子宮に沈めるのレビュー・感想・評価
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事件を淡々と映した「動画」
感動的な音楽などはあえて流さず、ただ淡々と子供たちが衰弱していく様子が映される。
母親が帰ってくると信じているせいか、不思議と子供は辛そうに見えない。
これ系の映画「誰も知らない」よりも断然エグい。
虫が苦手な人は要注意。
子宮には帰らない
無駄なカットが多い
40~60分は可愛そう、 60~75分は涙が止まらない
心の中は読めないが、10分頃迄は幸福そう
10~40分=この程度なら、まあOK
44~60分=母親が外出、3才の姉と1才の弟が留守番
姉は、①弟に粉ミルクを作ってやったり、
②高い所に登って缶詰を取ったり、
③食べ物が無くて、ゴミ袋から探したり
60~75分=弟の映像なし=餓死?
①姉は、マヨネーズを吸ったりして生き延び
75~90分=母親帰宅、①弟の遺体から蛆を取り、洗濯機で洗う?
②姉を溺死させる?
③弟の遺体を見えない様に袋に包む?
④母親は、膣に器具を入れて中絶?
⑤姉と弟の遺体をレジャーシートに包む
この映画は、最初に「大阪事件がモデル」と表示されるが、
50日放置して、「2児とも死亡していた」大阪事件より、
母親帰宅時=1児死亡、1児生存で、生存者はマヨネーズを吸い
帰宅した母親に「ママ遅いよ」と言った、苫小牧事件の方が似てる
「苫小牧幼児遺棄事件」=2007.2月に発覚、
約30日放置、1才男児は死亡、5才男児はマヨネーズを吸い生きてた
「大阪2児放置死事件」=2010.7月に発覚、
約50日放置、発覚時、1才男児、3才女児とも死後、約1ケ月だった
2013.3月、最高裁で懲役30年が確定 → 8ケ月後、映画公開
最近も、2020.6.5~13日(8日間)母親が、鹿児島の愛人と会ってて
その間、留守番していた3才女児が餓死した事件あり
考えさせられる、映画だった
社会の縮図
これが現実。
正直…
16年26本目はずっと観たかった社会派フィクション。
16年26本目はずっと観たかった社会派フィクション。
家庭という密室で孤独感を感じ精神的に追い詰められた母親は愛する無垢な子供たちすらをも追い詰めてしまう。
精神的にパンクしてしまった母親は新たな世界を求めて家庭を脱し、母から女になり戻らなくなるのだが、取り残された子供たちはその密室でどう過ごしているのか?をまじまじと直視させられる。そんなもの見せつけられなくても少し考えれば分かることなんだけど、分からない親が少なからず存在するから、いまも悲惨で悲しいニュースは根絶されていない。。。
カメラワークはほぼ低く、ワンカットがとて積もなく長く、心理描写も殆ど見られないから、ぱっと見よくわからない描写も多い(想像しなければならない)(画面内に収まりきれてなかったりね)のだけどそれはたぶん子供たちの心情。子供たちはまだ小さく弟くんは赤ん坊くらいだから、大人の世界なんて知らないしわからない。
どうしてお母さんは帰ってこないんだろう?疑うことも知らずただただ無垢な心で大好きなお母さんを待ち続ける。
待ち続け待ち続け、やっとお母さんが帰って来たと思ったら。。。
映画として面白いかどうかは別の話になるかも知れないが、モキュメンタリー?としては非常に面白い作品だった。
子供たちの演技が本当に上手で撮影風景が非常に気になる。気になるのは撮影風景だけで、元ネタとなった実在する育児放棄事件の風景は想像したくもない。映画として創られたものなんかよりもずっと想像を絶する世界なんだろうと考えると、泣きたくなる。やるせない。ニュースで観たって悔しくなるが、映画として、動画として観ることでより一層心に迫ってきて握り潰されそうだ。
わたしは一般的な理想の家庭のかたちに産まれたわけではないかも知れないけれど、それでも愛する家族、そして愛してくれる家族に恵まれたから、ここまで生きて来れた。いつだって心にそれを留めているけれど、これを観て再認識。
わたしもきっと母のような母に成りたいと思うし、本作に登場する母には同情も軽蔑もする。複雑な気持ち。
どうしたらこのような悲惨な状況を逃れられるの?本作母はどうしたら良かったの?色々逃げ道はあったはずなのに、逃げられない状況でもあったのだとしたら、どうすることも思い浮かばなくて、とても歯痒くて悲しい気持ちになった。
鑑賞後の絶望感、カタルシスが凄い。
皆観て!お勧めだよ!と勧められる作品ではないかも知れないけれど、わたしは母親になる前にこの作品を観ることが出来て良かったと思う。
邦画には疎いので知らなかったんだけど、監督と脚本の緒方貴臣氏はほかにも気になる映画を撮っているみたい。【終わらない青】【体温】あたり気になる。これを機に邦画嫌いを克服できないかな(笑)。
題材は良いに
劇場で観て良かったと思う。TVじゃちゃんと受け止めきれない。
全く音楽がなかった。
オープニングのクレジットもないので準備無しで映画に放り込まれ、個人的には微妙に上向くアングルで映画が終わり、最後の最後でやっとタイトルが出てきた。
長女の子役は凄いな、と。
昔みた「誰も知らない」を思い出した。
むなくそ悪いわ(内容ではなく構成に)
不自然ですね。離婚の理由は描くべき、ずるいでしょ。弱い人間は山ほどいると思う。そこをちゃんと描こうよ。最初罪のないようないい母親を演じさせてさも「理不尽で厳しい社会のせい」をアピールするのは正直ヘドが出る。説得力を出すには素性を飾らずそのまま出して離婚の理由、堕ちていく理由を明白にするべきでしょうよ。これでは全く説得力ないね、響きません。必然性は必須ではないけどこれではあまりにも不自然。問題を啓発しようと思ったんだろうが(そこは賛成)これでは「自分は違うよ、そんなに弱くないわ」と思うででしょ。
下手に美化してしまったのが大失敗。子役は凄すぎる。それだけでも見た甲斐はありました。
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