るろうに剣心 京都大火編のレビュー・感想・評価
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幕末動乱期の闇、亡霊が迫りくる!
アニメのリメイク版も、ちょうど新しい逆刃刀を手に入れた辺りです。
前作の「るろうに剣心」がメチャクチャ面白かった。映画館で観なかったことを後悔して公開初日に鑑賞し、思いっきり楽しませてもらったことを思い出しました。
元々が、重い内容の話で、実写化になると、ホンっとズッシ~~~ンときます。赤い着物を着ていないってところもあるでしょうが、剣心のオロっていうところが少なかったと思います。全編緊迫感って感じ。
そこに輪をかけて、アクションシーンは、前作以上に壮絶な死闘もあります。
十本刀の張との一戦なんてのがまさにそれ!もう激しい、激しいったらありゃしない。そこへ持ってきて、この戦いでは、心情を表現する名シーンまで用意されている。いや~、ホンっとすごかった!
大人数との戦いが多く、その立ち回りも素晴らしい作品でしたが、このタイマン勝負は、映画史に残るんじゃないかってくらいの大迫力でした。(宗次郎との一戦も霞んじゃうかな)
そして、この作品のもう一つのすごいところは、やっぱり役者の皆さんですね~。 ただのコスプレ大会に成りかねない設定、特に志々雄なんてのは、一歩間違えればタダの滑稽にしか見えないでしょうが、リアルな存在感を醸し出すのは、さすが藤原さんです。殆ど顔が出てこない役なのに、よくぞやってくれました。
鬼気迫る蒼紫も良かった。翁との一戦も凄まじかったです。
志々雄の横に佇む由美。この作品ではあまり活躍するところはなかったですが、そのアンニュイな雰囲気が妙に存在感アリアリでした。高橋さんは、この頃、体調が非常に悪かったらしく、点滴を打ちながらの撮影ということもあったからかな。独特の妖しさを放ってました。
ホンっと、このキャスティングは絶妙以外の何者でもない!
昨今では、よくある前後編の二部作ですが、どちらも2時間超えってところが好感持てます。
漫画もアニメも面白かった長編を、何とか二部作にまとめ上げたって感じです。(前後編で3時間程度ならわざわざ分けるなって、常日頃思ってますから)
【ネタバレになるかな?ちょっと気になったところを・・・】
今回、見直して思ったのは、なんかテンポが悪い?長く感じちゃいました。次から次へといろんなことが起こるんですが、その一つ一つのエピソードが薄っぺらいような。
確かに、ズ〜ンと落ち込むこともありますが、余韻に浸る間もなく、直ぐに次のシーンに移ってしまうような。
そして、次回作への持ち越しが多すぎるんじゃないかって気がします。
志々雄との死闘はもちろんですが、宗次郎との決着もついてないし。
蒼紫とは、まだ出会ってもいません。操ちゃんの心情もあるだろうから、せめて、蒼紫との決着は今作品中でつけておいたほうが良かったんじゃないかな。
もう一つ気になるところは、剣心たちが殺さずで頑張っている横で警察官たちが真剣で斬りつけあっている?まぁ、派手な場面の演出って言えばそれまでなんだけど、なんか腑に落ちませんでした。
そもそも、逆刃刀にしたって斬ることができないだけで、あんな鉄の棒で頭殴られたら死ぬこともあると思うんだけど・・・殺さず?
