ミケランジェロ・プロジェクトのレビュー・感想・評価
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「ミケランジェロ・プロジェクト」を観て・・
ジョージ・クルーニー監督、主演の作品。マット・デイモンがアメリカ兵の姿で出演すると、ライアン二等兵かと(笑)
映画のストーリーは実話から。ここからネタバレになるかも・・
第二次世界大戦の1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦の翌月、その海岸に水陸両用車から少し老兵の7人が上陸した。美術品の専門家らで、ある任務のために結成された特殊部隊だ。ナチス・ドイツがフランスを攻めたときに、大量の歴史的価値のある美術品を盗難して隠しているとの情報が・・そしてそれらは鉱山の採掘所にあった。思いがけず金塊なども見つかる。しかし既に敗戦したドイツ軍は「ネロ指令」を出して美術品の廃棄をしようと・・焦る部隊の連中。
映画のテーマ曲が口笛の鳴るマーチで、戦争映画らしい(笑)部隊から二人の犠牲者を出すが「人命は芸術品より重いのか?」テーマに迫る。いい戦争映画。
あれ?
いい俳優がたくさん出ているのに、その俳優の良さが全然生きていないように感じた。人物描写が雑だから戦死するシーンも全然感じるものがない。ストーリーはだらっとしてるし、このシーンいらなくないか?ってとこもあるし、ユーモアもピントがずれている(アメリカ国旗のシーン) 期待外れだった
史実を基にした第二次世界大戦の裏話
原題the Monuments Men。先の大戦の後半、ヨーロッパでナチスドイツから奪われた金銀財宝及び美術品をアメリカ人が取り戻す話。戦争中のドイツへ潜り込み、まず、財宝のありかを調査せねばならない。国のプロジェクトとはいえ、困難な任務だ。実話をベースにしているらしいが、どのへんがフィクションなのかわかりにくかった。ナチスドイツがユダヤ人から何を奪い、フランスにいかにして進攻したかを知らないと話の半分もわからない。しかも超一級品の美術品の価値がわからない私などにとっては、命を賭けて戦地に乗り込んだ七人の団員の気持ちもじつはよくわからなかった。だが、その任務が非常に困難なものであることは分かる。美術品のプロフェッショナルである年配者の集団を率いて戦地に乗り込む話は、むしろ小説のほうが面白かろうと思う。映画はかなりざっくりした印象だった。
送還野郎 モニュメントマン!
ひさびさに勧善懲悪な戦争物を観た気分。 ただし、ここでいう悪人は美術品を「戦利品」としてとりあっかっており、善は美術品を「尊敬」している立場にある。もちろんモニュメントマンは後者。だから、観終わった気分は悪くない。 また、ここでの美術品はただ飾るものではなく市民との生活が繋がっているのがキチンと描かれているのも好感をもった。だから「命をかける価値はあるのか?」の問いかけに素直に「ある!」と描かれているのも拒否感がない。 この映画に好感をもったのだけれど、音楽が多すぎるのが難点か。クルーニー監督は人のカラミでは上手いのだけれどサスペンスやユーモアの表現の自信のなさがハッキリと映画にも表れているのが残念だった。
命を懸けてでも守る価値のあるものとは。実在した名もなき英雄達。
【賛否両論チェック】 賛:人命が最優先され、誰も美術品を守らなかった戦時下にあって、自らの命を懸けて美術品を守り抜こうとした主人公達の姿が、切なくも勇ましく描かれていく。豪華なキャストにも要注目。 否:戦争映画として観るのには、やや物足りないか。シリアスなシーンで急にコミカルになったりと、どっちつかずの印象も否めない。 戦時中、誰もが生きることに必死で、見向きもされなかった美術品の数々。そうした先人達の歴史が奪われていくのを見過ごせず、自らの手で守り抜こうと孤軍奮闘した主人公達の姿が、非常に勇ましく映ります。出発当初は、 「無理をするな。人命は美術品よりも尊い。」 と言い聞かせていたストークスが、実際に多くの犠牲を払いながら作戦を遂行した結果、 「彼らの死は、大きな意味を持つことだった。」 と振り返るセリフが、とても印象に残ります。 反面、シリアスなシーンのはずが、途中で急にコミカルになったりと、感動してイイのか笑ってイイのか、若干どっちつかずな気がするのも、否めないところです。 とはいえ、実在した勇敢な芸術家達の姿に、心打たれる作品であることは間違いありません。是非劇場でご覧になってみて下さい。
ちょうどいい力の抜け具合。
派手さは無いが、これがナカナカ魅力的な一本。 戦争史実映画なので、確かに基本淡々と物語が進むところは好みが分かれるであろう。 然しながらそれを彩るのが抜群の安定感の俳優陣で、さらにユーモアの効かせ方が非常に良かった。 ストーリーが重くなり過ぎず、風通しが非常に良い。 残念な点は、モニュメンツ・メンひとりひとりに得意分野での見せ場があったら。 いややはりバランスが崩れるな、それだと。 「監督ジョージ・クルーニー」やはりなかなか良い仕事をみせてくれる。 肩肘張らずに楽しく学べる、大人向けの作品。
一昔前の戦争映画
淡々と進む。 冒頭の人選の過程が短く、メンバーの個性を掴めないまま全員集合。 史実を知らぬ身としては、何故この人が選出されたのかをもう少し掘り下げて欲しかった。 クルーニー演じるリーダーは出番も控えめ、 デイモンは面子の中では若手に分類されそうだが結構重役。 戦争なんだからロマンスだの美談だのなぞ無いのよという感じ。 ホロリと来そうな家族からの声の便りも人物像が薄くて涙腺緩む程では無かった。
まずまず?
