舞妓はレディのレビュー・感想・評価
全119件中、1~20件目を表示
上白石萌音の原点 才能を見抜いた周防正行監督の眼力
2020年にブレイクした女優として、必ず名前が挙がる上白石萌音であるが、業界内での注目度はもともと高かった。上白石が大きなきっかけを掴むこととなる、原点ともいうべき作品は「舞妓はレディ」といって間違いないだろう。過酷なオーディションを勝ち抜き、周防正行監督からも太鼓判を押される形で主演に抜てきされたわけだが、舞妓見習いゆえの作法やしきたりの習得、さらにミュージカル仕立てという数々のハードルを越えてきただけに、ほんわかとした見た目とは裏腹に“根性”を併せ持った女優であることがうかがえる。そしてこの類まれな才能を誰よりも早く起用した周防監督は、やはり只者ではない。
マイフェアレディのオマージュ
ちょっと見ただけで「マイフェアレディ」のオマージュと気付きました。
その時点で見るのやめようかと思いました。オードリヘップバーンとあまりにも
かけ離れた主人公だったからです。
でも結局最後まで見てしまいました。
それなりに楽しい映画でしたが歌と踊りが邪魔に感じるところが多々ありました。
また、九州の方言のシーンなどでは、字幕を出して欲しかったと思います。
話し言葉が分からないままに先へ進まれるのは不親切に感じました。
上白石萌音の映画デビュー作に驚き!
BSで録画視聴。
お茶屋ミュージカルに驚き。おなじみの周防監督映画には欠かせない
竹中直人、草刈民代、渡辺えりもいたが、何と言っても映画初主演の
上白石萌音が周防監督作品からデビューとは驚いた。
芸者修行がテーマだが、上白石萌音もよくこなしたと思う。
その後の彼女の活躍はご存知のとおり。
作品も面白かった。それにしても上白石萌音がまさかここで初主演とは。
マイ・フェア・レディ
2024年2月22日
映画 #舞妓はレディ (2014年)
京都の花街(かがい)を舞台に、鹿児島弁と津軽弁の訛りがきつい田舎娘が、大学教授の援助の下、厳しい舞妓修行の日々をミュージカル仕立てに
主演の #上白石萌音 は800人のオーディションから選ばれた
この時から、歌も踊りも上手だったんだな
庶民的すぎる上白石萌音成長物語。 どうも中途半端だった。ミュージカ...
庶民的すぎる上白石萌音成長物語。
どうも中途半端だった。ミュージカルっぽいのだが、感動とか、目を見張るとかが全くなし。
私が京都に懐疑的なこともあるかも(笑)
萌音ファンの方はどうぞ。
優雅で穏やかな京ことばが日本の共通語になっていたら…
キネマ旬報では第14位の選出だったが、
選考委員の二人が第1位に推し、
周防監督作品ということもあり観てみた。
そして、この映画が描く伝統的京都の
芸事に従事する方々の大変さを知る共に、
この映画の出演者もその再現に大変な努力を
重ねたのだろうことも想像した。
しかし、やはり私には
苦手な分野の作品でもあった。
私の映画芸術の
リアリティを重視する思考性に対して、
ミュージカルは舞台芸術と共に
象徴性やデフォルメ描写が重要な芸術だと
思っていて、
映画で好きな作品は「シェルブールの雨傘」
と「ジーザス・クライスト・スーパースター」
など、数少ない始末。
この作品、「マイ・フェア・レディ」を
模した設定に若干の興醒め感があったり、
通常の描写から突然歌い踊り出す設定が、
何故かインド映画が想起される等、
周防監督らしからぬ
オリジナリティの欠如性を感じると共に、
そもそもが通常の台詞と歌の両方が混在する
という私には苦手な構成に、
作品の世界に没入することは出来なかった。
ところで、引き続き京都が日本の首都で、
京都弁が日本の共通語になっていたら
現在とはどんなに異なる日本が
あっただろうかと、
京ことばの優雅で穏やかな特異性に
妙な想像が頭をよぎった。
楽しいです
百春のブログを見て、舞妓になりたいと京都にやってきた春子。鹿児島弁と津軽弁を話す彼女は、言語学者の京野の計らいで見習いとなる。慣れない言葉や作法、舞の稽古に励む春子には、皆に内緒にしていることがあるが。
舞妓と芸妓の違いは知りませんでした。彼女らの厳しいところを、描いていたのも良かった。鶴一姐さんが、いいアクセントになっています。なんだ、皆気付いてたのか。クライマックスで、男衆青木がかぶってるかつらは!観終わった感じは、「Shalll we ダンス?」のようで楽しいです。
上白石萌音は、津軽弁鹿児島弁京都弁、さらに舞と大変だったろうに、大した娘さんです。彼女と田畑智子の舞妓姿が、似合ってます。渡辺えりは、ちょっとこわい。タイトルは「マイフェアレディ」の洒落だったのか。
初々しさがとてもいい上白石萌音
上白石萌音扮する鹿児島育ちの西郷春子は、京都下八軒で舞妓になりたいと訴えた。春子は言葉遣いや挨拶の仕方から教わった。
一部ミュージカル調なんだね。ちょっと観ただけでも舞妓になるのは大変だ。声まで出なくなるなんてね。上白石萌音は本当に初々しさがとてもいいね。小春の舞妓姿もなかなか良かったよ。
萌音ファンの見逃し禁止
見逃していたが、萌音好きとしてはBS放送で補完出来て大満足。おぼこさ全開の萌音さんが、終始愛おしい。「カムカム…」で兄妹になる濱田岳とのやりとりはエモい。長谷川博己の歯切れの良さも好き。萌音さんの歌も、周防義和の劇伴も相変わらず心地よい。若干、展開が緩やか過ぎるのが玉に瑕。
主人公の成長に胸が熱くなる!
