけれど、その大切さと儚さに気がつきますね。
不安な時やイライラする時には、この映画を観ようと思います。
ジブリの欠点丸出し
ジブリアニメには大きな欠点があります。
それは作品序盤、世界観の描写にばっかり尺を割いてしまうこと。本題に入るのが遅いんです。
この作品も例外じゃなく、一言で言うとマーニーの初登場が異常に遅い。その前に保養先の夫妻との絡みや無口な爺さんとか微笑みデブ……じゃなく、太っちょブタとのやり取りがあるから、「この映画、ホントにマーニー出てくるの?」と思っちゃいましたよ。
だから爺さんと太っちょブタは、はっきり言ってリストラ対象です。親戚夫妻も出番をもっと減らせるはずです。その尺を、マーニーのために充てるべきでした。
どうもねぇ、ジブリにはいい絵描きがいても、いいストーリーテラーがいないような気がするんですよ。もし今後ジブリアニメが復活するようならその辺をもう少し真剣に考えるべきかと。
なるほど
そういうことね。
いったいこの映画、どういうおちにするつもりなんだろ、ジブリがまさか夢おちはないだろし…なんて怪訝に思いながら観ていたが、最後が近付くにつれて見えてきた。
主人公がいやに美形で、目の色が少し青みがかっている理由も納得した。
それにしても、監督が同じだとこんなに雰囲気が似通うものなんだなと改めて感じた。見ていてそこかしこにアリエッティと同じような空気が流れているように思えたのだ。
アリエッティもまあまあ好きだったが、これもそこそこといったところかな。悪くない。
やはり宮崎アニメほどに夢中になれる、魅了されるところがないのが残念。というか、哀しい。。
杏奈に感情移入できない
さすがにジブリ作品だけあって絵はうまいし、原作付きなのでストーリーも悪くないし音楽だって…なのに何なのだろう。主人公の杏奈に感情移入できないのだ。つらい生い立ち、知ってしまった秘密と強い孤独感。情緒不安定な思春期の少女を描きたかったのだろうけど、言動があまりに唐突で脈絡がない杏奈に感情移入できないのが残念。
米林監督は上手いと思った
監督自ら、この原作の映画化に
躊躇していただけに無理が散見
します。
が、演出含め、上手にまとめて
いて、次回作があれば見たい。
そう思わせてくれました。
ただ、ジブリ作品=安定 では
無いです。本作に限らずですが。
それは原作選びからして…です。
監督の裁量をもっと自由度の高
いものにしてあげればいいのに
なーと。
見ていて窮屈な感じがして…
(監督の才能が)もったいない
なーと。
ふわっと包まれるような。
話が進めばマーニーとの関係には気付いてしまうが、杏奈の変化していく様子が自然で良かった。
NACSファンとしては、ちょいちょいニヤリとしながら。
北海道な感じはそこまでしなかったかな。
若いプロデューサーに、若い監督たち。
ジブリに新風を吹き込んでくれますよう。
人にも自分にもちょっとだけ優しく。
原作未読。
そのうえ僕はジブリアニメというかアニメ自体をそんなに観ないので、
『思い出のマーニー』がジブリとしてどういう位置付けに当たるのかは分からないのだが、
そちらの方が先入観ナシで観られて良かったのかもしれない。
ファンタジーというよりは、ファンタジー要素の強いドラマ。
人と係わり合うことが苦手で、疎外感を感じながら生きている少女が、
マーニーと名乗る謎めいた少女と出会って少しずつ成長してゆく物語。
いや、すごく良い映画だったと思います。
緑豊かな背景や隅々まで作り込まれた舞台の美しさ、
主人公の心がストレートに伝わる細やかな描写。
脇を固めるキャラクターたちの明確な位置付け。
そして何より、物語の底に流れる優しさ。
.
.
.
物語を牽引するのは『マーニーは誰か?』という大きなミステリー。
彼女は杏奈の空想上の友達?それとも過去の亡霊?
僕はサイロに向かうシーンの直前辺りでマーニーの正体を確信してしまったのだけど、
だからと言って物語への興味を失ってしまう事はなかった。
むしろ、そこから終幕までずっと、涙を堪えるのに必死だった。
マーニーの序盤での台詞――「時々あなたを見ていた」という言葉はそういうことだったのかと。
.
.
.
嵐の中で杏奈が叫んだ、「許してあげる」という言葉。
あれはきっと彼女にとって、マーニーひとりに向けた以上の意味があったんだろう。
杏奈を気遣うあまりにあと一歩距離を縮められない継母。
自分ひとりを遺して死んでしまった両親そして祖母。
「仕方がないと分かっていても許せない。そんなことを気にする自分も嫌い。」
自分は誰からも愛されていないのではないかという不安。そして、
他人とふれ合うことに臆病な理由を、自分の不幸な身の内だけのせいにしてしまう自分への怒り。
あの「許してあげる」は、彼女が今まで許せなかったもの総てに対しての言葉だったのかも。
そうして彼女は、『生意気で醜くてバカで不愉快で不機嫌』な自分を少しだけ捨て去ることができたのかも。
自分と、自分を取り巻く世界を好きになれたのかも。
.
.
.
自分の価値が見出だせない、自分の居場所が見つからない。そんな息苦しさ。
けれど、無条件に杏奈を愛してくれたマーニーや、
屈託のない笑いとおおらかさで杏奈を受け入れた
叔父さん叔母さんのような人たちがいるお陰で、
『自分はここに居てもいいんだ』と思える。
自分に絶望しないで僕らが生きられるのは、
そんな優しい人たちが周りに居てくれるお陰だと思う。
(叔父さん叔母さんを思い出した瞬間に杏奈がマーニーの前から消えてしまうシーン。
あの時すでに杏奈は、自分の居場所のある世界を好きになり始めていたんだろう)
杏奈が人を許せる心を持てたのは、マーニーから
『悲しみや幸せの尺度は人それぞれ』ということを学んだお陰でもある。
どれだけ幸福に見える人間も悩みを抱えているし、
どれだけ不幸に思える身にもどこかに救いがある。
そう考えれば、人にも自分にもちょっとだけ優しくなれる。
生きることの息苦しさを少しは和らげられるのかも。
観賞後、そんなことを考えた次第。
〈2014.08.23鑑賞〉
許すこと、許されることの重み
なんとなく愛しいような悲しいような、繊細なストーリーでした
鑑賞後も何度も何度も記憶が蘇ってきます
人を愛すること、愛されること、マーニーと会って許すことや許されることに主人公は気づいたのではないでしょうか
これから主人公は、他の人と関わり合いながら微笑みある人生を送るのだと思います
観ていても幸せ、思い出しても幸せ
心にじわりと感動が押し寄せてきます
全362件中、141~160件目を表示