「けっこう面白かった」猿の惑星:新世紀(ライジング) 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
けっこう面白かった
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猿の表現がすごい実在感で、映画秘宝でパフォマンス・キャプチャーなどについて記事を読んで見に行ったので、いかにすごいのかなんとなく理解できた。どこからどこまでがCGなのか全然わからない。
顔や体が傷だらけのあいつが、全然人望がないのに他の猿を従わせようとしているところがなんとも切なかった。それに比べてシーザーの風格やカリスマ性がすごくて、あまりにかっこよすぎて、むしろ傷だらけのあいつの方に感情移入してしまった。無惨に負けてしまうところは悲しかった。
猿は銃など見たことも触ったこともないはずなのに、すぐに撃つことができて、弾切れもなかった。知能がそれほど発達しているということなのかな。戦車も簡単に奪っていた。
人間は太陽光パネルは全くないことになっていた。ちょっとくらいはあるだろう。電気が通って浮かれまくっているところが間抜けだった。いくら嬉しいからって、レイブパーティみたいになって、そんなに楽しいのかなと思った。
終末世界的な荒廃した街の感じがすごくよかった。特に軍艦がボロボロになっているところは、本当に人類が弱っている感じがした。
面白かったし、できばえもすごくて、しかし元からあまり猿に思い入れがなく、シーザーは始めからかっこいいし、人間にもそれほど印象深い人もおらず、あまり心に残るものがなかった。
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