日本のミュージカル映画に苦手意識があり公開された頃は観てなかったんですが、上白石萌音さんという女優を知りDVDで鑑賞。萌音さんの歌声と田舎娘が舞妓に成長する演技に驚かされました。
彼女を知ったのはドラマ恋つづでしたが、彼女は、見た目だけじゃなく内面的に成長する姿を演じることに長けているんだと思います。
彼女を抜擢した周防監督。すごいです。
メイキングなども拝見しましたが、この作品への取り組みが萌音さん自身の映画界での成長記録と重なりより感動しました。
笑えて楽しい!舞妓✖️ミュージカル!
宝塚歌劇団を観劇してるような気持ち!
うっとりする美声、優雅な舞、観客を花街へ連れて行ってくれる。
本格的な芸者&舞妓の振舞いなのに、笑いもしっかりあるのがすごい。厳しい修行に叱られたりはあるけれど、登場人物はみんないい人で気分爽快!
花街の裏の裏まではないけれど、裏もしっかり明かして本格的なのはお見事!外国の人にもぜひ観てもらいたいな。
上白石萌音の実力はすごい!田舎のイモ娘から見事な舞妓レディに変身!
上白石萌音の舞妓っぷりは目を見張るので、ぜひ観て欲しい!美しさに魅了されるから!
京都弁の魅力
舞妓になることを夢見る青森出身の少女・春子(上白石萌音)の成長物語。
主人公が悪戦苦闘しながら、舞妓に必要なスキルを修得する過程を丁寧に描いている。習得の中心は京都弁であり、主人公は容赦ないトレーニングを受け、失語症にまでなってしまう。
しかし、効果的に挿入される歌が奏功して作品を和ませている。周防監督がミュージカルという手法を使った意図だろう。
夢が叶って主人公が舞妓になったシーンでは、既に、主人公にかなり感情移入しているので、主人公の親になった気持ちになって、ほっとする。
京都弁に焦点を当てたことで、我々が、京都から受けるイメージのなかで、言葉=方言の持つ意味が大きいことが浮き彫りになっている。京都弁=方言の魅力を再認識できる。
クドカンよ、これが映画だ。
映画館では2014年9月23日地元のイオンシネマで鑑賞
キャストは豪華な顔ぶれ
周防監督作品ではお馴染みな人たちも初めて見る人も
舞妓をテーマにした映画といえばやっぱりこれ
まず最初に思いつくのが『舞妓Haaaan!!!』という人とは良好な人間関係を続けていく自信はない
この作品で上白石萌音という存在を知る
全然美人じゃないけどかわいい
広い意味で頭もいいから芸能界で長くうまくやっていけるだろう
周防監督のセンスを感じる
丁寧に取材し丁寧に調べ丁寧に作り込んでいる
舞妓や京都の文化に敬意と愛情を感じる
宮城の県北から出てきた某田舎モンはこれを百回は観て深く深く反省してほしい
たびたび始まるミュージカルが素敵
日本語のラップは今も大嫌いだけどこの作品で日本語のミュージカルを受け入れる事ができるようになった
大円団のミュージカルは邦画の名場面百選に必ず入れたい最高の見せ物
鯱鉾やる田畑智子は演技抜きで本当に苦しそう
千春さんがネットとかブログとか知らないはずないのに惚けるところが面白い
京都の人たちは閉鎖的で古めかしいとずれまくったイメージを披露する無知で田舎者のネット民がいまだにいるが残念だ
そもそもイメージなんてあてにならない
そんなときに使う『イメージ』は「たぶんそうじゃないかな?よくわからんけど」っていう無責任なニュアンスが込められているんだから事実と違うことが多いのは当然
方言がおかしいと指摘する人が毎回毎回いるが役者さんたちはにわか勉強で一生懸命に取り組んだのだから優しく大目に見てほしい
日本生まれ日本育ちの日本人の英会話はネイティブな人たちが聞けば変らしいけどそれを小馬鹿にしたら差別だぞ
映画としてはそれほど重要なコンテンツじゃないしどうせなら受け入れて楽しんだ方がいい
まあもっとも春子も京野先生も里春ねえさんも京都出身ではない設定だから助かっている
岸部一徳と田畑智子は京都出身で富司純子は和歌山出身っても助かっているし見事なキャスティング
文化的でためになるし何度観ても楽しかった
最高のエンターテイメント
上白石萌音の魅力、炸裂!
