猫侍のレビュー・感想・評価
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【”もう戦わぬ、人は切らぬ。”。百人斬りと恐れられた顔が濃すぎる浪人侍が白猫と出会い、考えが変わる様をコミカルに描いた作品】
◆感想
・切腹の介錯役だったが斬れずに班を追われ、妻子と別れた斑目久太郎を演じた北村一輝さんの濃すぎる顔と、脳内ナレーションのギャップが可笑しい。
・矢張り、この作品は北村一輝さんの演技と個性が支えていると思う。
・斑目久太郎と張り合う飄々とした島崎を演じた、寺脇康文さんも良い味を出しているし、班目と島崎の刀を交えつつ、寸止めで止めを刺さない所も良きかな。
<作品設定も、奇想天外であるが、それを愉しみたい作品であろう。>
おとなしい猫
玉之丞役の猫ちゃんのおとなしいこと! 白くて柔らかくて、まるでお餅のようじゃない。ザルにすっぽり納まってる姿が何と尊い…。強面の北村一輝が左手で猫を大事そうに抱き、右手で剣を振るうところは、ふたりの信頼関係が感じられた。猫好きにはたまらない。続編も見たい。
BS松竹東急の放送を鑑賞。
テレビシリーズは観たことないけど、映画からでもけっこう楽しめた。 ...
テレビシリーズは観たことないけど、映画からでもけっこう楽しめた。
北村一輝の侍キャラが最高に笑えます。
猫に癒されるというよりは、猫と北村一輝のやり取りに癒される感じ。
北村一輝が猫の餌を求め彷徨うシーンが好き。
強さとは大切なものを守る力、ラストの闘わずとも大切なものを守る猫侍はカッコよかった。
まったりとした気持ちで観れる映画でした。
猫侍のノリが好きなら
映画版は主人公と貓の出会いのストーリー、ドラマ版のノリについて行ける人ならオススメです。主人公の猫に対するツンデレぶりを愛でる事が出来るかどうかです。
侍に猫
斑目久三郎。
寡黙。
強面。
不器用。
剣術の達人。
好きなものは、猫。
人気TVドラマの劇場版で、TVドラマは未見。
TVドラマの続きやその後じゃなく、劇場版は劇場版で一からの話だったのが有り難かった。
何と言っても、侍と猫というアンバランスさが魅力。
愛くるしい白猫、玉之丞に百人斬りと恐れられた久三郎もイチコロ。
濃い厳つい顔のままメロメロになる北村一輝を見ているだけでもクスクス。
猫に小判をもじって“猫に侍”…いや、“侍に猫”と言った方が正しいかな。
普段は寡黙だけど心の声=ナレーションでは饒舌、ツッコミまくり。
終始猫に癒されるユル~い時代劇コメディかと思いきや、話の方も時代劇あるあるを踏まえていた。
犬派猫派で対立するヤクザ一家。
若侍の仇討ち。
曲者の用心棒。
ある理由から“斬れない”主人公。
「座頭市」の映画を一本作れそう。
されど、本作は「猫侍」。
チャンバラはあっても、血や死人も出ない。
ラストは動物で(いや、斎藤洋介で?)一件落着。
犬好きでも猫好きでも、動物好きには悪い奴は居ない。
たまのじょうかわいい
ネコが好きで映画をみてみたけど、それほどネコが出て来るわけじゃなくて少し残念でした。
でも、気まぐれなネコたちを映画に使って苦労して撮影した人たちがいたと思うと、、それも気にならなくなります。笑
猫萌え、そして北村一輝萌え
ドラマ版は見てなかったので、一体どんな内容なのかよく知らずに見てしまいましたが、どうも映画オリジナルストーリーだったようなので、ドラマ版を知らなくても結構楽しめましたね。
侍と猫の出会いから侍・久太郎の過去等、思いのほか初見の私のような者にも分かるよう丁寧に描かれていたので、分かり易くてとても有り難かったです。
まあ話自体はユルユルっとしたコメディ仕立ての時代劇で、真面目に見てたら間違いなく肩透かしを食らうでしょう。
まさしく北村一輝が演じた久太郎と猫の玉之丞と言うキャラありきの映画でしたね。
でも、この侍と猫の関係性がたまらなくいい!
