LIFE!のレビュー・感想・評価
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リアルなアメリカの日常が描かれている。
食べ物、地下鉄、空港、ビジネス街、、、
空気感がとてもよいのだ。
羽田空港で年輪屋のバームクーヘンを食べるのもそれなりに素敵でいいのだが、Los Angelsの空港で、Cinnabonを食べる事はすでに素敵とか言うよりは文化として取り込まれている。この辺りが、日本が真似しても追いつかない、かの国の生活だと思う。良いか悪いか別として。
世界の自然もまた、綺麗に撮影されていて、これは時間とお金がかかったのだろうとおもいました。ショーンペンがかっこいいです。
彼が持っているカメラのメーカー名がなかったので、知りたいと思いました。
Deadman walking! と言う映画を見たことがありました。確かショーンペンが出ていたと思います。20数年たって、彼も渋くなったと思うと同時に、自身も歳を重ねたのだと改めて思いました。
主人公のように、地味ながらも信頼を得て働こうとする姿に、働くと言うことの原点を見た気がします。自身のぱっとしないように見える人生も、もうひと頑張りしようと思います。
「人生」の目的だけでなく、素晴らしさを教えてくれる素敵な映画です
とっても素晴らしい映画でした‼︎
誰もが知っている世界でも有名なグラフ誌「LIFE」。読んだことはなくても、あのロゴとロバートキャパをはじめとした素晴らしい写真を掲載してきたことは周知の事実ですが、その「LIFE」の最終号を舞台にして、一人の男の人生が大きく動き、変わっていくそんな話です。
個人的にはオープニングからノックアウトです。
オープニングはLIFEにおいて、16年間ネガの管理をしてきたウォルターが、朝っぱらから、出会い系サイトでしょうか?一人の女性に足跡を残そうとして残せないところから始まります。お話のスタートとしては、ウォルターが同僚の女性に直接アプローチできず、出会い系サイトでアプローチを目論むほど引っ込み思案で奥手、さらには、ふとした拍子に突拍子もない妄想に移行する妄想癖の持ち主という、ウォルターのだめキャラクターを印象づけるスタートで始まりますが、このPCの下りから、駅に向かうところがオープニングに使われるのですが、このオープニングがまた、秀逸でした。
街並みの中に落書きのようにさりげなく現れる、道路の表示の中にスタイリッシュに現れるタイトルや副題…そこからカラフルな世界がパッと現れ、現実に…。このオープニングだけで、本当に入りました。
そして、その日はライフが買収され、LIFEはオンラインに移行…。その前に、大規模なリストラをするために、送り込まれた社長?のテッドとの出会い。この出会いも「エリートVS窓際」みたいな始まりで、分かり易さ満載でしたが、そんなウォルターはこの日が誕生日。映像を現像し続けて16年、どこにいるかもあったこともない写真家のショーンからプレゼントとネガが届きます。そして、そのネガの中でも25番が最高でウォルターへのプレゼントだと…。一方、休刊が決まったLIFEの最後を飾るのも、ショーンの勧めで25番なのですが、その肝心の25番がない…。ウォルターはわずかな手がかりをもとにショーンを探し出してこの25番のネガを手に入れる旅に…。
まずは、この過程でウォルターの妄想がちょいちょい入ってくるのですが、これがまた秀逸。とくに、上司のテッドとの荒唐無稽なバトルは本当に見応えとツッコミどころ満載‼︎さらには、このショーンを探す旅も二転三転感が半端ない。ですが、このショーンを探す過程の風景の素晴らしさもまた、この映画のみどころです。アイスランドの台地やアフガニスタン(だっけな⁇)の高地…ほんとうに素晴らしかったです。
ショーンのまであと僅かというところにたどり着きながらもニアミスで会えない…。そんな過程の酔いどれヘリからの海に落ちるシーンとかも好きなシーンですね。んなわけねーじゃん笑みたいな。
そんこんなで、ショーンに出会いネガのありかを聞き、社長にそのネガを届けると…。
この過程でウォルターが今の退屈な生活を送ることになったきっかけと、もともとなりたかった自分と…エピソードが明らかになりつつ、人生を開いていくと言う話なのですが、これがまた…。
とくに印象的だったのは、「世界を見よ、危険に立ち向かえ、壁の向こう側を見よ、 もっと近づいて、お互いを知れ、そして感じよ、それが人生の目的なのだから」という社訓。その中でなぜにこんな退屈な人間がいたのか…。でも真面目にコツコツ働くウォルターをショーンは信じていて、最終号の、ショーン曰く「最高の写真」はユニコーンでもなんでもなく、LIFEを作った人たちに捧げるというコメントと共に…もう、このラスト涙なくはいられません。
そして、ショーンが劇中、ゴーストキャットを待ち続け、それが現れた時にシャッターを押さない…そんな時に、ウォルターに「何故に?」と問われ、「自分の一番好きな瞬間はシャッターを押さず、その瞬間を楽しむんだ」的なコメント…。この刹那を大事にする感じもぐっときました。