Amazon Prime Videoで鑑賞。
「マイ・フェア・レディ」にオマージュを捧げながら、津軽弁と鹿児島弁のバイリンガルな女の子が、花街のしきたりと京言葉に悪戦苦闘しながらも、言語学者の力を借りて一人前の舞妓になろうと奮闘する姿を描いたミュージカル。
上白石萌音の魅力が横溢していました。東宝シンデレラの特別賞を妹の萌歌と共に受賞して間も無い頃のおぼこさが残っていて、田舎から出て来た感が滲み出ているな、と…
春子ちゃんの舞妓としての成長物語が、女優・上白石萌音の成長物語とリンクしている印象があり、新人を起用したことで出せた独特の味わいだなと思いました。
何よりその歌声が素晴らしい限りで、抜群の歌唱力はまさにミュージカル向きでした。伸びやかでかわいらしい声に、相当な癒しの力が秘められているのは間違いない。
脇を固める名優たちの演技もいい。特に富司純子や草刈民代の所作の美しさたるや。手先・足先まで気品が備わっていると云うか、動きのひとつひとつが上品でございました。
[余談]
京野センセの研究室にあった階段が、ヒギンズ教授の部屋にあったものと同じようなデザインの螺旋階段でした。2階の本棚ズラリも同様。細かいオマージュが嬉しかったなぁ…
※修正(2023/04/25)
未知の世界を見れたということで
おそらく私はこれからも一生訪れることがないだろう、京都の「花街」(「はなまち」ではなく「かがい」と読むのだそうです)で、田舎出身の女の子が舞妓さんを志願して、1年掛かりで舞妓さんとしてデビューするまでを描いた、ミュージカルみたいな映画です。
ストーリーとしては予定調和そのもので、たぶん誰にでもすぐに思いつく、そのまんまのお話です。
特にコメントするまでもありません。
なのでこの映画の楽しみ方は、ディテールを楽しむということなのでしょう。
そういう意味では、ある程度は楽しめましたよ。
さて個別の演者についてですが、姉さん役の草刈民代は、踊りはさすがに抜群ですが、京都弁がちょっと相当に酷いと言わざるをえず、ほかにも京都弁がおかしな俳優が何人も登場するので、愕然とします。
劇中、気持ち悪い妙チクリンな京都弁が飛び交い、そのせいでストーリーそのものに没頭することができません。
生粋の京都人に限って人選をするなり、オーディションで候補者の言語的な能力の確認を済ませてから配役するなりしておくべきではなかったのでしょうか。
天才的な言語学者って役柄の長谷川某が、京都弁を楽譜で説明しているほどに独創的な役柄なのに、肝心な本人がおかしな京都弁を口にするのでは、ねぇ。
関西弁って、そんなにむづかしいものでもないと思うのですが。
おかしな京都弁についての感想は、これぐらいにしておきましょう。
富司純子の若い頃を演じた大原櫻子さん。
彼女が出ていた時間は3分間ぐらいですが、実力を発揮していました。
今後、要注目の若手女優さんだと思います。
ドラマはさして盛り上がることもなく、淡々と努力する女の子の姿を描くだけの映画です。
知らない世界を見せてくれたという一点だけが評価のポイント。星みっつでも甘い評価かとも思いましたが一応そういう評価にしておきます。
全119件中、1~20件目を表示