LIFE!のレビュー・感想・評価
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「この映画の主人公は貴方」と言うキャッチ通りですね。
1947年のダニー・ケイ主演の映画『虹を掴む男(The Secret Life of Walter Mitty)』のリメイク(あるいは、はやりのリブート?)作品。
「この映画の主人公は、貴方です」と言うのがこの映画のキャッチコピーですが、洋画の日本国内向けキャッチコピーとしては、珍しく上手いと思います。仕事に失敗し、失敗をリカバリーするためと言う設定ではあるものの、これっていわゆる“自分探しの旅”ですよね。個人的には自分探しの旅と言う言葉は大嫌いなんですが、この映画は不思議と嫌にはなりませんでした。
ところで、舞台となっているLIFEマガジンですが、休刊は2000年頃のお話。でも、劇中では、スマホをガンガン使っていたりするので、少し時間が合わない気が・・・。ところで、この映画は、人生を描いた作品なんだと思いますが、その作品の舞台がLIFEマガジンと言うのは意味深。しかも、そのLIFEマガジンの終焉と、主人公の人生再出発が重なっているのは、狙いなんでしょうね。
日本語吹き替え版では、主演のベン・スティーラーの声を岡村隆史が演じているそうですが、今回は(と言うか、今回もいつも通り)字幕版で鑑賞。吹き替えと言うだけで違和感があるのに、何故にニューヨークなのに関西弁。まぁ、話題作りなのかもしれませんけどね。
一歩踏み出す
とにもかくにも格好良い!の一言でした。
冒頭の鈍調な妄想癖から一転、目的を見据え、社訓を胸に飛び出した主人公の勢いに圧倒されました。
そして、自然背景の美しさや音楽のもたらす高揚!
人生経験の乏しい自分には、主人公ウォルターが羨ましくて仕方ない。
彼が何を求め、何をもって常の現実から一歩を踏み出し、何を得て、さらに何を与えられたか…。
そしてその裏で、誰が彼に希望を与えて礎となったか…。
片思い相手の女性だけでなく、仕事上のパートナーである写真家の男性も、家族も、全てが彼のライフにおいて重要だったのだろうな、と思います。
そして彼が成したことが形となって報われたことにも感動しました。
最後の最後で仕事上の敵(?)ですら誠実な人間であるような気になりました。
実に羨ましい結末!
中年男子が元気になる映画
「主人公はあなた」にナットク
LIFE誌のネガフィルム管理という、
所謂「しがない」サラリーマン人生を送る
主人公ウォルター。
「こうあれたらいいな」「こんなことできたらいいな」と
空想するものの、その一歩が踏み出せずに、
淡々粛々と日々を過ごし、16年勤め続けてきた。
そんな彼が「いよいよリストラ」という
きっかけで変わり始める……。
失敗するかもしれない、フラれるかもしれない、
叱られるかもしれない……
人っていろんなリスクを想像し、
想像しすぎて踏みとどまってしまう。
けど、勇気を出して一歩踏み出してみたら?
もっと前に進めるかもしれないし、
もっと成長できるかもしれない、
もっと幸せになれるかもしれない。
社会人歴が主人公と同じぐらいなせいか、
陰鬱としたシーンや、好き勝手空想するシーンなど、
とても共感できました。
観る人(これまでの人生の送り方)によって、
賛否が大きく分かれる作品だと思います。
『自分の人生のビジョン、夢に向かって
「いまやるべき」と少しでも思ったら、
飛び込んでみようぜ、一回きりの人生なんだから』。
そんなメッセージの映画です。
いやー、観てホントよかった。
ラストが・・・
シンプルゆえに深い
文句なく綺麗にまとまっている。映像も美しく、曲の使い方も雄大でいい。ただ25番のネガ普通見つかった時みるだろ…とか、財布のことを聞いた時もまず確認の電話するだろ…とかちょいちょい突っ込みたくなるところはある。あとは、主人公の過去をもうちょい掘り下げて描いて欲しかった。キャラクターの描き方はとてもスマートで監督の手腕を感じた。
吹き替えで見て大失敗
多くを語るほど、野暮な作品。
本当に美しいものは見られることを求めない…。
白昼夢症候群のウォルターが、妄想を現実に変えていくサクセスストーリー。動き出しが八割。思い立ったが吉日、それ以外は凶日。環境は違えど、毎日のマンネリを解消することは誰にとっても大切。小さなコトからでもいいから始める。そうすることで、歯車は回っていき、時には妄想を越えることだってある。まぁ、ウォルターは職を失っちゃったけど、経験という強いバネと創造を現実に変えていくための勇気を手にした。
これ好きだ〜!
