福福荘の福ちゃんのレビュー・感想・評価
全22件中、1~20件目を表示
じんわりと心が温まる
いとおしい福ちゃん
他人に勧めたくなる
やっぱりカレーには水が欲しいよなぁ
独特な空気感にとても癒された作品でした。
まあ爆笑するような笑いとかではなかったですが、クスクス笑いしてしまうようなシーンがふんだんに盛り込まれていて、予想以上に楽しめましたね。
脇役に個性派曲者を揃えただけあって、マニアックな笑いが多く、好みは相当分かれそうですが、私は結構ツボに嵌って終始ニヤニヤしながら楽しんで見れました。
どこか昭和を感じさせるような、ノスタルジックな雰囲気漂う作風も好ポイント。
ほんのり幸せな気持ちにさせられる、なかなか味のある映画だったと思いましたよ。
しかし主人公の福ちゃんを演じた森三中の大島は、見事なおっさん演技を見せてくれましたね!
まあ正直予想したよりはおっさんっぽく無かったですけど、逆に女性らしい柔らかさがあったからこそ、福ちゃんの温かみがより伝わってきた気がして、これはこれで絶妙なキャラクターだったなと思いました。
微妙な訛り具合も味があって良かったぁ。
バカが付くほど心優しくいい人で、ホント彼の(彼女の)存在には癒されました、写真集に生きる勇気をもらった人がいたのも、物凄く説得力がありましたね、あの笑顔は本当に素晴らしかったです。
福ちゃんと福ちゃんの初恋の人である千穂の運命の交錯具合も、なかなか面白みのあるストーリー構成で、笑いあり、涙あり、まあ強引と言えば強引ですが、福ちゃんのピュアさ故に思わず感情移入させられました。
福ちゃんが女性恐怖症になったのは、あんな悲しい過去があったからだったんですね、あれは酷い・・・そして大島の演技が絶妙過ぎて、見ているこちらの涙腺も緩みました。
でもやっぱり初恋の人、その後の展開も、男ならよく分かると言うか、別に福ちゃんじゃなくても、水川あさみ級の女性だったら、それはねぇ・・・。
福ちゃんの親友役の荒川良々と千穂の親友役の平岩紙も、この作風に合った見事なザ・親友を演じていましたね。
この2人がいたからこそ、主役2人が引き立ったのではないかと。
他の脇役達も素晴らしかった、古舘寛治のこだわりのカレー店のエピソードとか、ツボ過ぎてまいりました!
徳永ゆうきの演歌にも癒されたなぁ。
そして北見敏之には、ただただ驚かされました、まさかあそこまで・・・。
まあ特別凄いことが起こる映画ではなかったですが、何気ない幸せを実感できる心温まる映画で、ほっこりとさせてもらいましたよ。
大島さんの存在感
ウクレレの音色にやられました。
おっさん版大島の日常
一言で言えば、実にくだらない。
くだらないけど面白い。おっさん版大島の演技とも自然とも取れる存在感。
いやー、監督考えましたね!ほとんど大島さんをイメージして作った作品です。
内容はほとんどどうでも良い話です。心優しいおっさんのヘンテコな運命です。
この作品が良いのは、大島美幸の演技に無理強いをせず自然なまま撮っている所です。
演技の上手い下手は度外視して、話し方や台詞で人情味溢れるコメディ作品としてまとめています。
俳優重視で作り上げる作品というのもあるのだなと新しい発見をした気分です。
荒川良々の存在は非常に重要です。
大島美幸は素人なので、荒川良々が演技力でカバーしています。
見た目がこれだけ似てるのも凄いですけどね。兄弟の設定だと間違えている人もいるみたいですが、親友です。
水川あさみ(杉浦千穂)のストーリーでは、北見敏之頑張ってんなぁというのが一番の印象でしたw
なかなか奇抜なカメラマン設定でした。
配役として水川あさみでは綺麗過ぎたかなという印象もあります。
序盤の福田辰男と杉浦千穂が全く違うストーリーで進んでいくので、それぞれの世界観を明確にするには良かったと思いますし、
美女と野獣的な意味もあるとは思いますが、二人のストーリーが重なった時に少し違和感がありました。
もう少し和のイメージを持った人でも良かったかな。
千穂と辰男の繋げ方などは、う~んという感じはありますが、ある種のファンタージー作品と思えば大丈夫です。
他の方もおっしゃっていましたが、カレー屋のシーンは爆笑できます。
古舘寛治が良い味出してます。ありそうですよね、こういうカレー屋。
最近の邦画でたまに気になるのは、精神的に何かしらの問題のある人物を犯罪者にする傾向があることです。
そういう人は犯罪者になるんだよと、ちょっとした差別感を感じさせます。
この人が主役をやる必然性が…
「ほっこり」o(^_^)o
幸せ。
予想以上に良かったです
久々に邦画で気持ちよく笑って涙をこぼしてしまいました。大島美幸の芝居は素晴らしかった。話題つくりかと思いきや、彼女以上にこの役を演じることが出来た役者はいなかったと思います。寅さんファンの私は『男はつらいよ』と通じるところも感じました。その意味でも、続編も期待したい1本です。
心優しきオッサンの奮闘。笑いと涙の変化球ラブコメディ。
【賛否両論チェック】
賛:笑いの中にも、主人公がトラウマを克服していく姿がしっかりと描かれ、感動も味わえる。大島さんのオッサン役もステキ。
否:笑いが結構シュールなので、その辺の好き嫌いが分かれそう。下ネタもあり。
さすが大島さん、オッサン役がとっても様になっていて、何の違和感もありません(笑)。勿論笑いの要素がふんだんに散りばめられたストーリーではある訳ですが、そんな中にも主人公達の人間模様が、しっかりと描かれています。自分の気持ちを弄ばれたことで、異性の好意を素直に信じられなくなっていた福ちゃんが、再び誰かと心を通わせられるようになっていく様子に、感情移入してしまうと思わず感動してしまいます。
笑いのネタが結構シュールなものが多いので、その辺の好みは分かれるかとは思いますが、笑って泣けるステキなラブコメディに仕上がっています。
全22件中、1~20件目を表示