フラッシュバック(1990) 解説 1960年代反体制運動のリーダーとFBIの若手捜査官が繰り広げる珍道中を、「イージー・ライダー」のデニス・ホッパー&人気TVシリーズ「24」のキーファー・サザーランド共演で描いたロードムービー。かつてヒッピーたちのカリスマ的存在だった活動家ヒューイは、長きにわたる逃亡生活の末、ついに逮捕される。ヒューイの護送を命じられた真面目なFBI捜査官ジョンは長距離列車で刑務所を目指すが、その途中でヒューイに騙され、彼の代わりに留置所に入れられてしまう。
1990年製作/108分/アメリカ 原題:Flashback
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2020年8月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
敬愛するデニス・ホッパー主演の90年に公開された時代遅れのヒッピームービー。60年代後半にフラッシュバック。ジミヘン、ステッペンウルフの「BORN TO BE WILD」など「イージー・ライダー」のオマージュに溢れたれっきとしたヒッピームービー。その他にもボブ・ディランやカーティス・メイフィールドなど60年代後半の楽曲が次から次へと流れる。ヒッピーコミューン、ウッドストックなど60年代後半のヒッピーカルチャーのノスタルジーが詰まっている。愛と平和、そして自由、何物にも淘汰されず縛られない心。60年代後半に花開いていた大切な物をいまいちど思い出させてくれる作品。
2019年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
60年代のボブ・ディランやCSN、ジミヘンの曲がガンガン流れる。健康オタクで若さを感じないサザーランドと、60年代懐古主義で冗談好きのホッパーのやり取りがすごく面白い。酒場「ドク・ホリデイ」での会話でもわかるように、住民たちも60年代音楽が好きだ。もっとも感じるのが、ホッパーの『イージー・ライダー』へのセルフオマージュで、後半に登場する「レインボー・ゼン」というヒッピーの小屋はまさしく『イージー・ライダー』そのもの。やっぱり流れる「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」と、当時の映画ファンにはたまらない内容となっていた。 オマージュの話題を抜きにすると、親に逆らって体制側の食に付いたキーファの人生観を覆すような出会いを上手く表現しています。ホッパーがキーファを奇妙な友情というより、息子のように感じてしまう展開が素敵でした。ベトナム戦争に反対するアジテーションにノスタルジーを感じながらも、人々が心から失ってしまった「思いやり」を喚起する場面がいいですね。「列車切り離し事件」「若者の特権」「電子レンジ」などといった伏線も面白かった。 エンドクレジットにはピーター・フォンダの名前が無かったけど、劇中のフィルムに出てくる父親が彼に見えてしょうがない。『フラッシュバック』というタイトルは、69年を思い出す過去映像のような意味があるかもしれないが、『イージー・ライダー』の映画自体がフラッシュバックを多用していることも興味深い。
2015年9月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
おもしろかった。でも、ヒッピー感が少ない。いまひとつ物足りない感じかなぁー。
2015年4月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
デニスホッパーが伝説のヒッピー役で、イージーライダー借りて見ても反対体制にはなれないとか言わせてる以外は見所に乏しい。肝心のヒッピーな感じがショボくて乗れず。LSDシーンのトリップ感が全く出てないし、ヒッピー村の内装がチープ過ぎる。こんなんだったら本物デニスである必要ない感じ。ラストの自伝の装丁だけめくる部分が金で良い感じ。
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