まぁ、そんなこと言い出したら、お話にもならないと言うことで、なかった事に・・・
今回、見直して気づいたことが。
本作品で、逆刃刀を渡す赤空ですが、「最終章 The Begining」に於いても、刀を渡す時に出ていて、同じ役者さんか演じてました。こんな細かいところも忠実に再現したのにビックリです。
タイトルなし
最終章を観る前のおさらい鑑賞。初鑑賞の時より、つまらなく感じた。
志々雄真実との戦いの前編的作品と言う事もあり、どうしても盛り上がりに欠ける。なんだかオアズケを喰らった気分。
原作は、かなり前に読んだので細かく覚えていないが、映画だけを観ているとキャラの行動がチグハグしているのが気になった。御庭番衆の爺さんと蒼紫の無理矢理感の強い戦い。その戦いの決着の場に不自然な展開で駆けつける土屋太鳳さん。志々雄真の次の狙いが東京と知って突然どこかに走り出す剣心。拐われて、すぐに海に捨てられる薫殿。
逆に子役の演技は良くて、序盤で警察官の死体が送り届けられた場面で泣き途方に暮れる子や、両親を吊るし殺された村の子供。弥彦も最後の戦いの殺陣は良かった。
しかし、何よりも藤原竜也さんの演技が抜群に良くて、これだけでも観る価値の有る作品だと思う。
シリーズの2部作としては良いけど、1本の映画としては起伏も少なく退屈
志々雄真実や四乃森蒼紫など、めっちゃ強そうな敵が出てきて前作以上にワクワク。剣心とやり合う壮絶なアクションが見られると期待してた。でも結局さいごまで手合わせすることなかったので残念。
気になったキャラは翁と駒形由美。翁はヌンチャクスタイルになってからの体術アクションがかっこいい。あのお爺ちゃんがあんな動けると思わなかった。
由美は色気ぷんぷん。台詞無しで立ってるだけでも悩殺されそう。役者だれか気になって調べちゃった。高橋メアリージェンの唇がセクシー。
シリーズの2部作としては良いけど、1本の映画としては起伏も少なく退屈。
続編ありきだから仕方ないけど、終わりもスッキリしない。今なら全シリーズ配信されてるから良いけど、公開当時だったら早く続きが見たくてウズウズしただろうなー。
逆刃刀・真打を手に入れて盛り上がる
前作に比べ恋愛要素は少ない。
薫が行方不明になってしまって、どうなったのか続きが気になる。
明治らしさを感じさせる洋風の豪華な建物が好き。
大久保がいる大蔵省の建造物が登場して良かった。
歴史上の人物の名前に言及したりして、架空の物語ということを忘れそうになる。
日光江戸村が背景の場面は、あまり好みではない。
前半は藤原竜也が演じる志々雄真実と神木隆之介さんが演じる瀬田 宗次郎を応援していたし、剣心が彼らと合流し明治の政府を転覆させればいいなと思って視聴していた。
土屋太鳳さんが演じる巻町 操が登場するあたりから、志々雄真実の冷酷非道さを見てしまうと、その思いは消え、剣心の決心に共感せざるを得ない。
緋村剣心が逆刃刀・真打を手に入れる展開は盛り上がる。
『ガンダムSEED』でキラ・ヤマトがストライクを失ってフリーダムを手に入れた時の興奮に近い(ついつい好きな作品を思い出しながら視聴する癖がある)。
本編138分と長尺だが、解決せず次回に続く終わり方でやや不満があるものの、続きが楽しみになるのもコミックを彷彿させるようで、少年ジャンプの漫画らしくて良いのかもしれない。
新作のため鑑賞。1作目から2年後に公開されたら待望の2作目。
幕末の武士や剣、戦いと西欧文化が入ったばかりの明治の時代の違和感が好き。
見せつけに木から吊り下げられた夫婦、心臓きゅっとなるわ…。
あんな見えやすいところに縛られて吊し上げられて……。
親兄弟殺されて憎いだろう苦しかろうに剣心に諭されてよく耐えた…。
御庭番集がかっこよかったなあ…。忍かっけえ…。
いろんな漫画の作品を思い出していろいろと納得。
狙ってのことだろうが、土屋太鳳髪型似合わなくてむずむず。
左之助のほうが先に出たのに、後から京都に着いたのわろた。
斎藤一かっこいいなあ…。
福山雅治…。
21.4.18 スカパー
思っていたより良かったです。
連載当時は弟がジャンプを必ず購入していたので姉弟で奪い合いながら読む、というのが常でした。私は特別るろ剣ファンというわけでもなかったのですが、いつも楽しく読んでました。実写化した映画というのはとんと興味もなく…何で見ようと気が向いたんだっけ??忘れてしまいましたが。
想像以上に良かったです。
あくまでも原作が漫画なので、時代物とはいえサブカル感が濃いものの、殺陣がスピード感あって単純に「キャー!カッコイイ!」て思っちゃったのよ。だってカッコイイんだから。しょうがないのよ…。
これを見るまで、藤原竜也にも興味が薄かったんだけど、初めてカッコイイなって思えたので、鑑賞後は早速「カイジ」「デスノート」を見ました。
でも一番痺れたのは田中泯さん。身のこなしが全然違う。立ったり座ったりだけでも違う。あれをカッコイイと言わずしてなんという。
映画のるろ剣は、途中で見るの挫折したのもあるし、シリーズ全部は見てないんですが、有村架純ちゃんが出てるやつあるじゃないですか。あれなんか見ると特に感じるのが、原作者の和月信宏さんて、ロマンチスト(ロマンティスト?)だな~~~って。男のロマンと妄想が作る世界観がすごい。好きです。貫いてて。映像もキレイでした。
まさかこんな事態になろうとは!!よもやよもやだ! …ところで、「二重の極み」はどこですか?
