劇場公開日 2014年5月10日

「非常に痛々しい」ブルージャスミン あかねちんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5非常に痛々しい

2014年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

ウディ・アレンには珍しくアメリカの中でも西海岸のカリフォルニアが舞台。

今までウディが撮ってきた情緒不安定男の女バージョンのようなジャスミン。ウディの描いてきた情緒不安定男は滑稽で痛々しいながらも面白さがあったが、ジャスミンはもちろんユーモアはあるが痛々しさが強烈。

名前もジャネットからジャスミンに変え、みた目をブランド品で飾り立て、上品に気丈に振舞っているからこそ余計にその落差が激しくみえる。しかし、落ちぶれた原因といえばどれも自業自得な気がして...。でもこういう人いるよなあ...。同情もしづらいけど。痛々しさの中にちょいちょいコミカルなシーン挟んでくるのでそこが救いだった。特にスーパーのシーンとファミレスで甥っ子に語るシーンは好き(笑)

あの美しいケイト・ブランシェットの落ちていく様は本当に病んでるようで...マスカラは落ちてパンダ目だし、ラストにはブランドの服は汗がしみていて上品のかけらもない。まるで何かにとりつかれたようでちょっと怖い。

こんな風にならないように飾らず素直に生きるのが一番!と思わされた。
ウディ・アレンには珍しくアメリカの中でも西海岸のカリフォルニアが舞台。

今までウディが撮ってきた情緒不安定男の女バージョンのようなジャスミン。ウディの描いてきた情緒不安定男は滑稽で痛々しいながらも面白さがあったが、ジャスミンはもちろんユーモアはあるが痛々しさが強烈。

名前もジャネットからジャスミンに変え、みた目をブランド品で飾り立て、上品に気丈に振舞っているからこそ余計にその落差が激しくみえる。しかし、落ちぶれた原因といえばどれも自業自得な気がして...。でもこういう人いるよなあ...。同情もしづらいけど。痛々しさの中にちょいちょいコミカルなシーン挟んでくるのでそこが救いだった。特にスーパーのシーンとファミレスで甥っ子に語るシーンは好き(笑)

あの美しいケイト・ブランシェットの落ちていく様は本当に病んでるようで...マスカラは落ちてパンダ目だし、ラストにはブランドの服は汗がしみていて上品のかけらもない。まるで何かにとりつかれたようでちょっと怖い。

こんな風にならないように飾らず素直に生きるのが一番!と思わされた。

あかねちん