劇場公開日 2014年6月27日

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「入場料返してください」渇き。 散歩猫さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5入場料返してください

2014年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

後世に、残るような名作には
絶対なりえない作品。
300%保証出来る気がします。
半年も過ぎれば、忘れさられるアホ映画。
レンタルで、旧作100円とかで充分な内容
100円でも、内容知ってたら観ないかも....
毎月、12本位映画を観ますが
お金を損した気持ちで、悔しい。
お金返し下さい、中島監督!!
内容が、過激とか、刺激的とか、スピード感
とか、エロとか、グロとか、そんなのは
全く評価に値するレベルではなかったです。

グロとかいってますが、正直グロではないですね
ただ、汚らしいだけ
ゴミ箱を見続けているような感じ。

ただ、新人監督が、撮ったのなら、今後に期待が
持てたかも!

タランティーノ的な、オープニングの演出も、
タランティーノを、越えるレベルだったら
良かったですが、全く不出来な感じに見えました。
園子温監督の、作品とも比較されたりもしてますが
園子温監督に、失礼だと思います。
そんな、レベルではない。
北野映画の、暴力やバイオレンスにも
届いてないしね。
なんというか、全てにおいて 今さら....感が
いっぱいでした。
映像も、脚本も、いまさら。
自分の、娘の事を調べていったら
とんでもない女の子でした!なんて 芸が無さすぎる
20年位前なら、まだOKかも

そもそも、このての映画は、過去にもいっぱい
類似する作品があったしね。
いい年ぶっこいて、刺激もないだろう・・・と思う
もう、年なんだから落ち着けよ。

それでも、役者さん達の演技は良かったです。
役者さん達の、演技見本市映画としてはよかった!
いらないのは、監督だけ。

そもそも、可奈子は原作だと緒方の死をきっかけ
に、復讐のため狂っていったようだけど
映画版だと、はじめから狂っているので
そこが映画 『渇き』が薄っぺらくなってしまった原因だと思う。
リアリティーが、無い!

現代を、舞台にしたファンタジーとか、都合よく
解釈する人もいますが、ファンタジーみたいな
架空の世界で、描かれる人物こそ、
その、行動や心情にリアリティーがないと
ただの、自分勝手な絵空事のオナニーで
終わってしまいます。

別に、中島監督のオナニーなんて
そんなの金払ってまでみたくない。

そもそも、中島監督と、原作者の対談の中で
映画 渇き。は自主製作映画の乗りで、R18でも
いいや!と思っていたが、
キャスティングが、決まっていくにつれ
大物俳優が、決まってしまったので、まずいと思い
R15に、出来るよう直した・・・・とか
そういう、中途半端なところが腹が立つというか
情けない。
結局、役者頼みじゃないかと思われても仕方ない
なんで、思いきって超B級作品に仕上げないんだ!
ブライドか?

こんな、作品で話題になったとしても
恥ずかしいばかりじゃないのかな・・・
それとも、嬉しいのだろうか?
賛否両論とかいわれても、たかがしれてる
低レベルの話だしね。

映画 「告白」の時は、初日に2回もみてしまったが
今回の、出来映えをみると結局、原作次第なのかと
感じてしまう。
監督の采配などは微々たるものなのか・・・と。

2流、3流監督の、B級作品はどちらかというと好きです
小粒ながらも、そこには可能性や、情熱を感じるからです

逆に、『渇き』みないな作品を見るとげんなりします
金や、名声や、話題性とかを、あざとく狙った
つまらない欲求を垣間見てしまったような気になるからでしょうか

とにかく中島監督、入場料を返してほしいです!!
お願いします。

散歩猫