アクション時代劇『るろうに剣心』シリーズの第2作。
幕末の亡霊・志々雄真実の野望を阻止する為、剣心は京都へと向かう…。
監督/脚本は、前作から引き続き大友啓史。
○キャスト
緋村剣心…佐藤健。
神谷薫…武井咲。
高荷恵…蒼井優。
斎藤一…江口洋介。
清里明良…窪田正孝。
新たなキャストとして、かつて御庭番衆の御頭だった男・四乃森蒼紫を演じるのは『嫌われ松子の一生』『カイジ2 人生奪回ゲーム』の伊勢谷友介。
蒼紫を慕う京都御庭番衆の少女・巻町操を演じるのは『鈴木先生』シリーズやテレビドラマ『花子とアン』の土屋太鳳。
政府転覆を企む幕末の亡霊・志々雄真実を演じるのは『DEATH NOTE』シリーズや『借りぐらしのアリエッティ』の藤原竜也。
志々雄の部下である天才剣士・瀬田宗次郎を演じるのは『千と千尋の神隠し』『サマーウォーズ』の神木隆之介。
志々雄の参謀を務める男・佐渡島方治を演じるのは『踊る大捜査線』シリーズや『悪の教典』の滝藤賢一。
剣心を助ける謎の男を演じるのは『ガリレオ』シリーズや『そして父になる』の福山雅治。
原作の人気エピソード「京都編」を実写映画化。
『るろ剣』の面白さの8割がこの「京都編」に詰まっていると言っても過言ではない。
それほどの名エピソードであり、少年漫画界に燦然と輝くマスターピースである。
前作は原作漫画を大きく脚色していたが、今作は原作に沿ったストーリー展開が為される。
約5巻分の原作を一本の映画に凝縮しているため、140分近い上映時間があるにも拘らず少々忙しない印象を受けた。
忙しない割に、物語運びには鈍重さを感じる。もっと脚本を切り詰めても良かったのでは?
正直、中盤は少々退屈でした…🥱
四乃森蒼紫のエピソードとか、本当に必要なの?そんなに剣心に会いたかったら、志々雄真実と合流すればいいのに。ジジイを斬っとる場合か!?
とはいえ、前作に比べてとにかく物語のスケールがアップ!
舞台を東京から京都に移し、日本政府の存亡を賭けた大バトルが繰り広げられます。
最強最悪の敵・志々雄真実が大暴れ。もうこれだけでつまらなくなる筈がない!!キャー、志々雄サマー💕
少年漫画的な要素が前作よりも強く、娯楽映画としてはかなり楽しめました。
ルックのカッコよさは前作同様とっても良いです。
青みがかった色調、リアルな汚れ、美しい京都の街並み…。雅な映像美には目を奪われます。
前作では少々不満のあったキャスティングだが、今作に関しては特に問題なし。
まあそれはミスキャストだった恵さんがほとんど出てこないからなんだけど😅
そういえば、何があったのか知らんが、武井咲がめちゃくちゃ綺麗になっていてビックリ!
