大統領の執事の涙のレビュー・感想・評価
全86件中、41~60件目を表示
執事として働き、戦ったセシル。
執事としてホワイトハウスで働く
セシルと公民権運動などで活動する息子ルイス。息子はホワイトハウスで働く父に偏見を持ち、父は学校へも行かず、命の危険もある活動に自ら入る息子に否定的で互いの気持ちのすれ違いで疎遠になってしまう…。
だけどそんな二人の関係が修復するところは本当に感動した。
危険を顧みず戦ったルイスだが父セシルも執事としてずっと戦っていたのだ。
奴隷の息子として目の前で父を殺されただ生きるめに必死だった環境や時代で生きてきたセシル。本当の自分と白人に見せる顔を使い分け誠実に働き、執事として戦い続けたセシル。
そんなに遠くない昔に、そしてこんなにも長く続いた人種差別に胸が痛んだ。そしてアメリカの歴史をまた少し知ることができた。
後冒頭のナレーションの「アメリカは他国の歴史にとやかく言うくせに自らの暗い闇の歴史には見て見ぬふりをする。」と言う言葉が深く印象に残る。
豪華なキャストだし、フォレストの演技も素晴らしいし、本当にいい作品だった。
相反する親子
映画見る時、あらかたの内容を知ってから見るか?知らずに〜
〜知らずに見るか?は、人それぞれ・・作品それぞれだろう。
俺的には、本作・・
使用人と大統領の友情物語!と勘違いして視聴したので、この内容にはかなり面食らった。
要は、アメリカの人種差別の歴史に基づく映画!なんだけど(´・Д・)」
ほぼ単一民族な島国日本人には、ナカナカ分かりづらい共感しづらい話・・でもある。
う〜ん。
これは100%こっちの都合や偏見なんだけど、・・ちと俺的に違ったかなぁ♪(´ε` )
余談だが↓↓↓
公開中の映画ベイマックスは、予告と中身がかなり差異が有り、見ると面食らう作品らしい( ̄(工) ̄)
原題⇒邦題
内容⇒予告
↑様々な配給会社の罠が有る。
それが結果、良い時も悪い時もね?
アランリックマン、印象的な配役だった∧( 'Θ' )∧
ウィティカー
リーダニエルス。大統領の黒人執事の息子が、黒人活動家という話。フリーダムライド→キング牧師→ブラックパンサー。黒人にとってのミスタープレジデントがどう見えているのか、興味深い。ブラックパンサーが、不良扱いなのが面白い。やはり黒人の地位を決定的に上げたのは、キング牧師でも、ブラックパンサーでもなく、ましてや、ケネディ屋、公民権法成立ですらなく、バンバータというか、クールハークというか、グランドマスターフラッシュというか、それが萌芽とした90年代のヒップホップというか、ウータンとかの価値観なのだ。この物語はドナルドリーガンまでだが、本当の転換は90年代に入ってからだったのだ。ただ、ペーパーボーイ真夏の引力のタールのようなファンクネスはかなり減退していて、ちょっと残念。
激怒の時代
余韻が…。
ピンとこんなー。
体現者は語る
7人の大統領に仕えた黒人執事の物語。実在の人物がモデルにされている。
波瀾万丈の人生!
奴隷から大統領の執事となったセシルのサクセスストーリー。
夫婦愛、活動家となった長男との確執、ベトナム戦争へ行った次男…ある家族の物語。
彼が見つめたアメリカ現代史。
その暗部である人種問題を問うた社会派ドラマ。
映画としても見るべき点が多い。
監督リー・ダニエルズにとっても、最も一般受けし易い作品。
執事はその場の空気となるのが鉄則。政治が動く場に一番近くに居ながら、何を聞いても何を見ても無関心を装う。
幼い頃に白人に父を殺された過去を持つ。長男が活動家として人種差別と戦っている。
本当はアメリカが抱える問題の体現者だ。
全ての感情を胸に秘め、仕事を全うする姿は高潔でさえある。
豊富なエピソードを詰め込んでいる為、展開が早く、少し深みが足りない印象も受ける。
特に前半(執事となるまで)はダイジェスト的だが、幼い頃に目の当たりにした人種差別、師から教わった執事としての心得など後々の要点は押さえている。
父を殺されたセシルが、長男と確執があるのが皮肉。
この父子の確執〜和解は、終盤のセシルのある決断に大きな意味を占める。
フォレスト・ウィテカーが名演!
働き盛りから晩年まで、一人の男の人生を見事に演じきっている。オスカーを受賞した「ラストキング・オブ・スコットランド」の迫力演技は今も鮮烈だが、彼の人柄から考えても、本作の方がハマっている。
準主役からチョイ役まで、実に多彩な面々が配されている。
歴代大統領を演じた個性派・実力派を見ているだけでも面白い。
その中の一人、アイゼンハワー大統領を、突然の死去が未だ信じられないロビン・ウィリアムズ。出番はほんの僅かだが、抑えた演技でアンサンブルキャストの一人に徹している。
黒人主役の年代物故、シビアな人種差別は避けては通れない。
今見ると、愚かで偏見に満ちている。
何世紀も前の話ではない、ほんの半世紀前まであった事。
晩年、セシルは黒人が大統領になるのを見届ける。時代の変革をまじまじと感じた。
先日見た「ウォルト・ディズニーの約束」と同じく、オスカーではことごとく無視された不遇の作品。
しかし、どちらも静かに胸に染み入るヒューマンドラマの良作!
日本人にはピンとこないかも、
全86件中、41~60件目を表示