人生って、本当に複雑だけど、真面目にコツコツやっていることが、自分ではわからないけど、人には認められることもあるということ、人生って、一瞬一瞬を大事にしなくちゃ楽しくないということ、人生は常に困難に挑戦して勝ち取るべきもの…いろんなメッセージをくれたこの映画に感謝です。
そして、オープニングに続きエンディングの作りも最高。余韻を残させるのがとっても上手なのがよかったです。というよりも、山を登り、日記を言葉変わりに進みながら…という映像もとってもよかったです。
人生って本当に素晴らしいし、誰の人生もしっかり歩めば間違えない!そんな事を感じさせてくれる幸せな映画でした。
勇気が貰える映画。
人生はひとそれぞれ、素晴らしいなあと感じさせてくれる作品。
冴えない主人公だけど、仕事にはとても誠実に向き合ってきたんだろう。派手な旅の締めくくりに、これまでの主人公の人生を肯定してくれるような結末には、涙が出た。
自分の可能性を信じて、殻を打ち破り冒険することは、人生をより豊かにしてくれるんだろう。
しかし一方で、冒険のない毎日でも、真摯に人生と向き合っていれば、見てくれている人は必ずいるし、意味のない人生なんてない。
そんな、“勇気”と“肯定”を同時に与えてくれた。
この映画が、ただ単に、つまらない人生からは抜け出せ、っていう内容だけでは、多くの共感を呼ばないかもしれない。
しかし、物語の最後に“肯定”があったからこそ、すてきな作品になったんだろうなと思った。
あと、意外に笑えるシーンも多かった。
感動、笑い、映像美。いろんな物が凝縮されているから、観終わった後、「ああ、映画観たなあ」と感じた。
ベン・スティラー監督・主演なので80'sポップカルチャーリスペクト...
人生は素晴らしい!幸せ感に満たされた映画
最後のシーンで、本当に幸せ感でいっぱいになり、涙があふれました。
観てよかった!映像も素晴らしく美しく、自分がウォルターと一緒に旅をしたような爽快感でした。
また、LIFE!は作品タイトル、勤務先名、テーマ全てが一貫していて、曇りのないストーリーがさらに気持ちよくさせてくれたように思います。
そして更に、ショーンペンの佇まいにも目を奪われました。鳥肌が立つくらい本物のカリスマフォトグラファーにしか見えなかったです。
とにかく、終わってしまう前に観れて本当によかったです。
空想サラリーマンのリアル!
主人公は、一見、さえない小市民、しかしながら真面目に職務を果たしてきた普通の会社員です。彼がありふれた日常の中で、やりたいけど実際にはできないことを妄想しては我に変える、この流れにまず引き込まれます。
現実から空想へ突入する際の境目がまったく無く、むしろ、現実に帰る時に、シーンの断絶がある。これを視覚でインプットされることで、主人公の感覚に同調させられていく。なんとも楽しい疑似体験です。映画の醍醐味ですね。
空想シーンはもちろん非現実的なまでにダイナミックで美しいのですが、着目すべきは、それに引けをとらない現実世界の映像美!ここに、この映画の根底を流れるテーマが垣間見える気がします。(その辺は日本アニメにも通じるかな?)
ストーリーとしてはお約束な感じですが、細部のリアリティと役者・製作者の心意気が、この映画の物語を単なるご都合主義以上のものに仕上げています。
ちょっとした休日の息抜きとして見に来ましたが、鑑賞後に「自分も明日からまたがんばるか!」と思える、素敵な1本でした。
ほっこり
冒険せよ!今を楽しめ!
これは、稀に観る素晴らしい映画です。 なぜか
やはり僕はまだまだ未熟ものでありました、
『Life!』を観てまた至らぬところを多く見つけたからだ
まず、率直な感想を言おう
なんと後味のいい作品だろうか
タイトル通りだ
そしてリアルタイムでの作品の感想はこうだ、
そう前半部分CMやYouTubeで閲覧可能のあの部分、ライフ 人生は驚きに満ちている。
この部分。
これは勝手な操作で作品のイメージを想像させる悪い癖をよばれ、固定概念で作品を見てしまって、展開が早いな、内容がないんじゃないか?っと勘違いしてしまったが、
違った、後半に差し掛かるにつれ自分の過ちに気づきました。
まさに、作品を観ていただきたい、有る意味彼らをこれを狙っていたのではっと感じてしまう。
まるで主人公の経験を同時にさしてくれたそんな作品だ。
心に響くような映画
Best
久々に出会った良い作品!ベン・スティラー作品は初めて劇場で観たけど、やっぱり映画への愛が伝わる作り方というか、素晴らしい作品だよね。何が良いって、始まりと終わりで、何か世界が変わるわけじゃない、そんな大きな差が無い。これって好きな映画を何度も観る第一条件だと思ってるのね。アメコミ映画とか好きだけど、なんか最近こういうの好きだね、歳とったかなぁ⁉始まりと終わりで変わるは主人公の中身であって、そこに惹かれる、引き込まれる同僚と観客。それに加えて美しい映像と意識した色合い、グリーンランドやアイスランドの風景とマッチした挿入歌がたまらない。そしてなんといってもショーン・ペンがカッコいいの、火山から皆逃げて行くところ、セスナの上に立って火山に向かっていく対象的なところ、自分には出来ないからね。
とにかく、映画館で観れるなら今から観て、観られなかったらBlu-rayで観るべし。
見てよかったって思えた
また観たい作品
勇気と冒険、明るい未来の人生の旅はこの映画の旅から始めよう!