「こんなの全然薫じゃないやい!」とか思っていたんだけど、今回はちゃんと薫でした。前作からの僅か数年で女優としての腕がグッと上がったんでしょうね〜👏
クセの強すぎる志々雄真実を演じきった藤原竜也はもちろん素晴らしいんだけど、まぁ今回のベストは神木隆之介くんでしょう!
えっ!漫画からそのまま飛び出して来ました!?ってくらい、宗次郎にそっくりなんだもん。こりゃビビるわ…。
多分漫画実写化史上最高の再現度だと思います。
この瀬田宗次郎を観ることが出来るというだけで、『るろ剣』の実写化は大成功でしょう。
結構楽しめたのだけど、苦言を一点。
今回は前回にも増して、ちょっとコスプレ大会感が強い…。
志々雄さまの包帯姿はかなり滑稽。コミケかよ。
もう少しリアリティのある包帯姿じゃダメだったのだろうか。
最大の問題点は刀狩りの張。お前はヤンキー漫画のキャラクターか💦
流石に原作のビックリドッキリ武器「薄刃乃太刀」は出てこなかったけれども、それでもやっぱり張の存在はぶっ飛び過ぎてる。
せっかく映画のルックがカッコ良いのだから、もう少し漫画感を抑えたキャラ造形には出来なかったのだろうか。
漫画の見た目を忠実に再現しようとすればするほどどんどん冷めてきちゃう。
操や蒼紫さまでギリギリ。それ以上はアウトっす。
…どうせなら京都御庭番衆のセクシー忍び装束を再現してくれれば良かったのに(ボソッ
基本は原作に忠実だが、クライマックスでぜんぜん知らん展開に∑(゚Д゚)
あの煉獄がっ!よもやよもやだ!!
月岡津南の炸裂弾さえ有れば…。っらあ!!🧨🧨🧨💥💥🚢🫧
原作とは違うオリジナルな展開というのは、個人的には全然あり。だってどうせ映画を観るのなら、知らない物語を楽しみたいもん。
とはいえ、本作のオリジナル展開はあんまり上手くない。だって完全に薫が足手まといキャラになっちゃったんだもん。いやお前、マジで付いて来るなよ…💦
薫がピーチ姫状態になるというのは前作で既に観ているので、正直「またかよ…」と思ってしまった。
様式美といえばそれまでだけど、わざわざオリジナル展開にしてまでやる事だとは思えない。
どうせオリジナルで行くのなら、もっと別の切り口を見せて欲しかった。
あ、そういえば安慈和尚は!?
なんかモブでそれっぽい人がいたけど、まさかあれじゃないよね!?
和尚がいないと左之助が雑魚のままじゃないっすか〜。
全小学生男子が真似をした「二重の極み」、実写版では拝見出来そうにないっすね😮💨…そりゃそうか。
福山雅治の登場は、『龍馬伝』とのクロスオーバーか!?
…いやまぁそんなことは無いだろうけど、なんにせよここから先は原作既読組でも全く予想がつかない。
東京は火の海になっちゃうの!?
次回が気になります。
…あっ、そういえば「明治時代なのに全身タイツの男」こと尖角さんの姿が見えなかったような…。また膝壊したのかな?
映画館で観ていたら怒り狂っていただろう。
前作よりも益々漫画っぽい造り。最後の最後で福山雅治を出すとは豪勢な製作費の使い方をするなと思ったら終了、130分という長い作品なのに前編だった。武井咲はただの足手纏い。映画館で観ていたら怒り狂っていただろう。
ひどいの一言
前作で出てこないためにただただ修羅の道を行く蒼紫様
カマセでしかない左之助
京都に着くやいなや敵味方をはっきり理解し参戦する左之助
ピーチ姫のごとく攫われ慣れていく薫殿
初見「ふざけんな!!」2回目「あれ、まあまあ再現されてる??」
ファイナルが公開されるという事で過去作が劇場公開されていたので見に行った。
いや、一作目は凄かったんですよ。
オリジナル展開でも別に違和感なく繋がってはいたし、何より、さまざまな敵からの揺さぶりにも屈さず不殺を貫けるかというテーマが浮かびあがっていて。
ただ、二作目。
原作10巻あまりにもわたる長編京都編を前後編5時間弱とはいえ映画にすること自体無理じゃね??
