悪の法則のレビュー・感想・評価
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キャメロン・ディアスの生き物感
ああいう人を演じられると知らず、キャメロン・ディアスをなめていました。身体の中にそういう血が流れている生き物に見えました!
この原作者の事もすごい人だともよく知らず、リドリースコットの事もよく知らず、何にも分からない状態でみましたが、何かしらは映画から受け取れたと思います。これまでの映画体験のおかげだと思うほど、難解でした。
でも、この映画が伝えて来ることはすごく興味深くて、なんかわかる気がするけど、こう表現すれば形になるのか、ああ、そうか。。と、納得させられるような、静かなのに大量の水が、流れ込んでくるような感触でした。
解釈も出来ないし、人に内容を正確に伝えられないけど、世界にはこういうことってある。と、なんか分かって嬉しかったです。
最後のキャメロン・ディアスのセリフに、痺れました。
うーん
キャストが豪華なのにストーリーがいまいちでした。
誰にも感情移入出来ず💦
時にはそんな映画もありますね💧
ペネロペクルスの美しさはお見事💕
ペネロペクルス
だ、旦那さん、あの方だったの???
あまりハリウッド情報詳しくないのでびっくり~💦
『懐かしむって失った物が戻るよう願うこと。』
『でも、もどらない』
弁護士が金のために麻薬ビジネスに手を出し、破滅していく。 悪いこと...
弁護士が金のために麻薬ビジネスに手を出し、破滅していく。
悪いことはしないものだ。
しかし、一番悪いキャメロン・ディアスが最後に笑って終わったのは納得できない。
同じ人間と思ってはいけない・・・
世の中には全く別の生き物なのかと思うほど、信じられない考えや行動を起こす人間がいるんですね・・・こんな怖い類いの人間がいると、本来なら悩みの種である家族にたいてい1人はいるガンコな厄介者や、街中のチンピラや不良がちっぽけに思えます。 殺された婚約者が映っているであろうDVDをあえて観せないところが逆に不気味でした、ブラピの殺され方も衝撃だ・・・劇中で説明していたワイヤーの仕掛けやスナッフ・フィルムをちゃんと劇中でやるのが不気味でした。 絶対関わりたくない世界なのに、時々観たくなります、こういう映画を観て「自分は安全な場所に住んでいる」と再認識したいのかもしれません。 あとブラピをひっかける役割だったナタリー・ドーマーの曲線美を見たいからかも(笑)
キャメロン・ディアス史上1位
個人評価:4.4
身のけもよだつ美しい恐怖。
キャメロン・ディアス史上、最も美しく、エロティズムで、そして恐ろしい。
豪華キャスト全てを凌駕する悪魔の様な演技とたたずまい。
意味のある死はなく、ただ死がそこに存在する。カルテル、そしてマルキナの死生観が、まさにチーターが獲物を殺すかの様だ。捉えた兎の死に意味は無い。
マルキナの懺悔に神父もその場を立つ。まさに神の教えは通用しない。
リドリー・スコットの骨太のサスペンスだ。
ブラッドピットに注意。
公開された時に観たかったが見逃してしまった映画。監督もすごいが、キャスティングが実に豪華。麻薬マフィアの映画だが、セリフが随分と哲学的。ブラッドピットが殺される場面は中々衝撃的。
キャメロン・ディアスが年とりすぎていて、愛人と言うより遣り手婆みた...
