青天の霹靂のレビュー・感想・評価
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エピソード0
全くの予備知識を仕入れていなかったので、純粋に物語に入り込むことが出来た。
深読みする必要もない。素直に感動すればよい。そんな作品である。
後だしじゃんけんのように自分の人生を背中から見ることが出来たら、優しさに溢れていた。生きる意味はちゃんと家族の中にあったという話。
しかし、主人公は余りにメタ視点で自分を捉え過ぎていたのだ。スーパーでの値引きシール惣菜を手に取る件はそれを1番象徴している。要は他者からどんな目で見られるかばかりを気にして自暴自棄になっているだけの自意識過剰野郎なのだ。
そんなチープな自意識を捨てるには夢中になるような目的が必要なのだとこの物語は教えてくれたのだと思う。そしてそれが家族というとても近距離な存在だと。
と、深読みしなくても素晴らしい映画である。
最高でした…
劇団ひとりの映画、ここまでいいとは思いませんでした。普段おちゃらけたイメージのある劇団ひとりと大泉洋が最高のバランスでした。最後の柴咲コウの部分で号泣してしまい、母に会いたくなりました。
母の大好きだよっていう言葉をハルオは聞けて本当に良かったなー…って涙が止まりませんでした(;_;)
映画があっという間に終わりました…
ハトまで普通だ。
劇団ひとりの原作を本人が映画化。
脚本も新たに書き直しをしながら本番に挑んだようだ。
この人の描く物語は(以前に観た作品も)奇をてらった
ところがなくて直球勝負のまま訴えてくる感じがするが、
今回もそれは変わらず、いい意味で昭和風情が出ていた。
特に目新しい話ではないが、皆が泣ける家族のふれあい、
主人公の出生の秘密に絡んだ過去が徐々に明かされる。
売れないマジシャンの春夫(洋)が父親の死を目の当たりに
した瞬間、雷に打たれ、40年前にタイムスリップ、若き日の
父母に出逢い、自身のマジックに再生を賭けて挑んでいく。
やや暗い展開を見せるが、さすが芸人監督とあって舞台の
シーンになるとめっぽう明るい。単純に大笑いできる。
もちろん父母は彼が自分達の息子だとは思っていないので、
やたら世話を焼いたり面倒をかけたりしながら、友情?を
育んでいくのだが、春夫にはどうしても許せない事実、
母親が自分を捨てた過去に対するわだかまりが残っており、
それを問い正したい思いが強い。母の出産と自身の舞台を
前に、聞かされてきた話と違う真実に彼は戸惑うのだが…
普通に泣けてくる、いい話だ。
息子にとっての母親の立ち位置を明確に表している。
自分の人生が不幸だったのはこういう両親のせいなのだ。と
言い訳づけていた主人公が初めて見る両親の姿、生まれてくる
子供に対する愛情のかけがえのなさは誰が観たってウルウル。
どちらをとるかという(いかにも昭和の)TVドラマからとってつけた
ような展開も、そりゃ~母親ならこうするさ。が納得できる。
とはいえ息子には息子の「仕事で大成したい」夢もあるわけで、
その辺りの配分がなかなか巧い。かなりの特訓を積んで見せる
洋のマジックが最大の見せ場だろうが、裏では色々苦労があった
ようで、86テイクとは…お疲れさま^^;
セットだろうと思っていた昭和の町並みが、長野県・上田市に
実在するというのも凄い。どう見ても浅草にしか見えなかった。
完璧に拘ることは一発勝負の舞台に生きる人に重要なのだろう。
遊んでいるようで遊んでいない演出の生真面目さが伝わる作品。
(どこがインド人?で爆笑。スプーン曲げもヒモ芸も懐かしいv)
劇団ひとり、好きです。
公開前にみた、ひとりと大泉のコント場面は映画館でみたかった。その場面が唯一笑えるところだった。知らずに見ると、自分の中でかなりのツボに入ったと思う。
最後のバラの下りは要らなかったなっ。
感動。号泣
泣いた泣いた
まさに晴天の霹靂
ラストが…
ラスト、実は、父親は、生きていたというオチより、そのまま取り返しのつかない感じの方が良かったです。
それ以外は、とても良かったです。
ラストが、切ないままだったら、何度も観たい映画だったのに、残念です。
予想より!?
尊敬と感謝の念
予告編やら特報やらをたくさんみたけれど、はるおは若い頃の父親に自分の正体をあかすものだと思ってた。
言わなかったんだね〜いや〜色眼鏡さえかけてるけど洋ちゃんとひとりさん良いよ。
演技がうまいというか、呼吸の捉え方が上手いというか。いいなぁ。
タイトルは劇団ひとりに向けて。
演出、脚本、演技、完璧!
傑作だと思います! 笑えて泣けるエンターテインメント作品。
私、3回泣きました。
劇団ひとり氏、小説2作目にして脚本兼監督兼出演。
監督1作目は特に思い入れにより、どうしても大胆にカットできずに長めになってしまいがちなところを、96分にまとめあげています。
主演3人の行動、セリフ、表情、全て丁寧に拾い上げ、長過ぎず、短過ぎず、非常にバランスのとれた映画だと思います。
原作者が、脚本化、そして演出していく過程が非常に上手くいっているんだと思います。
今回初の “劇団ひとり(監督)× 大泉洋(主演)” のコンビについてはこれからも見ていきたいと思いました。
ここ数日間のTVでの名(迷)コンビぶり、最高です。
あと、劇中こんなにいい顔をしている柴咲コウは初めてです。
邦画の場合、作品の良し悪しってキャラクター造形だと思うんです。登場人物が愛しく思え、もっと見ていたい・・・更に見守っていたいって思えるかどうかだと思うんです。こういった原作ものだと特にそうなんですが、キャラクターがとっても薄っぺらくなりがちなんです。いちいち動きに説得力がなかったり、あまりにもセリフが唐突だったり・・・・キャラクターが愛しくなっていかない・・・・
最近でも、『〇〇、こっちを向いて。』とか『オー!〇〇ーザー』とか、ストーリーをなぞってるだけなんですよね。
そしてそして、今回珍しく主題歌が心に響きました。主題歌は冷めてしまうので否定派なのですが、今回のミスチルの「放たれる」はちゃんと作品に寄り添ってました。24日からiTunesでも配信してます。直球バラードです、是非!
この週末、邦画を観るなら迷わずこの作品をオススメします。
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