と思い、事実公開当初リアルタイムで見た時は「あぁやっぱり失敗したな」と思っていた。
ところが数年の時を経て今見てみると、意外と原作に忠実だったなと。
以下、先に原作より良かったところを話す。
・京都大火という作戦の迫力がしっかりあった事。
原作では京都大火の描写は少なく、京都を焼き討ちするというスケールの大きさがいまいち伝わらなかったのも事実。(いや、原作の展開も好きですよ。)
ところがその京都大火を実写で表現する事で改めてこの作戦がどんなに派手で、残酷で、イカれた作戦かということが表現されていてそれは良かった。
・新月村。
この新月村編はよくまとまっていて志々雄の作るミニ日本といった雰囲気はよく出ていた。
一番完成度が高かったのではなかろうか。
・最初のツカミ
銀山を舞台としたアクションはすごい。
志々雄一派の異常性や強敵感が端的に印象付けられて良かった。
・アクション
今更言うに及ばず。
ここから不満点。
・四乃森蒼紫の描き方。
いや、これはもうはっきりいってしょうがない。
だって前作では蒼紫カットなんだもん。
御庭番衆も悲劇的な最期迎えてないんだもん。
当時蒼紫が剣心を付け狙う理由が雑だと怒った記憶はあるが改めてみると、あながち分からない話でも無い。
ただ、中途半端に原作再現しようとしたのか般若達が鉄砲に打たれて死ぬシーンを無理やり作ったのは不要。
潔く斬首で良かったのでは。
途中翁を倒して剣心を執拗に探すシーンでは和月先生が単行本のどこかのページに書いていた「ターミネーター的なキャラクターを描きたかった」を思い出し、あぁ今作の蒼紫はターミネーター的なキャラクターなんだなと理解した。
が!しかし。
このターミネーターが全く本筋に絡んでこないのだ。この後の後編でも全く絡んでこないしそもそも志々雄との同盟もカットされてるから本当に関係ない別ストーリーになっている。
ここは思い切って蒼紫をカット、もしくは最初から剣心に協力的なキャラクターとして登場させた方が良かったのでは。
蒼紫よりももっと時間を割いて描いて欲しい所があったのだ。
蒼紫よりももっと描いて欲しかったところ、それはズバリ
・薫が京都行きを決意するまで
いや、これもしょうがないといえばしょうがない。
京都大火をクライマックスに持ってくるなら東京が前座的な扱いになるのは分からなくもない。
時間的に余裕がなかったのもわかる。
が、しかし、塗り薬を左之助から託されたぐらいで腑抜けの薫から立ち直るのだろうか。
原作では恵の挑発(これも映画版では恵のキャラクターが微妙に異なっているのでカットは致し方ないとは思う)さらに、弥彦の一言があって立ち直るのだ。
その過程がごっそり抜け落ちていて肩透かし感は否めない。
それに、ここが序盤の肝となる部分だとも思うしここをもっともっともっとしっかり描いて欲しかった。
せめて、弥彦の「剣心にさよならを言われてのはお前だけなんだよ!剣心を連れ戻せる一番の人間は誰がなんと言おうとお前なんだ」はカットしないで欲しかった。
別に言う人間が変わっていたって構わない。ただ、このセリフが薫を立ち直らせるきっかけになるのだからもっとしっかりして欲しかった。
・薫が攫われると言う展開
もうこれが一番嫌悪感を感じた。
とりあえず薫連れ去っときゃ良いやろ的な考えが透けて見えて嫌だった。
何も薫が連れ去られるのがるろ剣お決まりのパターンではない。
そんな安直なストーリーだけは作ってほしくなかった。
別に煉獄を壊さなくたっていい。
薫を連れ去って剣心が助けに行く展開をやっときゃええやろ感がとても嫌悪感を感じた。
志々雄の影武者はまじで謎だった。
俳優さんで文句がある人はあまりいない。
藤原竜也さんなんかぴったりだった。
ただ、神木さんの宗次郎普通に殺気放ってないか??と思った。
それ以外は宗次郎にピッタリだった。
思い入れの志々雄編。
そういえば、原作マンガが元々超が付くぐらい大好きだった作品の映画化って初めてかもしれないな。。作品鑑賞後、そんなことを感じました。
もちろん、素晴らしいところはたくさんありました。
まずは、前作に引き続き殺陣アクションのクオリティーですね。見る側を圧倒するキレッキレアクションは今作でも健在で、見ごたえ十分です。新月村でのならず者たちとの戦い、剣心vs天剣の宗次郎、剣心vs刀狩りの張、翁vs蒼志、と一戦一戦がクオリティー高くて、テンション上がりまくりでした!
