大統領の執事の涙のレビュー・感想・評価
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激怒の時代
すごい練り込まれた脚本だった! 激怒の時代、劇的な時代の変化、重なる親子の人生、政治、人権に対するそれぞれの思い。夫婦、親子の愛。ケネディ大統領、キング牧師、マンデラ氏、オバマ大統領。 多すぎる内容と衝撃的場面がない為に時間も長丁場になってるけど、音楽も内容もよくて、最後まできちんと見ることができた。 本当に人権問題に対して命を削って訴えた人々に送る、素晴らしい映画!!
余韻が…。
見終わったあとに、静かな感動が 長く続いた。 涙がにじんで少しだけ頬に流れた。 鼻水も拭いた。 暫く余韻に浸った。 差別はやはりいけないことだと思った。 こんな最近まで黒人差別があったなんて 知らなかった。 ジョン F ケネディを見直した。 オバマ大統領がアメリカに生まれて 良かったと思った。
ピンとこんなー。
42も同様だったけれどどうも黒人差別問題を題材としたモノは古くはルーツから始まってピンとこない。まだナチや在日を扱ったモノの方がみじかに感じる。もちろん個人差はあるだろうけど。あ、でもルワンダは良かったなー。これは黒人題材ではないか。
体現者は語る
7人の大統領に仕えた黒人執事の物語。実在の人物がモデルにされている。 波瀾万丈の人生! 奴隷から大統領の執事となったセシルのサクセスストーリー。 夫婦愛、活動家となった長男との確執、ベトナム戦争へ行った次男…ある家族の物語。 彼が見つめたアメリカ現代史。 その暗部である人種問題を問うた社会派ドラマ。 映画としても見るべき点が多い。 監督リー・ダニエルズにとっても、最も一般受けし易い作品。 執事はその場の空気となるのが鉄則。政治が動く場に一番近くに居ながら、何を聞いても何を見ても無関心を装う。 幼い頃に白人に父を殺された過去を持つ。長男が活動家として人種差別と戦っている。 本当はアメリカが抱える問題の体現者だ。 全ての感情を胸に秘め、仕事を全うする姿は高潔でさえある。 豊富なエピソードを詰め込んでいる為、展開が早く、少し深みが足りない印象も受ける。 特に前半(執事となるまで)はダイジェスト的だが、幼い頃に目の当たりにした人種差別、師から教わった執事としての心得など後々の要点は押さえている。 父を殺されたセシルが、長男と確執があるのが皮肉。 この父子の確執〜和解は、終盤のセシルのある決断に大きな意味を占める。 フォレスト・ウィテカーが名演! 働き盛りから晩年まで、一人の男の人生を見事に演じきっている。オスカーを受賞した「ラストキング・オブ・スコットランド」の迫力演技は今も鮮烈だが、彼の人柄から考えても、本作の方がハマっている。 準主役からチョイ役まで、実に多彩な面々が配されている。 歴代大統領を演じた個性派・実力派を見ているだけでも面白い。 その中の一人、アイゼンハワー大統領を、突然の死去が未だ信じられないロビン・ウィリアムズ。出番はほんの僅かだが、抑えた演技でアンサンブルキャストの一人に徹している。 黒人主役の年代物故、シビアな人種差別は避けては通れない。 今見ると、愚かで偏見に満ちている。 何世紀も前の話ではない、ほんの半世紀前まであった事。 晩年、セシルは黒人が大統領になるのを見届ける。時代の変革をまじまじと感じた。 先日見た「ウォルト・ディズニーの約束」と同じく、オスカーではことごとく無視された不遇の作品。 しかし、どちらも静かに胸に染み入るヒューマンドラマの良作!
地味な題材ながらスターキャストの名演が冴え渡る名作ドラマ
約30年に渡って歴代大統領の黒人執事の実話を元にしたドラマ。フォレスト・ウィテカーを筆頭にキラ星のようなスターキャストによる名演が最高に素晴らしい名作でした。
すっごくよかった
大統領の歴史がよく分かったし キャストさんの方も豪華だった! 自分は吹き替えなしで観た:) この映画は大好きな俳優さんが出てるってことで、興味を持って是非観てみようと思ったから東京まで見に行った‼︎←
日本人にはピンとこないかも、
人種差別の問題は日本人にはピンとこないかも知れないけど、オバマが大統領になったということが、どれだけのことだったのか少し分かったような気がします。 ずーと、それを目の当たりにして来た人は、その瞬間がどれだけ感慨深かったのか、考えさせられました。 いい映画でした!