ダニー・ケイ主演の「虹をつかむ男」(47)のリメイク作品だと言う本作。
とても期待していました。主演があのベン・スティラーと言う事と、予告編が何だかワクワクドキドキする様な冒険心を駆り立て、放浪大好きな自分の心を擽るような香に満ち溢れていたので、本当に公開が待ち遠しかった。
観てみると予想とは少し違い、不思議な思いを抱く作品だった。と言うのもこれを果たして劇映画と呼んでいいのだろうか?と言う思いすらした。
ドキュメントでもないし、ドラマだけどドラマと表現するのはちょっと的確ではない気がする。そう自己啓発や、ニューエイジ系のセミナーや、コーチングなどで見せられるような教材用のDVDと呼んだ方がむしろ自然な雰囲気を持った作品ではないかな?
貴方はどんな感想をこの作品を観た後持たれたのだろうか?
主役のウォルター・ミティーは「雑誌ライフ」の写真部門専門の管理係。様々な特ダネを始めとして世界中の選りすぐりの出来事や事象をファインダーに修めた写真こそが命のあのライフ誌の写真の管理係と言えば、正に縁の下力持ち。読者には絶対にその存在は知られる事は無いかも知れないけれど、写真誌の編集では一番の立役者でもあるわけだ。
そんなウォルターが、或る日カリスマ写真家から送られた最終号の大切な写真を紛失させた事から、始まる写真探しの大冒険の旅の数々が映画の面白さを最大限に拡げてくれるのだ。そして、彼が写真家ショーンを追って旅を続けるプロセスが実に美しい映像と共に楽しい見せ場にもなっている。
今流行りの引き寄せの法則と言うのだろうか?何か一つ自分にワクワクする経験をさせて、冒険心を信じて動き始めると、それはまるで人生の導火線に火を点けて、魔法の扉が開かれる様に、今迄には起こり得なかった、考えられないような現実の世界が加速的に動き出すと言う物語だ。
確かに、私達の現実にも、この作品が描くようなシンクロニシティーの旅が連続劇のように動き出し、急展開で、人生が廻り出すと言う事も不思議だが起こる事も有る。
この映画の魅力はウォルターが訪れる様々な辺境の地を始めとして、普段は観る事が出来ない処を見て回れる美味しい特典が有る。
そしてもう一つ、ウォルターの母親を冒険家としても名高いオスカー女優のシャリー・マクレーン演じていると言うのもかなり嬉しい。ベン・スティラーのお人柄と言うか、遊び心と言うべきか、はたまた人情と尊敬と言うべきか、元々コメディー映画出身であり、ニューエイジ冒険家の彼女を起用している事で更に面白さに拍車がかかる。
そしてこの映画のラストは素晴らしい!予想を遥かに超えた憎いシーンだ。
笑って笑って、そして、このラストで一撃のパンチが効いて、涙が溢れ出る。
私の長い映画観賞歴の中でも、とても印象深いラストシーンの一つになりました。
ところで、私は本作のオリジナル映画「虹をつかむ男」を学生の頃、昔の名作ばかりを上映する名画鑑賞会に通っていた自分は観た記憶が薄っすらと残っている。そして、オリジナル映画で主役を演じていたダニー・ケイは元々歌手でありながら映画に出た俳優だ。そんな彼の「5つの銅貨」「ホワイトクリスマス」は素晴らしい作品なので、本作とは直接関係は無いが、機会が有ればご覧になる事をお薦めしたい。
そして更に余談であるが、このオリジナルで主役を務めていたダニー・ケイを尊敬していた昭和を代表する日本のコメディアンであり俳優でもあり、クレージーキャッツと言うバンドのメンバーだった谷啓氏は、このダニー・ケイに因んで命名した。何だか世の中不思議な繋がりってあるものだ。
映像がきれい。
グリーンランドやアイスランドの広大な自然、迫力ある火山、ヒマラヤの風景など、綺麗な景色がたくさん観れたのは、映画館で見れて良かった点。あと主人公の、突然始まる妄想も面白かった。あとオチも良かった。
全体的なストーリーは微妙かと。強引で唐突過ぎ。内容が無い映画だと思えば気が楽に見られるかも。
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