それに加えて、新キャラクター(セリフのあった人たち(笑))がことごとくドンピシャのハマり役!剣心vs宗次郎の一騎打ちなんか、震えるぐらいに感動するシーンでした!
ただ、マンガ原作の実写映画全般に言えることですが、原作が好きであればあるほど、原作ストーリーと違うところに目が行ってしまう。。「ここカットしちゃった!?」「あのセリフ、言ってよ〜!?」「それじゃあ、伝わらないよ〜」そんなことばかり考えてしまう。本当に楽しみしていた人ほどイマイチ楽しめず、どちらかというとライトなファン層の方が楽しめる。マンガ実写作品っていうのは、矛盾を抱えてて、難しいものですね。
この作品には、前作があるものの、前作は原作のいろんなエピソードを混ぜて取捨選択することで、ある種オリジナルなストーリーだったので、気になりませんでしたが、今回の作品は原作でも一番盛り上がった志々雄真実編。やっぱり原作との差に目が言ってしまいました。いやもちろん、分かってます!コミックスで11巻、アニメでも35話を費やすぐらいの長編です。前後編に分かれてるといえ、大きく削らなければいけないことは!ただ、原作大ファンとしては、どの巻も、どの話も好きなんですよね。。
作品全体で思ったことは、剣心が常に一人すぎるかなと。一人で京都に向かい、一人で戦ってる印象が強く残りました。原作では、vs宗次郎のシーンは、斉藤、操、栄次が見守るなかだったし、vs張では、操、翁が見つめていた。蒼志と剣心の直接の因縁がないので、操との絆も深まらず、左之助と安慈の師弟関係、左之助と斉藤とのコントみたいなケンカ関係もなく、全体的に人間関係が希薄でしたね。御庭番衆と剣心、さらには、薫たちとの信頼関係がほぼ築かれて(描かれて)なかったのが、残念です。なんか、成り行きで仕方無しに共に戦ってる感じがしましたね。
空気を読まず、もっと言うと、
・左之助、弥彦がほぼ空気みたいな存在感でしたね。
・十本刀、宗次郎、方治、張以外は空気でしたね。
・剣心、奥義の習得はいいんですか?
・無限刃はのこぎりみたいな刀だけど、そんなにのこぎりのこぎりしてないよぉ
・操は、そんなに京都京都した喋り方しないよぉ
・由美さんには、宗次郎のことを「ぼうや」って呼んでほしかったですね。
・伊織には、是非「ござる〜♪」と言っ、、まあ、これはムリか(笑)
・逆刃刀真打の柄の赤空の言葉は、青空に伝えてほしかったなぁ
・志々雄の影武者多すぎ、影武者の意味ないよぉ
はぁ。。言ってて自分が嫌になりますねぇ。。
ただ、終わり方は煉獄の破壊に失敗するという原作とは異なるストーリー。後編では、いわばパラレルストーリーが期待できそうですね。
高速殺陣、ふたたび!
