LIFE!のレビュー・感想・評価
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色々なモノを背負って身動きが取れなくなっている人の背中を押す作品でした。
良かった。
現状に満足していない。
しかし迷いや不安があり行動が起こせない。
そんな人達の背中を押すような作品でした。
話自体は単純。
殻に籠ったウォルターが空想の力をポジティブに使いつつ行動を起こす。
新たな行動は次の行動に繋がり刺激的な展開へと転がっていく。
周りに流されていたウォルターが自ら考えて自ら行動することで新たな世界が開けていく。
粗筋を聞いて皆が想像する方向へと話が進んでいくため安心して観ることが出来ます。
本作の良い所はウォルター自身が思い切って背負っていたモノを一旦下してみる、その姿も描いた点にあると思います。
その解放感。自分独りで背負う必要はなかったんだと気付く安堵感。
本作のウォルターに共感するのも彼が色々なモノを背負って身動きが取れなくなっているからだと。
兎角、色々なモノを背負いがちになる昨今。
思い切って下してみても良いんじゃないかと背中を押している点が良かったです。
映像も非常に綺麗で巧い。
ウォルターの現実と空想の切れ目が滑らか。
中盤以降は現実と空想の違いが付かなくなり刺激的な現実の実感がより高まりました。
また台詞では出さず、街の背景に織り込まれた本作のメッセージ。
LIFE誌の社訓のようなメッセージが流れる映像は非常に巧かったと思います。
映像内の物体(人物/自動車 等)の動きに付いていく目線の流れがメッセージに気が付き、その目線の流れのまま読めてしまう。
不自然な文字情報を自然に受け手に送る手法、良かったです。
冒険舞台のパターンが少なく場所が変わっても新たな刺激が薄い。
話の展開が幾らなんでもご都合主義的過ぎる、等の残念なポイントはありましたが気負わず観れる良い作品だったと思います。
オススメです。
シンプルで深い
結構手厳しい意見が多いのな…。私は観終えた後に、こんなに後味がいい映画久しぶりだなぁと思えたし、単純に元気になれた。こういう映画は大好き。
ただ、この映画を好きになれるかどうかは、この主人公にどのくらい共感出来るかっていうのもあるだろう。私は、妄想癖なところとか、人生の殻を破りたいとか思ってるところとか、共感度120%だったんで…。あの妄想シーンが長すぎるっていう意見があるけど、妄想シーンをあれだけ見せつけられたあとだからあの一歩飛び出すシーンが感動するんじゃないかと思う。
あと大切なのは、映像、演出、音楽のセンスが抜群。遊び心もあって楽しかった。David Bowieの曲が流れるシーンと、後半の旅のシーン、全般大好き。
人生ってそのものが本当に旅だし、なんでも出来るって思わせてくれる。エンドロールまで愛に溢れた映画。もっかい観たいし、きっとまた観る!
単館作品っぽい?
なんか、、宣伝ほど、そんなに大げさな映画じゃないと思った。
真面目だけどつまらない、地味に生きている人間が、
ヒーローになったり、好きな人に想いが届いたり、
腹立つ輩をやっつけたり。。。
自分もドラマティックな妄想、しますねー(^^ゞ
ネガを手に入れようと決心した(一歩を踏み出した)のは彼女への想いからだったし、
結局ヘリに乗ったのも妄想の後押しでw
その後は妄想をも超える驚愕の現実の連続、
という「ファンタジー」。
唯一の得意技のスケボーも、かつての自由と勇気を感じつつも、
結局は助けに来てもらう始末。
更に、お母さんが気付いてなければ…
地味で真面目な人生を続けていれば、報われること「も」ある、
というラスト。
いいじゃないですかー♪
美しい映像と音楽と、
笑いと涙の可愛~いストーリー、
とっても満足でした!
