「人としての強さ」あなたを抱きしめる日まで komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
人としての強さ
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「私は純潔を守った、そんな私の行いを裁けるのは神だけ」という車椅子に乗った高齢のシスター。高慢というより、箱庭の中で自己肯定を繰り返すだけの孤独で哀れな老人。
私もマーティンと同様に、自分の行いを棚に上げて人の過去をなじる不寛容な姿勢に強い憤りを感じた。
しかし、フィロミナは、そんな相手に許しを与えるという。教会に盲従し自らを貶めていた頃とは正反対の姿。
そこに、私もこうありたいと思わせる、人としての強さを感じた。
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