ストーリー的に、あまり抑揚もなく、淡々と進む。どこまで本当か嘘かは分からないけど、戦争の一面を見れた感がある。 一時期、日本で未公開になった理由は、なんだったんだろうか? 再観賞はしなくても良いかな…。
楽しめます
絵画や彫刻などの文化財をナチスから取り戻すという、とんでもないけれど事実ベースの物語。ナチスが敗走する時に持って行けないモノを破壊・焼却したことはショック。ソ連も戦争賠償の肩代わりに文化財の略奪をしたことも・・・ でも、文化財を守る為にこんなチームを作り命をかけたことには、大いなる敬意を表するのみ。 映画自体は、ハラハラドキドキで十分楽しめます。
品の良い映画
監督を兼務したジョージ・クルーニーのように、ちょっとクラシックで品が良くて、胸がすくような爽やかさのある、ウェルメイドな映画ですね。 昔の良い映画ってこんな感じだったよな〜と、思わせられます。 マット・デイモンとケイト・ブランシェットによる大人の男女の機微の描写も素晴らしい。 アクションがないとかいってるヤツがいるが、そういう映画じゃねぇのは見りゃわかるだろうと。アホか。
芸術作品を命がけで守る
これまでの戦争映画にない視点。 芸術にかける静かな情熱をきちんと描いており、ミケランジェロ、ダヴィンチ、フェルメールなどの作品が今あることの必然性を感じます。 車両、装備、ノルマンディ海岸の様子などきちんと再現しており戦闘シーンは少ないのですがディテールはしっかりしてます。
戦争秘話として興味深い話だった・・・
ヒトラー関連の話は戦後70年を経った今でも、毎年のように公開されているが、この話は実話だと言うが知らなかった。「総統美術館」を建設しようとしていたなんて・・・ ヒトラーが画学生だったという映画が以前あったが、美術好きだったんだね。「偏愛」といってもいいかもしれないけど。現在タリバンやイスラミック・ステイツが偶像崇拝を否定するあまり、各国の遺跡や遺品を次々に破壊しているけれど、それに通じるものが感じられて背筋が寒くなった。でも、戦争が完全に終結していない中、よくも芸術のために戦場に向かったと思う。感心しちゃう。そりゃもちろん大事だと思うけれど、自分の命を危険にさらしてまで行けるかっていうと、私には無~理! 偉いと思うなぁ、あの7人の男たちは! 全員で同じものを探すのではなく、それぞれチームに分かれて探すところがよかった。各々のタッグに味があった。みんな美術を愛する気持ちは変わりないけど、お互いよく知っているわけじゃない。それぞれが手探りの状態で仲を深めてゆくところが微笑ましかった。紅一点のケイト・ブランシェットは、やっぱりすてきで、怯えながらも親衛隊の上司と対峙する場面や、モニュメンツ・マンの質問にも信じられるまでは毅然として答えないところがかっこよかった。そして美術品はどこに運ばれたのか、特に探している作品は見つかるのか、最後までドキドキしながら観た。ジョージ・クルーニーは一味違う戦争映画を作りたいと思って作ったそうだが、ノルマンディーやバルジなど映画でも数多く描かれてきた地が出てくるけれど、大規模な戦闘シーンはない。作戦が終わった後の風景が描かれるだけだ。そこが変わっていておもしろい。クルーニーの才気を感じた。最後にお父さんかな?という人が出てきて、キャストで確認したら、やっぱりそうだった。似ていた。
出演者が豪華なんだけど・・・
出演者が豪華なので、すごく期待したのですが、話の内容があんまりパッとしなかったなぁ~
劇的な事件とかもないし。。。
自分が眠かったせいもあるのかな?
でも相変わらず、マットデイモンはステキです♪
豪華なメンツが仇となる
予告編は、豪華俳優の面々が大活躍しそうで面白そうやったけど・・・・ まぁ実録って事なので、派手なフィィクション要素も加えられず、薄暗い画面が延々とメリハリなく続く。。。 内容は深いし豪華キャストだけになんか残念、、、、同じ実録ならエベレストの方が、寒さと恐怖が伝わってきたかな〜☆2.8
伝えたかったこと
命がけで守った人がいるから、今の私たちが美術品を通して歴史を見ることができる。これは戦争で亡くなった人が命がけで守ってくれた今の世界を私たちが生きていられることと同じです、 ジョージクルーニーが伝えたかったことが最後のワンシーンに詰まっているなと感じました。 ジョージクルーニー、マットデイモンということでなんとなくオーシャンズを想像して見に行ってしまいましたが、全然違ってびっくりしました笑 邦題のせいですね笑
笑えない戦争映画、芸術とは無縁の・・・
アメリカ至上主義的な描き方で、自分には駄目でした。 確かに良い事をしたんでしょう、アメリカは。でも命よりも大切と言い張る割に、その魅力が全く描かれていないに等しいのは大いに疑問。むしろ人を重視して描かれているから、お偉方の人の命の方が大切だろうという主張の方が正しいように見えて、この人たちはナチスから何を守ろうとしているのは分からなくなってきます。 そして、個人的に、音楽の使われ方・音楽そのものが好きになれませんでした。意図的にコンバット的要素を強めコミカルに仕上げようとしているように感じたのですけれど、絵と全くリンクしないと思ってしまい、しかもそのクラシカルなサウンドが終始流れ続けて、鬱陶しくて、イライラしました。 古い芸術を本当に大事だとは思っていない人たちが先頭に立って作り上げた映画だと思わざるを得ません。
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