(P.S. マイナス0.5★は、どこの場面だったか、、ちょっとくどいと感じる妄想シーンがあったので。。アメリカの東と西の人の違いの描き方が最高でした♪)
もっといい映画たくさんあるで。
ぬるい。ゆるい。軽い。
妄想が長すぎ。自分探しの旅は、妄想の延長で子供だまし。これで人生や勇気ってゆうて欲しない。なんか中途半端。
プロフェッショナルぶってる割には意固地で上司への態度もなってないし、女にうつつ抜かしすぎやし…スマホなんかいらんし捨てていけ。妄想癖をしっかり治して、はよ再就職して親孝行して欲しいって心配になる映画やった。
少し前に観たローン・サバイバーとウォルトディズニー~の主人公が本物過ぎただけにこっちはかなり中途半端に感じたわ。
内容は薄いけど
妄想ぐせのある冴えないネガ管理をする主人公が、失われたネガを探しにグリーンランドからアイスランド、アフガニスタンからヒマラヤまで旅する。ラストでLIFE誌の表紙を裏方で支え続けた自分が飾るという感動のシーンはあるが、内容は薄い。それでも星四つなのは、劇中の音楽と映像が素晴らしいから。
まずは行動!って気にさせられた。
元気をもらえます
薄い
だまし絵に迷い込んだよう
日々の暮らしに変化のない、地味で平凡で内気な男ウォルター。だが、空想の世界の中での彼は逞しく強く行動的だ。
オープニング・クレジットはウォルターのように街に埋もれて見つけづらい。だが空想の世界に入ったウォルターは、スーパーヒーローものばりに街中を駆け、飛び回る。
1コマのネガの行方を追ってグリーンランドに旅立つのも、現実なのか空想なのか区別がつかない。
次から次と奇想天外な展開で、この区別がますます難しくなる。だまし絵の中に迷い込んだような映像体験だ。
シャーリー・マクレーンが「バーニー/みんなが愛した殺人者」から2年ぶりに顔を見せる。若いころの作品はテレビ画面でしか見たことがないが、往年の銀幕スターが元気な顔を見せてくれるのは映画ファンとして嬉しい。
2007年に休刊になった写真主体の世界的な報道誌「LIFE」。その最終号の表紙となる写真を巡る作品だけあって、コダクロームの色調を意識したポスターもいいが、トライ‐X調のモノクロ写真で最後を飾るあたり、グラフ誌「LIFE」へのオマージュを感じる。
風景映画
フィルム探して三千里
心に栄養を与えてくれた作品‼︎
久しぶりに心が揺さぶられ、心に栄養を与えてくれた作品であった。最後のエンディングは、途中で席を立って、帰る方なのだが、今日は、最後まで見て帰った。これに近い感じの作品では、かなり前であるが、「マディソン郡の橋」以来と思える、主人公が、スケボーで下るシーンとか、爽快さを感じさせてくれる、いつも土壇場で、誰かが、フォローしてくれるところ等、自分自身と、ダブってしまい、また、主人公のキャラも、とても共感ができると感じた。素直に‼︎
空想癖等のシーンでは、なるほどアメリカらしい、映像を見せてくれて、笑えるところもあり、 今、現在では、自分の中で、今年の1番の作品であった。
「世界を見よう。」「壁の裏側も」いいね‼︎
映像と音楽
映像と音楽がすごくいい映画だった。
ベン・スティラー演じるウォルター・ミティのカバンが、会社員のスーツケースから、古いバックパック、そして登山バックに変わっていくのが、彼自身の退屈な日常からactiveな日々への変化を象徴しているように感じた。
そして、案外笑える映画でもあり、とても楽しむことが出来た。
ちょっぴり感動。
この作品は、冴えない男が、一歩踏み出して、自分を変える物語です。少し『ロッキー』に似ているところは、あるけれど、ロッキーほど魂は、揺さぶられなかったと思うのが、私の意見です。それは、置いといて、この作品のベン・スティーラーさん演じる主人公のキャラクターが、私に少々似ていた『あそこまで、壮大な妄想は、しませんが、』ので、共感しました。私も、主人公の様にぼんやりするのを乗り越えて、今は、もうあまりしませんが、『あゝついこのあいだまで、俺あゝだったなー』と思いました。しかし、この主人公のような人は、世界で、何億といると思うので、共感できる人は、できると思います。(できない人は、とことんできませんが)個人的な所は、さておき、この作品の良いところは、様々な妄想シーンが、面白いです、生まれて、初めて映画館で、爆笑してしまった作品でした。そして、主役のベン・スティーラーさんは、冴えない演技より、冴えてた男の役が、あっていました。劇中には、少ししか出ていませんでしたが、ショーン・ペンさんが、大変シブく、一言、一言が、男ですの渋みを感じられました。劇中の最後は、何も状況は、変わらないけれど、今のこの状態なら、きっとなにが、あろうと、乗り越えられる、そう感じさせてくれた作品でした。
どうでもいいことですが、この作品をわたしは、字幕で見ました。吹き替えは、岡村隆史さんが、やっているみたいですが、機会が、あれば、見てみたいと思います。
クリエイティブ魂の賛歌
この映画は、人生が云々みたいなものではない。潰れた雑誌社の写真管理担当の男が、紛失したネネガを探しまわる冒険を通じて、かけがえのない作品と、それに対する畏敬を描いた映画だ。
クリエイティブな仕事をしている人なら、自らの魂を突き動かすものがあるのだと、わかるだろう。仕事への静かなプライドみたいな。
写真担当の地味な男にも、その魂を共有していることを、最高レベルの映像と音楽を駆使して、ハイテンションに描くと、こんね映画ができるのだ。
クリエイティブ魂、判るだろ?と、観るもののものづくり魂を刺激する映画だと思った。
ラストシーンは、映画が全てのクリエイティブ職に贈ったエールだと受け止めた。それが、どんな地味な仕事であっても。
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