次第にかけがえのない存在へと変化していく様子に、何だか癒されたなぁ。
テルマエ・ロマエ風な久太郎の心の声も、何気にツボでした。
寡黙で強面の久太郎だったからこそ、ギャップに萌えました(笑)
猫萌え映画だとばかり思って見たのですが、むしろ北村一輝萌えな映画でしたね。
そんな久太郎に寄り添うように、居心地良さそうにしてる玉之丞の構図が最高でした。
また猫を抱きながら寺脇康文が演じた侍と一騎打ちをするシーンも、何気に見応えたっぷりでした。
時代劇要素は本当に薄い映画でしたが、そこだけは見応えあったかなと。
あとは酷いものでしたので・・・。
でも犬派も猫派もそれぞれの親分はいい味出してましたね。
まあラストはやや微妙でしたが、ほのぼの癒し系映画としてはまずまず楽しめました。
ドラマのときから気になっていた
猫はなにも語らないのにその佇まいがいい…。そして、一見こわもてな侍、北村一輝さんのその渋い声で言うギャップもいい。お話としては最後のハッピーエンドがうれしかったけど、一緒に観た人には不評だったな。
意外と楽しめる
主人公の見た目とモノローグのギャップがこの作品の肝。往年のお侍も案外こんなんでは、と思わせる時代劇コメディーの新ジャンル。猫の魅力がもりだくさんというわけではないので、猫にこだわらずこの手法を発展させた映画がみたい。
時代劇を忘れた時代劇。
オレは水曜日の日中になにをしているのだ?と、映画を見ながら自問した。レディースデーの中、男性だからと言うだけの理由で、差別的に高い料金を払わせられながらこの映画を見た。
なんてひどい映画なんだ!そもそもコレは映画なのか?主演俳優が演技をしていない。なぜか?それはセリフがないのに、うるさい程のモノローグ!北村一輝の無駄遣いだ。彼はただ、しかめっ面をしているだけなのだ。だが、手抜き演技ではない。演技で見せず、モノローグで全てを説明するという、ド素人が書いたみたいな、酷い脚本なのだ!
だが、猫はかわいい…(。・_・。)
剣豪ということらしいが、その腕前を見せるシーンはなく、血も涙もない人斬りだった過去を、全く描いていない。ただのクソ真面目な男でしかない。この男、それにしてもよくしゃべる。モノローグだが、うるさいほどよくしゃべる。そのくせ、過去の回想シーンでは、一切話さない。モノローグの使い方にも、ルールが見えない。彼の真面目さも、最初から滑稽に描いている為、猫に会ってからの変貌に意外性がない。最初からオチてるので、コメディの大切な落差がなくオチてないのだ!
せめて前半はシリアスに描いていれば、少しは笑えたのだろうが、本気でつまらないものを見てしまったという感覚だ。
それでも、猫はかわいい…(=⚈⃝ω⚈⃝=)
時代劇には時代劇のルールがあるのだが、全く無視だ。星座や血液型なんて、当時にはない習慣だ。それが、わざとやっているようには見えず、本気で無知なのではと疑いたくなる作りだった。
TVから時代劇がなくなって、そんなに間がないのに、こんな時代考証もへったくれもないひどいコメディを劇場公開する時代になったかと、嘆きたくなる。以前は、時代劇コメディであっても、時代考証はしっかりしたものだった。こんなにも劣化が進んでしまったのかと、呆れるばかりだ。
それにしても…にゃんこは、かわいいにゃー♡_(:3」∠)_
面白さが噛み合わない
猫の可愛さ、主人公のツンデレ、主人公の心の声、それぞれの要素が面白さの種なのだが、それが噛み合わない。よって、映画全体で白けた感じとなる。もっとうまく作れば、其れなりに面白くなりそうな気がする。
ちょっと中途半端だったかな。
思った程ネコをてんこ盛りの映画ではなかった。
その為ネコ萌え目的で観にいくとやや期待外れかも…。
でも、北村一輝には素直に笑えた。
ネコもまぁ可愛かった。
だからもう少しネコも人間もエピソードを盛り込んでも良かった気がする。
生きづらさというものは人だけではない
ドラマは全然観ていなかったのですが、映画だけでも十分理解出来る内容でした。
最初はギャグ、癒やし、猫好きの映画と思っていたのですが。
話が進むうちに主人公が浪人になった理由とか、色々とわかってきて奥が深い話だなあと思ってしまいました。
浪人という身分からなんとか抜け出したい、だけど仕官をしようとしても受けつけてもらえない、その理由を知った時には、だったら侍をやめればいいじゃないかと思うのですが。
それができないところが、人間で武士である証みたいなものかなあと思ってしまいました。
猫はのんびりと好き勝手に生きているように見えましたが、雨の中を帰って来る姿に思わず、必死に生きてるな、主人公と同じだなと思ってしまいました。
相川の親分のセリフに本当は、お見通しだったの、思わずにやり。
米沢親分とのやりとりも、楽しかったです。
結局のところ、犬も人も猫も、皆何かしら背負ってるし,悩みもあんだなあと。
ただの癒やし映画だとは思えませんでした。
ニャンコは、確かに可愛かったけど…
もっとニャンコに萌えたかったな〜
猫侍(班目)がニャンコに出会えて少しづつ変化していく様子も、ちょっと唐突な感じもしたし……100分で描くには、ちょっと無理があったのかもしれませんね。
全く面白くなかったのか、っていうと、そんなことはないんだけど。
どっちつかずな感じが、ちょっともったいなかったです。
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