チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像のレビュー・感想・評価
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ドラマの延長での映画ファイナル。 原作とはかなり違っている。話は沿...
ドラマの延長での映画ファイナル。
原作とはかなり違っている。話は沿ってはいるけれど、密室での事件などストーリーが足されている。原作とは焦点になる登場人物が違うので、映画ではこれはこれでありかなって思う。映画らしい展開と盛り上がりにはなっていたと思う。
原作を読んでいない人にとってはけっこう説明不足的になる部分はあるのではと思った。
原作も終わっちゃったし、白鳥田口コンビが観れなくなるのは寂しい。
医療ドラマに徹して欲しかった
別荘地下室の大量死事件の真相に迫る、田口と白鳥の活躍を描く物語。
フジテレビドラマの映画版ですね。
竹内・阿部の映画版も好きでしたが、伊藤・仲村のドラマ版も好きで全て鑑賞していました。
ただ、この映画は、医療ドラマではなく、刑事ドラマになってしまったのが残念。医療過誤やAI診断等の医療に係る話が出ているとはいえ、大量死は警察が主役となる話。幾ら、白鳥の上席者が死亡しているとはいえ、厚労省の役人が係る話ではないんですよね。
物語の中で、その役回りをしっかりと分けて話を進めていけばリアリティを感じることも出来たのでしょうが、刑事然として事件にクビを突っ込んでいく白鳥を見ていると、少し興ざめを感じてしまいました。
また、この手の映画に有り勝ちなのが、テーマを散逸させてしまうこと。この映画では、ドラマ4シリーズ「螺旋迷宮」のスミレ先生を出演させてしまったので、何の話だか分からなくなってしまいました。
評価はやや厳しめです。
ドラマ版完結!
●小説向きかもしれないね。
白衣のボタンは閉めようね
今一つだったよ、ぐっちー
海堂尊のベストセラーシリーズの映画化だが、竹内結子&阿部寛コンビの第3作目ではなく、伊藤淳史&仲村トオルコンビのTVドラマの劇場版。何かちとややこしい…。
TVドラマ版は見てなかったが、竹内&阿部コンビを見ていたので、一応の設定は把握出来た。
国、自治体、東城医大による死因究明システムの大改革、国際Aiセンターのオープンが迫る中、9人の医療関係者の集団不審死事件が発生。さらに、Aiセンターを爆破するという脅迫状が届き…。
二つの事件に、ある薬害隠蔽と白鳥の忌まわしい過去が絡む。
医療ミステリーとして面白味充分だが、何だろ、演出が悪いのか、今一つ弾けない。
絡めたエピソードが見事に交錯とはならず、話が散漫し、何か一本筋を通して欲しかった。
本来実力ある筈のキャストたちのオーバー演技、何故か病院外の事件の捜査をする田口と白鳥、誰がTVドラマからの続投で誰が劇場版の新参加か…などパッとしない点が目立ち、設定や内容は良くても最後まで面白かったとまでは至らず。
犯人の傲慢が事件の真相だった「チーム・バチスタ~」「ジェネラル・ルージュ~」と違って、薬害被害者や今回の犯人の悲しみが描かれているのはいい。(犯人の犯行はもはや暴挙で絶対に許されるものではないが)
時にはリスクが伴う医療の難しさ。
医療の技術は間違いなく進歩しているが、まだまだ難題はある事を考えさせられる。
…でもこれを、竹内&阿部の中村義洋監督の映画シリーズで見たかったというのはやっぱり非道か。
一番の見せ場は戦車に乗るグッチー(笑)
映画評価:40点
チームバチスタドラマシリーズのファンです。
今作では、今までのシリーズに登場した面々が見れるというファンサービスが用意されています。
当時は俳優として知名度の低かった松坂桃李なんかも、今では自身の人気上昇に比例してキーパーソンに抜擢される等楽しめました。
ただ、ドラマシリーズでは良いしつこさのあったグダグダ捜査も、2時間映画になると推理がアッサリしてしまい微妙に。
更にファンサービスもあったりしたので詰め込みすぎて、一番犯人ぽい人が犯人でした。
なんか期待していただけにガッカリしちゃいました。
普通に楽しむぶんには面白いと思いますので、完結編といわず、また次回作期待しております。
【2015.5.10鑑賞】
医療サスペンスと言うことで。 原作が素晴らしいのが伝わります。現役...
映画とドラマの違い
海堂尊原作の「田口・白鳥シリーズ」を映画化。
これまで映画化された同シリーズでは、中村義洋監督が手がけ、竹内結子と阿部寛のコンビだったが、本作は、伊藤淳史と仲村トオルのコンビによるドラマ版の続編として製作されている。
ドラマは数回しか見た事なく、田口が伊藤淳史、白鳥が仲村トオルという程度は理解できるが、例えば「Ai」についてはドラマからの流れを理解できないと、映画だけではもう一つ分からない。
2時間程度に収める映画としての整理も、あまり上手くいってない。
その代表例が、ドラマで登場している白鳥と桜宮すみれ(栗山千明)の確執のエピソードだ。この映画では、それをすべて削ったとしても、Aiと薬剤問題の本筋は十分に成立するはず。逆にこのエピソードを挿入した事で、ドラマを理解していない人間には難解さが生まれる。ここは、ちゃんと整理すべきだった。
本作を映画にする必要性を感じられない。ドラマのスペシャル枠で十分だったはずだ。映画化するなら、もう少し映画スケールに仕上げるべき。わざわざ劇場に足を運び、金を使い、2時間も狭い席に座って拘束される映画館で観る観客と、自宅で見ながら適度にCMが入って休息できるドラマは、やはり作り方そのものが違うべきなのだ。しかし、本作の製作陣にそれが理解できているとは思えない。
本作を見れば「映画と2時間ドラマは何が違うのか?」という疑問が分かりやすく理解できるのは皮肉である。
レンタルでどうぞ。
コンビ最高っす!
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