"るろうに剣心(実写版)" シリーズ第2作。
通常スクリーンで鑑賞(レイトショー)。
友人と観に行きました。
原作マンガは未読、アニメ版も未見。
新しい世の中を認められず古い時代に執着し続ける人々と未来を求める者たちとの激烈なぶつかり合いが織り成す人間ドラマと、前作以上のクォリティーで繰り広げられるアクション・シーンとが融合し、最後まで目が離せませんでした。
皆さんアクションがキレキレでいらっしゃいました。どうしてそこまで動けるのか。京都での戦闘シーンが圧巻でした。敵味方入り乱れた死闘がダイナミックで画面から目が離せませんでした。蒼紫と棟梁の一騎打ちも手に汗握りっぱなし。
いちばん驚いたのが、土屋太鳳の身体能力の高さ。アクションが出来る俳優さんだとは知りませんでした。朝ドラ主演以降、映画やドラマなど出演作が絶えませんが、これからどんどんアクション作品にも出て欲しいなと思いました。
それにしても、武井咲の太刀筋ブレブレぶりは相変わらずでした。剣術師範役のはずなのに。前作もそうでしたが役づくりが出来ていない。得手不得手があると云うことかもしれませんが、もうちょっと訓練して欲しかったなぁ…
後編への盛り上がりを見せ、もう終わりかと思いきや、最後の最後で全てをかっさらっていったましゃ(福山雅治)の存在感たるやすごい。元から「龍馬伝」色の濃いキャスティングではありましたが、ついに龍馬まで登場してしまいました。空前のオールスターキャストとなり、さらに加速していく物語からますます目が離せなくなった瞬間でした。
[余談]
主題歌「Mighty Long Fall」が強烈にカッコいい!
本作にマッチしていて、しばらく余韻が抜けませんでした。
CDを購入して、繰り返し聴いていました(笑)。
[以降の鑑賞記録]
2014/11/05:DVD
2015/10/30:金曜ロードSHOW!
2016/06/04:DVD
2020/06/13:Netflix
2021/04/17:Blu-ray
2022/09/02:金曜ロードショー
※リライト(2021/04/12)
※修正(2024/03/16)
凄すぎるアクション‼
原作は未読。今まで何回かテレビ放送していたのに、「時代劇はちょっと…」と敬遠していました。ニュースで見て、「今度こそは」と思い、視聴。主演の佐藤健さんをはじめ、武井咲さん、蒼井優さん、伊勢谷友介さん、江口洋介さん、神木隆之介さん、藤原竜也さんなど日本を代表する俳優さんが集結した重厚な作品でした。
とにかく、アクションが凄い。時代劇なので、刀を使ったアクションが迫力満点でした‼佐藤健さん演じる剣心は、「人斬り」として恐れられていましたが、薫(武井咲さん)や佐之助(青木崇高さん)、恵(蒼井優さん)たちと穏やかに暮らしていました。そんな中、大久保利通に呼び出され、志々雄(藤原竜也さん)が京都で暗躍しているので倒してほしいと懇願される。というのが大まかなストーリー。
アクションだけでなく、俳優さんの深みがあるお芝居に引き込まれました。
藤原竜也さん、初登場のシーンが衝撃的で今の包帯姿になった経緯が描かれています。(クズな役やヘタレなどを変幻自在に演じていたので、流石でした。)
実力派が多いだけあって見応え十分です‼
伝説の最期編も観たいと思います。
ラストに福山雅治、謎だ…。
るろうに剣心 京都大火編
漫画キャラを実写化してみたけどどう?って聞いてきてるような映画かなって感じた。そういう意味では悪くは無いかな。藤原竜也の志々雄真実はまぁ雰囲気良い。張はよかった。
今までありがとう そしてサヨナラ
【るろうに剣心 京都大火編:おすすめポイント】
1.前後にそれぞれ1作があるが、本作が一番良い!!!勿論、前作から順番に3作観るべき!!!
2.謎の男役福山雅治まで出演させるのは凄すぎる!!
3.個人的にはくわえ煙草の斎藤一役江口洋介がカッコよすぎる!