それぞれの戦い
この時代の黒人の映画はよくあるがこの仕事はとても誇りがあると感じた、劇中ソルジャーと単語が出てくるが確かにねと思える。作り方もリーダニエルらしくテンポよくウォレストらしく素晴らしいえんぎ。
「大統領の執事の涙」を観た
まだ、2月だけど間違いなく今年一番の感動作! 黒人奴隷の子供として生まれ育ち、7人の大統領に執事として仕え引退、アメリカ初の黒人大統領オバマ氏がホワイトハウスに招くまでのストーリー。 ストーリーの柱は家族の絆、相反する父と息子が理解しあえるまでの物語。 生々しい人種差別撤廃の公民権運動を背景にして、大きな時代の流れの中で、何が正しく誰が正しいのか… ちょい役で出演する脇役が豪華!ジェーン・フォンダにマライア・キャリーにバネッサ・レッドグローブ…歴代の大統領を演じる俳優もスゴイ。アイゼンハワー大統領はロビン・ウィリアムス。いちばん似ているレーガン大統領を演じるアラン・リックマン。ニクソン大統領を演じるジョン・キューザックは全然似ていない。 大河ドラマ風にいくらでも長くできる作品なのに、2時間にまとめきっているのも○、ココロが暖かくなり最後にジーンと目がしらが熱くなる…感動できるいい作品にめぐりあえたことに感謝!
物足りないが…
とあるきっかけで、大統領の執事になった黒人男性の物語。 黒人男性は執事としての誇りを持ち7人の大統領の下で働く。 人種差別を廃止するよう次々の大統領に訴えかけるが大統領は跳ね返すばかり…それでも立派に生きようとする姿が格好良かったです。 でも個人的に全体的の作りからみて★★止りです。
素晴らしい。
それでも夜はあける、と同様に人種差別の内容だが私はこっちの作品の方が分かりやすく感じました。 今の幸せが当たり前では無いんだと言う事、信念を持つこと。歴史、ではなく今もまだまだ差別は残っているからこそ、こういう映画を観なければいけないんだろうと思う。
レニークラヴィッツ
どうしても、前半が重くなる。1950,60年代の描写に割く時間が長くなる。歴史を知らない人、無垢な人たちに伝えるには、仕方がないことか。 ニクソンとか、ケネデイのイメージは、今の世評と同じだけど、そうだったのかね? そのまますぎて、疑いたくなる。
歴代大統領を演じる顔ぶれが楽しい → まだまだ白人映画
冒頭、セシルの母親がどこかで見たことある顔だと思ったらマライヤ・キャリーだった。 セシルが仕えた7人の大統領のうち5人が登場するが、この顔ぶれがまた楽しい。皆、雰囲気がよく似ている。 時代の背景は、黒人差別を柱に置き、キューバ危機、ケネディ大統領暗殺、ベトナム戦争、キング牧師事件といった激動のアメリカを描いていく。こうした歴史の節目をホワイトハウスで目にするだけでなく、家庭を持ったセシルが大きな流れの渦に家族が巻き込まれていく苦悩を描くことで、話に厚みが出た。 自分の仕事に誇りを持ち、黒人として人として尊厳を持った上で白人に忠実に仕えてきたセシル。その信念の糸がプツンと切れてしまったとしたら、セシルの心は閉ざされるのだろうか、それとも開放されるのだろうか。邦題にある“涙”の意味はここにある。一途さと挫折を味わうセシルに、抑えた演技のフォレスト・ウィテカーがよく似合う。 ただ、実話がベースだと曲げられない部分があるので、どうしても話が単調だ。 そんななか、堂々とシドニー・ポワチエを白人に媚びた役者だとけなす場面は、そこまで言うかという驚きと同時になるほどと腑に落ちる笑いがこぼれる。 もっとも、白人大統領を辛辣に描いてこそ、この作品の価値が出るのであり、そうしてみるとリー・ダニエルズ監督もまだまだ真価を発揮しきれていない。これが企画を通せるギリギリの線だったのかもしれない。まだまだ差別は存在する。
黒人差別の歴史
私が中学生の頃、連日ニュースで伝えられた黒人に対する差別や集会所の爆破などを聞き義憤を覚えたものです。この映画を見て、大統領の執事になる事で地位を確実しても黒人であることに変わりはなく、白人が好む黒人を演じていたと感じた主人公が息子の活動を理解していく。それと代々の大統領のエピソードも盛り込まれ面白かった。オバマ大統領が初めての黒人の大統領に選ばれた事は苦しんできた黒人にとっては画期的な事だと感じました。
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