アバウト・タイム 愛おしい時間についてのレビュー・感想・評価
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5年ぶりに観ました。
これ好きだったな、そんな感じでぼやっと覚えていた映画。久しぶりに鑑賞してみました。大好きな映画になりました。
タイムトラベルの能力をもった青年が主人公ですか、アクションやSF要素はありません。そしてポイントなのは『過去』にしか戻れません。
はじめは少しコミカルに運命の女性との出会いに巻き戻し能力を使ったり、素敵な初夜を何度も繰り返したり…
そんなシーンが続きます。
でもやっぱり人生を生きていくと、タイムトラベルでは変えられない分岐点(未来)があります。妹の事故、父親の死。
ささやかな日常全てがどんなに巻き戻してもいつかは失われてしまう、''愛おしい時間''なのです。
このメッセージを伝えるのにクローゼットに入ってタイムトラベルする青年を主人公にするなんてお洒落だなぁと思いました。
はじめて観たのは私が20歳の頃、現在26歳。
また5年後、この映画をみて数年前にタイムトラベルして大切な時間をやり直したいと思います。
個人的に父役のビル・ナイのデイヴィジョーンズとのギャップにやられました。かっこいい!笑
友情、愛、親子の愛、全てがつまっている
“今日は一度しかないから、今を大切に生きよう” そう思わせてくれる...
時間、について、
この物語がタイムトラベルのお話なのに、題名がアバウト・タイム、つまり、時間について、という名前なのが、とてもよいと思う。
主人公は過去に戻れる、嫌な一瞬をやり直すために、時間をやり直す。
でも、それぞれ一回きりの毎日の時間、の美しさに気づく、全く同じ日など、一生訪れないからこそ、大事にする。
一瞬の積み重ねが時間になり、時間の積み重ねが人生になる。時間、について考えることは、きっと、人生を考えることと同じなのかもしれない、
わたしたちは、意味もなく、1日を無駄にしてしまったりする日もある。主人公と違って、時間をやりなおせるわけではないのに。この映画は主人公が時間を戻せるのに、一回性の時間の美しさを大切にする。だからこそ、響くものがあり、わたしたちの時間もまた、有限であることを、美しい物語で気付かせてくれる、
薄っぺらい愛
幸せってなんだっけ
「幸せってなんだったかな。」
と、考える時間をくれる映画。
映像は全体的に光が柔らかくて穏やかな雰囲気を表現されている感じを受けた。
メッセージとしては、大切なものは意外と目の前にあって、身近すぎて気づかないうちに蔑ろにしてしまっているが、目の前の大切なことに気がつけば、なんて事ないことに縛られて自分の生き辛さを作っているかもよ?と問いかけている気がした。
運命を恨んだり、過去の選択を後悔したり、後から理屈をつけて考えたりすることはいくらでもできる。
それが実際にできるとなると、色々と変えてみたくなったりより良く理想的な展開にして人生をコントロールしたくなるのは性なのかもしれない。
しかし、最後にはありのままの目の前の時間を大切にし向き合うことで、
自分の生き方や人生を肯定して自分にとっての幸せを大切にできるのかなと考えるきっかけになると思う。
パパ役のビル・ナイに惚れる…♡
『きみに読む物語』を観た後で、レイチェル・マクアダムス出演の前から気になっていたこの作品も観てみました。
主演はドーナル・グリーソンなんだぁ~、と(スターウォーズのハックス将軍が好きなキャラだったので)得した気分で観始めました。
レイチェル・マクアダムスが可愛い!めちゃくちゃ可愛い!! でも、可愛いけど…私の好みのタイプではなく…(^^; どちらかと言うと初恋のシャーロット役のマーゴット・ロビーの方が好みなため、中盤再会した時には「行け~、ティム!部屋に入れ~!」とシャーロットを応援してしまいました…😅
そして自分の年齢的にも、若くて頼りないティムよりもパパ役のビル・ナイの魅力にやられっぱなしでした♡♡
そんなわけで、恋愛ものはストーリーが面白くても主演の二人が好みのタイプではないと、なかなか感情移入できないので難しいな…と感じました。
最近はシニア世代の恋愛ものの方が楽しくて…笑♪
リチャードカーチスだからと…
思い出アルバムの代わりにタイムトラベル・・・
あまりにも評判がいいのでチェックしてみましたが、タイムトラベルものとしてはイマイチ、恋愛ものとしては普通、ティムの成長物語と考えたら、“失敗をなかったことにする”というズルい性格が気に入らず、病気の父に出会ってからようやく人生を学ぶという遅咲き物語だった。
タイムトラベル、タイムパラドクスの醍醐味は何かを救うために善意で行った行動が負の部分をも伴ってしまうという虚しさがないと共感できない。また、金儲けなど己の欲望のために使うのは腹立たしいものがありますが、本作にはそれが無い優しさ中心のプロットですが、結局は自分がいい子ちゃんであり続けるための内容だったので残念です。
それでも最も緊張する部分でもある、父(ビル・ナイ)の友人で脚本家のハリー(トム・ホランダー)のために演劇初演の失敗を防ごうとするものの、その結果、恋人の予感がするメアリー(マクアダムス)と出会ってなかった事実に対する焦燥感が面白いところ。しかし、このクライマックスのような部分が中盤の最初あたりだけに、タイムパラドクスの緊張感は持続しないのだ。
そんな緩さ満載のジャンルものでしたが、妹の友達だったシャーロット(マーゴット・ロビー)の誘惑にも負けずにメアリーへの愛を貫いたこと、さらに父親から学んだこととして、失敗をやり直そうとする使い方よりも楽しかった一日を繰り返す楽しさが大事だということ。これがなければ全く面白くない作品だった。
暗闇の中で拳を握り想像する。ちょっと試したくなってきましたが、念じてる時間が無駄になっただけでした(汗)。下手すると、トイレでいきんでいるときに思いもせず過去に飛んでしまったりしないのだろうか。うんこシーンが連発しそうだ・・・
心温まる映画
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