キャメロン・ディアスが年とりすぎていて、愛人と言うより遣り手婆みたい。そして遠目にはキレイだが、アップになるとソバカスだらけのペネロペ・クルス、殺されるだけじゃん、、。寓意的な話で1回観ただけだと、何だか分からない人も多いのでは。要するに安易な気持ちで反社とは付き合うんじゃないよってこと。本当に残酷なシーンは見せず、あくまでも観客の想像にって手法が一層恐怖感を強める映画。
評価が分かれるのも納得です。
人間の些細な悪意を淡々と乾いた感じで描いた作品でしたね。
評価は両極端に分かれいるみたいですが、個人的には派手さは無いものの会話や雰囲気で描かれた煽ってくる恐怖感が素晴らしかったと思います。
ブラッド・ピット演じるウエストリーがワイヤー式斬首器“ボリート”を仕掛けられ為す術も無く派手に血を撒き散らして絶命するシーンは、ここでウエストリーが殺されるであろう事を観客に予想させた上での事だったので、彌が上にも恐怖感が増したような気がします。(でもバイクに乗る僕としては運び屋のグリーンホーネットがR1で走っていてワイヤートラップに引っ掛けられるシーンの方がリアルに怖かったりしましたが\(>_<)/)
日本国内では、ここまでの事はザラには無いかもしれませんが、映画や小説でしか目にしないような世界が実際に存在し、何らかの切っ掛けで普通にしていれば決して交わる事の無い社会に踏み込んでしまう事ってあるんですよね。
一歩踏み込みかけた事のある自分としては身につまされる思いでした。
やはり“君子危うきに近寄らず”大事ですよね。
現実と罪の世界
小説の手法として、ストーリーを凄惨さや不条理さへ場面的に近付け、つまり状況設定することで、印象的なフレーズを織り込むというセオリーがありますよね。このセリフを言わせる為のシュチュエーションを作る、とでもいいましょうか。
この映画からはそれが感じられました。
要は、最も表現したいことがセリフにある。ということです。
それが良くも悪くも感じられるので、含蓄のある言葉は散見されるが、設定は後付け感が否めず。よって、記憶には残るが賞賛するほどではないというのが私の評価です。
意外とスムースなプロット
一言でいうと「メキシコの麻薬組織は怖いんやで」。
セレブが株とかカジノで儲けようという気分で麻薬運びに手出したら、
途中頓挫してその責任すべてを負わされる破目に陥り、
当事者以外は皆殺しで、生き地獄の中に殺されず生かされる、
ほぼドキュメンタリーみたいな内容です。
「オレはズラかるぜ」と高飛びしたブラピを、
カメラがべた付きして追いかけるシーンは、
「絶対何か起こるでしょ、ていうか死亡フラグでしょ」
で、結末は予想通りなんだけど、
このシーンとか見てると、日本のヤクザ映画見てる気分になった。
確か世良公則とか殺されるとこ、こんな感じ。
誰かが大逆転の一撃をかます訳でもなく、
大どんでん返しも起こることなく、
粛々と正に粛清されていく主要人物たちなんだけど、
見終わって思ったのは、
この残酷な結末を回避する選択肢ってあったのか?
と思い返すと、その伏線は結構ありました。
ブラピもハビエルも、ファスベンダーに忠告してました。
何度も「それでもやるのか?」「弁護士で稼げば?」と。
一番の伏線は、ダイヤを買ったオランダでの話。
「警告のダイヤ」を買った主人公が、その後破滅の道へ。
そして最後に残った「女」はダイヤを買う算段を・・・、と、
あーやられたー、と思ったらこちらの負けかなと。
他ではヤマハのYZF-R1(R6かも?)が出てたのでポイント髙し。
でもあんなメンド臭い罠、仕事人でも仕掛けないと思います。
しかし相変わらずファスベンダーはエロい。
【メキシコマフィアも怖いが、もっと怖いものがあった。コーマック・マッカーシーのハード・ダークな世界を見事に映像化した作品。】
マイケル・ファスベンダー、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス、ハビエル・バルデム、ブラッド・ピットが出演している豪華作。
ブラッド・ピッドが演じた裏社会を知る謎の男の言葉”スナッフ・フィルムを知っているか・・。美女の頭を切り落として・・・。”うわわわ・・。
その、ブラッド・ピッドの死に方も凄い。あのような、ブラッド・ピッドの悲惨な姿をスクリーンで見た記憶がない。
そして、美しきペネロペ・クルスが演じたローラは、婚約者、マイケル・ファスペンダー演じるカウンセラーの行いのために・・・、うわわわ・・。
そして、カウンセラーに”ヤア!”と書かれたDVDが届けられる・・・。
それにしても、ライナーを演じたハビエル・バルデム、良く奥さんにあのような可哀そうな役を引き受ける事を了承したなあ。
これも、リドリー・スコット監督だから俳優陣は役を引き受けたのだろうか?