【るろうに剣心 京都大火編:名言名セリフ】
1.緋村剣心役佐藤健の名言名セリフ
→「今までありがとう そしてサヨナラ」
→「我を切り刀鍛えて幾星霜 子に恨まれんとも孫の世の為」
2.神谷薫役武井咲の名言名セリフ
→「どうして剣心が行かなきゃいけないの 絶対に京都になんて行かせない」
→「必ず 必ず生きて」
3.志々雄真実役藤原竜也の名言名セリフ
→「修羅がうごめく現世ほど 地獄にふさわしいと思わないか」
4.斎藤一役江口洋介の名言名セリフ
→「これは戦争だ 京都で待ってるぞ」
ヒドイ!演出が悪すぎる…
あらかじめ断っておきますが、私はるろ剣世代で、原作漫画のるろ剣は大好きです。
だから、と言うわけではありませんが…この映画版は酷い!酷すぎる!!
何より演出が酷い。
剣心が街を襲うチンピラどもと戦う場面も、敵の数が多すぎるため、途中で敵が止まって切られるのを待っている。コレは明らかに敵数が多すぎるからだろ…
他にも、10本刀の1人の刀狩りのヤツと戦う場面も、新井青空に刀を取りに行かせてる間、ずっと戦い続ける事になっている。いやいや、流石に長すぎるし。ってか、その隙に自分の子供を助けに行けよ!
薫が京都に行く理由も、本作だけを見た人にはさっぱりわからないだろうし、途中「剣心、殺しちゃダメ〜」も、ウザイし…
一番、口がアングリしたのは大久保卿。「剣心が動かねば、この国は滅びる…」って、なんでだよ!タバコ吸いながらつぶやいていたけど、あまり切迫感がないし。ってか、もっと他に手立てはあるだろが!剣心じゃなきゃダメって理由が、全くわからない。
とにかく、原作漫画では気にならなかった事も、映画にすると不自然になってくる。そこを如何に不自然じゃないようにするかが、監督の手腕だと思うのだが…この監督は、あまり得意ではないのかな?
でも、アクションシーンはとてもカッコイイので、そこだけは◎
あと一点、刀狩りの張との対決自体はテンション上がった。普通に刀狩りの張がカッコよかったのもあるけど、仮面ライダー電王対アンク(仮面ライダーオーズ)の対決に置き換えて見たらさらに面白い!
実写化したものの中ではかなり上位
ひとりひとりのキャラは合ってる。
漫画原作の実写映画のなかではかなり仕上がっていました。
殺陣のシーンも見易い。
ただ、漫画では気にならないのに、薫殿のキャラがかなり邪魔に感じるのが…。
なんでかね?
まあ大火にもならないですからね。うん。
話はともかくアクションがスゴイ
漫画が原作で、前作「るろうに剣心」の続編の前編。過去に「人斬り抜刀斎」として維新の為に大勢の人を殺してきた緋村剣心。人を殺さないと心に誓い穏やかな日々を過ごしていたが、剣心の後に人斬りをしてきた志々雄真実が、政府を落とそうと地下組織を作り計画を進めていた。政府に頼まれ、剣心は京都へ向かう…。
前作ほど強いインパクトはないが、同じアクションの切れと出てくるキャラクターの魅力はこの作品にも受け継がれている。とにかく殺陣のシーンがキレる。日本人で良かった!と嬉しくなるのだ。私は漫画を知らないのだが、所々これは漫画に忠実なカット割りだったり振りだったりするんだろうなぁと思うところがあり、きっと漫画ファンも楽しめる映画なんだと分かる。
実を言うと、最後の辺りで残念だなと思うことがいくつかあった。それは左之助が京都に来るのが遅い上に、登場の仕方が緩い。もっともったいぶって出てきても…。あと、やっぱり女が捕まってそれを助けに行くという構図はジャンプだからしょうがないと諦めるしかないのか…。
男が何かしようとするのを止めたり邪魔する役割として女は出てくるってのは、こういうの見てたら本当なんだな…としょげてしまう。
全70件中、1~20件目を表示