「たった一言の悪口に振り回された」思い出のマーニー めるこさんの映画レビュー(感想・評価)
たった一言の悪口に振り回された
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本当の両親が死んで養子、喘息持ち、言いたいことが言えない
…そんな設定の女の子はふとっちょぶたと会ったばかりの人に言えないだろう。
それなのにひとりで、嗚呼、なんて不幸なわたくし…みたいな顔をしている主人公が見ていてただひたすら痛い。
あのわりと序盤のふとっちょぶたシーンさえなければ、育ての親との関係に悩み、内気で病気がちな自分を嫌うひとりの少女として見守ってあげたいという気持ちのひとつでも芽生えたはずだ。
しかし、面と向かってふとっちょぶただなんて…それ言えるんなら、最初からもっと強く生きていけよ…とツッコミたくなってしまう。
マーニーとの異国情緒溢れるパーティーのシーンと湿っち屋敷のデザインはとてもよかった。
マーニーママがキセルを吸っていたのも、オードリーヘップバーンのようで印象的。
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