風の谷のナウシカのレビュー・感想・評価
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何度もみてしまう
現在、金曜ロードショーで鑑賞中。
今年、三回目のナウシカ。
イオンシネマの一日見放題を二回を行き、それぞれの日に一回づつ観て、今TVで。
やっぱり、何度観ても面白い。
もし、また来年映画館で観れる機会があればまた観に行くとおもう。
この映画を好きだけど映画館でみたことのない人にはスクリーンで観てほしい。
すごく細部に渡って作り込まれているのを感じる。作り手の心意気がTV以上に伝わってくる。
観てて悲しくなるのは、この重厚な作品を作り上げられてらっしゃる、骨太の声優陣の何名もの方がお亡くなりになられていて、もうこの格好いい声、達者な演技が観れないのだなと思うととても悲しくなる。
しかし、それを感じさせてくれる映画は素晴らしいものであり、この作品は私の中では不朽の名作です。
それと、大塚芳忠さんがモブ役の声を何役もされてらっしゃるのを聞くのが楽しい。
ジブリ作品といえば
人生初の大画面
ナウシカが尊い…
原作の重さと比較して・・・
環境破壊により「腐海」や「蟲」が発生した遠い未来。辺境の小国の王女「ナウシカ」が、大国の思惑に翻弄されながらも国と自然を守ろうと戦う物語。
アニメ映画のエポックメイキングな作品だと思います。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」「ガンダム3部作」。アニメ映画が、一般社会に注目されることは少なからずありました。ただ、それは「アニメが盛り上がっている」という注目でしかありませんでした。
「風の谷のナウシカ」は、アニメ映画として初めて作品として注目され、評価された作品だったと思います。
その後のジブリ作品の端緒であったことも含めて、素晴らしい影響をもたらした作品でした。
ただ、映画自体の評価としては、最高評価は控えました。
コナンやルパン三世の冒険活劇の魅力はそのままに、メッセージ性を付加してよりハードな作品に仕上がっています。メーヴェやガンシップの空中戦のスピード感、巨神兵の迫力や展開も見事でした。
しかし、どうしても、宮崎駿前作である「カリオストロの城」との比較をしてしまいます。
そして、どうしても原作とも比較してしまいます。
特に、原作との比較は、私にはとても大きく感じました。原作の「メッセージ性の高さ」、「リアルさ」、「ストーリーの重さ」は、そのままこの映画の軽さを意識せざるを得ませんでした。特に、ラストの展開はやや鑑賞者に迎合しているようにすら感じ、評価を下げた大きな要因です。
個人的には、原作を忠実に映像化してもらえたら、最高だと思っています。3部作位なら忠実に再現出来そうに思えますが・・・もう難しいのでしょうね。
自然は常に人を試し、ナウシカは応えていく
ナウシカ(1984)初の映画館鑑賞
改めて良さを知る、リバイバル上映に感謝
リバイバル上映で何年ぶりかに鑑賞しました。公開当時はまた産まれてなかったので映画館では初めてです。
人間を滅ぼすと思っていた腐海と蟲は、実は人間が汚した大地を浄化していた。それに気づかない人間は腐海を燃やそうとする結果さらに腐海を広げていた。腐海と向き合っていたナウシカだけがそのことに気づいていた…。
改めて観ると案外子供には難しい話だと思いました。子供の頃テレビで観たときにそれほど好きになれなかったのはそんな理由かもしれません。改めて良さに気付けたのでリバイバル上映に感謝です。ただ、スクリーンで観ると蟲たちは普通に怖いですね笑
あとさすがに映像と音楽は古さを感じました。懐かしいからいいのですが昔の映画を観てるな〜とは感じてしまいます。絶対無いと思いますが、この頃のジブリ作品リメイクとかしないかな。
優しくて強い
幼少期に観たきりだった。
高評価で、脚光を浴び続けているこの作品。
大人になって観ると印象が随分変わっていた。
ヒロインの強く優しく透き通った心は
私の心を鷲掴みにした。
自然を守りぬく強い精神と、
谷の人々を守りぬく優しい精神。
風を感じて自然の音を聞き逃さない。
自然と虫たちと共存することに命をかけていく。
虫たちの命を、人間の命と同じように守る。
相手がどんなものであろうと、
どんなに憎い汚いものであろうと、
心から受け入れ全てを包み込む。
そんな美しき人間の象徴でもある人物と、
人間が犯した罪を最後は許してくれる自然界の虫たちの、愛あるこの作品は涙無くしては観ることができない素晴らしいジブリ映画だ。
しなやかで愛らしい笑みの奥底に隠された、
怯えだったり恐怖だったりそんなものも、
今回は感じながら最後までナウシカを感じできた。
映画館でこの作品を観れたのは幸運!
涙が止まらなかった。
どうか多くの人の次世代にも繋がる映画であってほしい。
劇場で鑑賞出来て良かった!
