「笑えない戦争映画、芸術とは無縁の・・・」ミケランジェロ・プロジェクト SHさんの映画レビュー(感想・評価)
笑えない戦争映画、芸術とは無縁の・・・
アメリカ至上主義的な描き方で、自分には駄目でした。
確かに良い事をしたんでしょう、アメリカは。でも命よりも大切と言い張る割に、その魅力が全く描かれていないに等しいのは大いに疑問。むしろ人を重視して描かれているから、お偉方の人の命の方が大切だろうという主張の方が正しいように見えて、この人たちはナチスから何を守ろうとしているのは分からなくなってきます。
そして、個人的に、音楽の使われ方・音楽そのものが好きになれませんでした。意図的にコンバット的要素を強めコミカルに仕上げようとしているように感じたのですけれど、絵と全くリンクしないと思ってしまい、しかもそのクラシカルなサウンドが終始流れ続けて、鬱陶しくて、イライラしました。
古い芸術を本当に大事だとは思っていない人たちが先頭に立って作り上げた映画だと思わざるを得ません。
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