爽やかな作品でした
できすぎかもしれないけど......。
ベン・スティラーといえば、コメディアンであり、「ズーランダー」「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」というナンセンス・コメディの監督というイメージであるが、監督デビューは「リアリティ・バイツ」だし「アメリカの災難」(デビッド・O・ラッセル監督)などにも出演している。
少し背が低いだけでルックスもそう悪くはない。
「虹を摑む男」(ノーマン・Z・マクロード監督)の再映画化らしい本作は、心に響く名品であった。
1枚のネガを求めて、世界中を飛び回っているカメラマンを追いかけて、自身も世界中を飛び回る編集者。
平凡な生活をしている男が、何かに背中を押されるようにして前へ進む。
平凡な生活は悪くないが、やはり心浮き立つものは少ない。そういう心浮き立つものを求めて、主人公は行動を起こすわけではないが、結果としてかなり前向きな男になる。
好きな彼女との関係にしてもそう、ピアノを売ってしまったこともそう。
また、人物の配し方が絶妙であった。
火山の噴火を撮影するために複葉機の上に立って飛んで行くカメラマン。
空港で身柄を拘束された主人公の身元を引き受けるために現れたサイトの電話番。
主人公は平凡な生活だったかもしれないが、ひたむきに仕事をしていたその姿を認めてくれる人はちゃんといたわけで、そういう人が近くにいた主人公のことがたまらなくうらやましい。
ジェネレーションX(死語)への応援歌
ベン・スティラー監督・主演作。
ズーランダー世代(どんな世代だ?)には、とても面白かった。
劇中出てくる可哀想な犬やデビットボウイの曲などで、思い出す作品多数。
かっこ良過ぎて笑うS.ペン、出オチ感が素晴らしいP.オズワルトなどキャストも楽しかった。
旅の途中で出会う通りすがりの人々も良い。みな無駄に存在感あり。本作プロデューサーのS.コーンフェルドもちょこっと出演。『エレファントマン』『ザ・フライ』そして『ズーランダー』と、氏の作品はほんと楽しいなあ(笑)。
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かつてベンの『リアリティ・バイツ』でジェネレーションX(死語)と呼ばれた世代も時を経て皆オジさんオバさんに。ふと、オレこんなんで良かったの?と振り返ってしまうお年頃。そんな年代には嬉しい、ど直球な応援歌。
LIFE!を観た
最後ああなるということは/吹き替え
表紙の写真を撮られているシーンをもう一度見直したくなりました。
ショーンは映ってたのかなあ。。
ウォルターの家に来てたって言ってたし。
25番のネガだけ抜けていて、その前後のネガを頼りにショーンを探し始めるのは
ちょっと謎解き的な展開でおもしろかったです。
謎解き~冒険に行っちゃうんだけど、同僚から携帯に電話もらって
アイスランドからそんなすぐに飛行機で戻れるの?と思ったり^^
表紙がああなるので、CMで言っているように正に
「主人公はあなたです」でした。
写真家のショーンみたいにウォルターの仕事ぶりを見ていてくれて
感謝されるのってありがたいですね。
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吹き替えで再鑑賞。
岡村の吹き替えは不評といいう声があったが、
確かに”棒読み”だったかもしれないが小生はそれほど
気になるほどではなかった(不評と心構えして行ったからかもしれない)
むしろ、日本語吹き替えだったので字幕を目で追う手間が省け、
セリフも関西弁やったけど、2回目ということもあり
話がより飲み込めた。
「LIFE ・・I'm loving it」と言われて「それはマクドナルドや」とツッコんだり、
翻訳はおもしろかったと思う。
(1回目のリベンジ。ショーンは映っているかどうか⇒まったく映っている様子はなかった)
やっぱり奇跡だったのかなあ・・・
心の栄養となる一作。
とても良かったよ~。
最近の邦題はイケてないものが多いが
このシンプルな邦題に大賛成。
原題よりしっくりきた。
こけたトロピックサンダーのイメージが
あってベン・スティーラーはあまり
好きな俳優では無かったが、この作品では
見事な演技とプロデューサーとしての
役割を示してくれました。
前半の妄想シーンの唐突さとダラダラ感は
あるものの一旦スピードに乗った物語の
疾走感はかなり、心を引きつけられる。
景色の美しさと小技の効いたストーリー、
展開は素晴らしい。
前半の妄想シーンには多少辟易するが
後半の有り得ない冒険シーンとの対比が
より効果的です。
主人公が最初、白髪だらけの後頭部薄い
冴えないサラリーマンが冒険の旅に出て
髪の毛黒くなるわ、野性味溢れるいい男に
なるのが正直羨ましい。
私も旅に出ようかなあ(笑)
みた後にあー楽しかった!と言える傑作。
落ち込んだり、疲れたサラリーマンには
持ってこいです。是非みてほしい。
最後にCMでもおなじみの主題歌。
この耳に残るアアア~、アア~♪が
一層の感動を引き立てます。
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