とても良い映画
最後まで目の離せない、素敵な作品でした。
キャラクターも皆魅力的で、その世界観や物語も独創性に溢れ、ストーリーにすっかり引き込まれてしまいました。(ただ、登場キャラクターや国名、その他の名前が"横文字"なのは仕方が無いのかも知れませんが、相変わらず聞き取りにくいし、物語が進行するにつれて、少々混乱してしまいます笑)。
作品としては、『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』の方が、一般的な評価は高いんでしょうけど、個人的にはこの作品が気に入りました。
この作品には、まだ古き良き時代と新しい時代の間(はざま)のような感覚があるというか、アニメとしてまだ無邪気に楽しめる作風を感じました。つまり、"自然破壊"というテーマが恩着せがましく前面に出ず、あくまでもナウシカという1人の生きたキャラクターが軸に置かれ、人間として魅力的に描かれていたからだと思いました。喜び、悲しみ、怒りといった様々な感情入り乱れる、とても"人間らしい"ナウシカに感情移入しやすかったです。
この点は、上記2作品には、やや欠けていたのかなと思います。
*ラストの場面、ナウシカが生き返る奇跡の場面は、神秘的かつとても印象的に描かれており、屈指の名場面だと思いました。村に伝わる伝説をなぞってみせたのは、"オチ"としてなかなか鳥肌ものでした(笑)
*この作品を初めて観たのは、もうかなり前だと思う。その時は、さして印象に残らなかったが、今回鑑賞してみて、全く評価が変わってしまった…名作です、これは(笑)
*今回のリバイバル上映で"スルー"しなくて良かった(笑)
ナウシカ姫
お願い!殺さないで!
たとえば、海老。あれ、海に住む蟲ですね。私達は、蟲の命を、おいしく頂いております。そんな私達が、目に見えない生物のようなものに、命を脅かされております。これも定めですかね。
ヒトは他者と共生しません。傷つけあうのみ。たとえば、何処かの国の将軍様が、大陸間弾道巨神兵を手に入れたら、何をすると思いますか?。
それでも、ヒトは、刻を刻む。何の為に?。おそらくその答えに、ヒトが達することはないでしょう。それでもヒトは息をする。生存を望む。何の為に?。死にたくないから。殺されたくないから。その為には、腐海だろうと、ウイルスだろうと、駆逐する。ついでに、自分と意志のそぐわないヒトも…。結果、生物兵器を使用する。生態系も破壊する。挙げ句、私達は、何を受けとればいい?。
本作が公開されて随分経ちますが、まだまだ、世界は、平和ではありません。むしろ分断と対立が、進行しているようです。5分で肺が腐ることはなくても、ワクチン欲しさに、争奪戦です。
さて、水と風が、100年かけて育てた森を横目に、皆様の裡に棲む巨神兵は、何を焼き払います?。何を望みます?。
とどのつまり、我、蟲愛づる姫に非ず。寧ろ、怒りと憎しみに、我を忘れた双頭の毒蛇の娘。それでも何かを望んでしまうわけです。その何かを見つけるだけの時間、あるのかな…。
本作の良さは、皆様に託します。私が注目するのは、ラストの一枚。エンドロールのそのまたラスト。おわりの文字と共に出る絵です。
腐海の森の奥深く、ひっそり芽生えた、あれです。あれから3分の1世紀です。あれ、どうなっていると思います?。
皆様の心に蒔かれた種子が、健やかに育つことを、祈ります。そして、長靴いっぱいの実ができたら、アスベルに食べてもらいたいですね。
一生に一度は映画館でジブリをPART3
映画館で観れる幸せ
30年以上も前に作られても色褪せない!
すべての所作、美術、設定が感性をビンビン刺激してくる。ナンバーワンな映画と再認識。
再上映キャンペーンに飛びつき、はじめて映画館で鑑賞。
ナンバーワンな映画と再認識。
すべての所作、美術、設定が感性をビンビン刺激してくる。
その魅力がテレビやVHSで見るより増していました
いまでもまっっったく古くない。
時代とか関係なく“初見”が映画館だった人たちが羨ましい!
最初の10分ほどは”さすがに2020年だと映画館で見てもアニメーションの古さを感じるかも”と思ったけど、すぐに気にならなくなりました。あとはひたすら熱中。
メーヴェに乗る姿勢と動きの美しさに惚れ惚れとしました。
あとガンシップめっちゃ強いなー、とか笑
36年前の映画なのに、あらゆる要素が現在の世界とリンクしてる気がして鳥肌が止まりませんでした。駿さん、すごいなー。
ナウシカは何度も見てるけど映画館で見たらはじめて泣いた、って人多いみたいです。
私が見たときも周りからすすり泣く音が聴こえてきた
自分もどっかで水分がブワッと。
どこか覚えてないけど変な場面だったはず;
腐海の地下の意味がわかった瞬間とか。設定の見事さで泣いたはず。
音楽が涙を誘う
映画館で見れてよかった
昔テレビやビデオで何回も見たしストーリーもだいたい知ってるけど、大きいスクリーンで見ておきたいと思って見に行きました。
昔はちょっと怖くて難しい話という印象だったけど、大人になって見たらやっと話の流れがちゃんとわかった。
ナウシカの芯の強さに感動した。なんて強いんだ…!
すごく真剣にストーリーに入り込んでしまった。
地球規模で人間への警告というか、背景も考えさせられる。30,40年前でこれやもんな。
テレビで見てた時には気づかなかった効果音があったり、ユパ様の目の演技がすごいなと思ったり、新しい発見もあった。
ユパ様って谷の人たちに大歓迎されてるわりによくわからない人のままだった記憶が、目ヂカラのおかげで私の中で重要人物に昇格しました。
でもナウシカが「積み荷を燃やしてぇ」のペジテの少女の胸元を開けてハッてなって静かに閉じるシーンは今見てもどういうことなのか謎のままだった。
懐かしの音楽も美しい旋律。うっかり泣きそうになるシーンも。昔はナウシカを見てウルっとくることなんかなかったのに。年取ったな。
もののけ姫に通じる、というか似てる。
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