劇場公開日 2014年3月15日

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「ぜひ劇場で」あなたを抱きしめる日まで myaa1969さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ぜひ劇場で

2014年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

実話を元にした感動の物語。この有りふれたフレーズとIntroduceを読むだけで『大体想像つくなぁ』と鑑賞が後回しになり、ついには『DVD出てからでいいかぁ』となってしまってる映画ファンも多いのでは。自分もそうだった・・・。
しかし、意外な展開とそこに人々の心を持っていくのかと思う深い涙を誘うメッセージ。
母と息子・・・母性とは?名優ジョディ・デンチが長く生きた晩節に行き着いた親子のかけがえの無い『愛』の絆を豊かな表情で演じる。
そんな母性にいつしか感情移入したジャーナリスト魂が理不尽なカトリック修道院へ放つ怒りの爆発のラストシーンにも心震える。
最後にジョディの深い表情から放たれる言葉 『憎しみや怒り、酷い顔しているわね。私は赦します。赦すということは大変な苦しみを伴うものなのよ。』 この言葉の意味を観た後にどのように受け止めるでしょう?
海外映画祭では2人の名優のユーモアからストーリーに反して客席から笑いが絶えないことでも話題を集めたこの作品、お薦めです。

myaa1969