人間の中には、最悪なサディスティックな性癖を持つ者もいる・・、という認めたくないハード・ダークな考え方を映像化した作品。
残虐シーンを”敢えて”殆ど描いていないことが、逆にこちらの”嫌な想像力”を掻き立て、今作の怖さを際立たせたものにしている。
<究極の”悪”を描く怖い怖い作品。色々な怖い場面を、想像してしまった、嫌な汗をかいた作品。でも、引き込まれた・・。>
<2013年11月15日 劇場にて鑑賞>
ボリートorチーター
さて、リドリー・スコット作品である。かなりの問題作という触込みであるし、とにかくSF映画ファンならば“ブレードランナー”を撮った人の作品はスルーできないのが通常であろう。
作品内容は観ただけではストーリーは把握出来ない。ネットで調べてやっと全体像を把握出来る程、不親切な構成である。多分監督の意図は粗筋よりも、哲学的、宗教的に基づいた一種の“寓話”を用いた教訓や道徳観念に重きを置いた構成であろう。だから主人公のいわゆる“心の隙間”みたいなものがこんな大がかりな顛末を迎えてしまう危険性を示唆するという意味合いで充分意図は伝わっている。色々な人が投げかける注意信号は、実際自分が主人公の立場であっても見過ごしやすい、仲間内の脅かし程度のレベルだ。思い切り反対をしてくれる人が周りにいてくれればもしかしたら回避できたかも知れない。しかし、そういう人は周りにいるはずもない。とかく意見を異なる人とは交わらないから。かくして同じ穴の狢は、それぞれ地獄に足を踏み入れる羽目に陥る。賢人は、自分とはハッキリ異なる意見を持つ人間を重く用いるものだ。かくして凡人はそれが出来ず罠に引っかかる。ファムファタールの上をいく極悪女のマキルナが原因ではない。こういう“悪”は常にチーターの如く獲物を狙っているだけ。自分が狩られる方の立場だと自覚していれば下手なことはしまい。この世界は幾重にもレイヤーがあり、レイヤー毎にルールが違うということを否応なしに突きつけてくる、ヒリヒリ感MAXの作品である。自分が今住んでいるレイヤーから外に飛び出してしまった時、それは即“死”なのだという現実を突きつけられた貴重な内容であった。
久々に観た凄い映画
どうあがいても逃れられない死。
その不条理に直面して後悔しながら、あるいは絶望しながら、あがいて逃れようとする4人がいる。反面、それ以外の者も実は潜在的には既に囚われているのだが、残酷な傍観者になるしかない。この両者は同じ空間に存在していながら場を共有することができない。どんなに親しい間柄でも別世界の人間になってしまう。
エイリアンというメタファーを装った、閉ざされた空間での死の恐怖が、今度は直接襲ってくる。初めてエイリアンを観たときの感覚が蘇った。
悪の法則とは良く言ったものだ
長く付き合っている女性との結婚間近で、欲に駆られた弁護士(カウンセラー)が、たった一度の過ちながら 麻薬の取り引きに加担したことから、取り返しのつかない「悪の法則」に翻弄されていく。
作品のストーリーを追おうとしても、大きな道筋はあるけど、関係性や動機、その他の背景がまるで見えないので、余り考えても意味がないのかなと。
たった一度でも踏み入れてしまった「世界」から、何かを変えようとしても なにも変わらない。その前に選択肢はあったのだと…。
誰も主人公を助けようとしないし、これから起こることも受け入れるしかないのだと諭す。
終盤で送られてくるDVDは、序盤で語られたスナッフビデオなのだろうと、容易に想像できる。
出来れば、少しだけでも内容を観せて欲しかったかなっ。
ブラッド・ピットにはめられた、例の装置!
やっと登場!最後、ポロンと転がる所まで観られるのかと期待しちゃいました。
ただ、中でも一番可哀想だったのが、カウンセラー(マイケル・ファスベンダー)の恋人ローラ(ペネロペ・クルス)じゃないかな…。
しかし、これもまた法則が動き出した歯車の一つなのかな…。
騙し合いや 裏切り合いに 翻弄されてしまった主人公だけど、虚しさだけを抱えて生きていくのでしょうかね…。
悲しいですね。
って言うか、ナマズには笑った(笑)
脚本と演出がイカれてる
コーマック・マッカーシーに脚本を書かせリドリー・スコットが演出したら凄かった!?
怖くて恐ろしい残酷で残虐な核となるシーンを映像では描かず寧ろ見せない。
逆にバイカーの首チョンパの過程の作業やウェストリーの血飛沫は映像でしっかり描く。
裏で糸を引いていたのはマルキナなのネ?このトラブルを引き起こしたのはマルキナなのネ?それはナゼ!?マルキナの組織があるの?彼女は一体何者なのか!?
"等"カウンセラー、ローラ、マルキナ、ライナー、ウェストリーと主要登場人物の素性は謎ばかりでそこも描かれる事はなく。
過去に何があった?とかココとココの関係性は?とかコノ組織とコノ組織は?みたいな繋がりを描くのではなく今、起こっている事を淡々と演出しているだけ?なのが見えない恐怖を更に煽っていてカウンセラーの絶望さが増すばかりで。
この映画.comでの順番が上二人のレビューを読んだら本作の面白さが倍増し"なるほど!"と頷けるし一度観ただけで感想を決められる映画では無いなと。
全体的に対話する描写が多く特に駄話のようにエロい会話シーンに時間が割かれているからこそ逆に?描かずに見せない演出に感心してしまう。
薄っぺらな脚本のわりには、残酷極まりない。 これだけのキャストを皆...
薄っぺらな脚本のわりには、残酷極まりない。
これだけのキャストを皆殺しにして、後味悪いったらありゃしない凸(-”-#)
2014.4.12
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